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「E3 2006」情報 俺的メモ(2) 「Wiiについて」 [◆ゲーム]


前回のPS3についての続きです。

今回は任天堂次世代機「Wii(ウィー)」について。





これまで「レボリューション」というコードネームで公開されていましたが、
E3前に正式名称の発表がありました。

細かい仕様はさておき、気になった部分のみ個人的コメントをば。




・独特のコントローラ

「Wii」の特徴と言えば、まずココ。

E3では実際に触って確かめられたということで、TVのニュースや
ネット上のムービーでも、そのプレイスタイルを見ることができました。

任天堂といえば「Wii」を語る前にまず「DS」。
DSはタッチペンという携帯ゲーム機では独特な操作方法がウリですが、
発売前は「そんなものが受け入れられるのか?」と賛否両論でした。

しかし今や携帯ゲーム機のシュアをガッチリ確保してしまったという例もあり、
「独特な操作形態」というのが「アリ」と認識されるまでになりました。



そして「Wii」のコントローラ。
この細長い棒のような形状のコントローラを振ることで、
様々な認識ができるという優れもの。




特に「Wii Sports」というシリーズで、スポーツ系ソフトがいくつか
出るようですが、E3で発表のあった「テニス」や「ゴルフ」といった
スポーツゲームでは、まさに本領発揮というか、
一般の方でもすぐに馴染めるというのがポイント。

任天堂の目指しているのは、ゲームをしないorゲームから離れてしまった
ユーザーをゲームに呼び寄せること。

ここでスポーツゲームを出すのは上手いところだなと思うのです。


ファミコンブームでゲームに熱中した世代はすでに20代後半~30代。
ゲームはしないけれども、機会があれば身体を動かしておきたいお年頃。

日常、運動をしない世代になってしまった旧ゲーマーの方たち
「スポーツゲーム」を提供するわけです。

これまでのゲームと違って指先だけではなく、身体を動かすという
アクションが入ることで、少なからず「運動」ができることになります。

また、「直感的な操作が可能」ということになるので、
今のゲームは難しいと考えている一般層が寄ってきます。

いわゆる親世代が「Wii Sports」のターゲットになるわけで、
ソフトが出るときは、そうしたCMを打つことでしょう。





■DRAGON QUEST SWORDS
               仮面の女王と鏡の塔


有名RPGの筆頭、「ドラゴンクエスト」。その最新作がWiiでの開発を発表。
もうこれだけでガッチリとユーザーの心を掴んだと思います。

ドラクエには、「剣神ドラゴンクエスト」という体感ゲーム機があります。
これはソフトとハードが一体化されているゲーム機で、
付属としてオモチャの剣が付いています。

画面に出てきたモンスターを、実践さながらに剣を振って倒していくというもの。
これと同じことがWiiだけで出来てしまうのはオイシイ。

今回の最新作がそうした仕様になるとは思えませんが、
別シリーズとして、Wiiで発売されてもおかしくはありません。

「SWORDS」という部分から、もしかしたらそういう仕様になる? とも勘繰れる
ところですが、まだ画面写真も出ていないため、詳細はわかりません。

「ドラクエ」以外にも、こうした体感ゲーム機は他メーカーからも出ているので、
「体感ゲーム機からの移植」という作品が出てきそうな気もします。





■The Legend of Zelda: Twilight Princess

ゼルダ最新作です。個人的に食いつきました。

「Wii」は、その細長いコントローラからコードでつながる
「片手で操作できる形のコントローラ」も付くようです。



まるでヌンチャクのようなので、ヌンチャクコントローラという
名前になっています。

ゼルダでは、「武器が2本の刀に変わって二刀流のように敵を切りつける」
という演出もあるようで、スポーツゲームではなくとも、
すでに身体を使った遊びができるようです。まさにアクションゲーム。

ゲーム自体として「ゼルダ」は安定株なので、
入力形態が変わろうとも素晴らしい作品になることは保障付きです。





■Super Mario Galaxy

スーパーマリオの最新作です。
「スーマリ」と聞いただけで買いの一本となることでしょう。
キラータイトルの1つであることは間違いなし。

ゲームキューブでの「サンシャイン」では、「放水」という操作が追加されて
個人的には「面倒になった」という印象でしたが、
E3の情報を見ると、「マリオ64」系に戻った感じで安心です。

それがWiiコントローラでどんな楽しみ方ができるかが気になります。

ただ、あのコントローラで微妙な操作ができるかどうかが問題で、
十字ボタンでの操作部分も残しておいてほしいなと思います。
自分が考えているより大味なゲームになっているのならば、
あまり気にはならないです。





■キラーソフトと人気の持続

他にもたくさんのタイトルが発表され、任天堂のWiiに注ぐ熱意を感じました。
値段が出ていませんが、PS3よりは安くなることでしょう。

まずは子供よりも大人をターゲットに、スポーツ系を出して
「楽しみながら運動ができる」をコンセプトに盛り上げていくような気もします。

DSで「脳を鍛える」が爆発的人気になったことからも、
その販売方法のうまさを上手に活かしてくるのは当然。

親がハードを買えば、子供がそこから先のソフトを買ってくれる。

「スマブラX」などは子供にとっては買いの一本です。
「MGS」の「スネーク」が出るということで、
これまでと違う層の方からも注目されています。

「バイオハザード」シリーズの開発も決定され、
こうした多々あるキラータイトルを順々に出していくことで、
長く人気を保てることでしょう。





■ネットワーク

DSで前例がすでに構築されているWi-Fiを使ったネットワーク
取り込んでくるため、この点も注目です。

「GAME Watch」のこちらの記事で、


「たとえば「どうぶつの森」のようなゲームでは、電源を落としている間に
友達が自分の村に遊びに来て、メッセージやプレゼントを残していく、
といったようなことも可能になる」

「ネットワークコンテンツはこれまで、プレーヤーが能動的にコンテンツを
取りに行くものだったが、Wiiではプレーヤーが意識することのない、
受動的なアクションも可能になる。」


というコメントから、ネット=能動的というイメージに対して、
受動的、すなわち「受身のネットゲーム」という新たな試みを
創造してくるようです。





■まとめ

特殊なコントローラを兼ね備えたハード
そしてキラータイトルの充実、
さらにはネットワークに対する任天堂としての何か新しい試み。

どれを取っても注目せざるを得ないというのが今の心境です。


値段は発表されていませんが、PS3より高くは無いと想定してみると、
すでにスタートラインは任天堂が一歩リードというところでしょうか。

コントローラが特殊なため、しばし静観するゲーマーもいるとは思いますが、
予約さえ取りづらくなるほど人気が出そうだと思いました。
現時点で予約が開始されたとしても、予約を入れてしまいそうな自分です。

実際にこの2つのハード戦争が、この先どのようになるのか。
1人のゲーム好きとして目が離せない状態です。


…もう1つのハード? ノーコメントです(笑)






■余談 (以下、独り言。真偽のほどは自己責任で)

スーパーファミコン全盛期、任天堂は天狗でした。
今や黒歴史としてその存在が葬られた「バーチャルボーイ」が発売された当時、
「なぜこのご時世に単色のフレームゲームなのか?」と囁かれました。

そのときの任天堂の社長が「バーチャルボーイで契約を交わさなければ
(すなわちこれでソフトを作ることを約束しなければ)、スーパーファミコンでの
ライセンスも結ばない」と豪語するほどの傲慢さがあったのです。
(…というウワサがあったそうな、にしておきます)

人は高みに立つと周りが見えなくなり、エゴになります。
その後、PSの登場によって首位が変わり、任天堂はハード競争から一時撤退。
PSかサターンか、PS2かドリキャスか、といった感じで、
ニンテンドウ64が発売されるも、その存在は薄かったです。

同じ人間、同じ会社が首位を握っているのは、
消費者側にとって決して良いことにはなりません。
それは社会を見ていてもわかるように。

傲慢な任天堂からの解放によって、ゲーム業界は再び活性を取り戻した
と言っても過言ではありません。

しかし任天堂は諦めませんでした。
一度首位を独占したモノが、改めて下積みから形成し直していきます。
これは並大抵の努力ではありません。
首位奪還をジワジワと狙いながら、努力の結果、任天堂は生まれ変わりました。
それがDSの成功にも繋がり、その名を再び知らしめて現在に至ります。

さて、今のPS陣はどうでしょうか?
PSが発売され、販売台数も伸びていた頃のSCEIはとにかく必死でした。
慣れない市場への進出に、かなり努力したと思います。
しかしながら現在、PSは1部署の製品からSONY全体を担うプロジェクトへと
成長しました。
これがマイナス方向へと進んでいると思うのは私だけでしょうか。
SCEIの社長が簡単に口が出せなくなってしまった製品。
SONY幹部からの支持もあって巨大な成長を見せる反面、
細かい部分に手が届かなくなってしまった感があります。
この現象は、まるで以前の傲慢な任天堂の姿を見ているかのよう。

高みに上ってしまったPS。
ここで再び首位を受け渡し、当時の任天堂同様、お灸をすえる状態となるのも
業界再編として良いのではないでしょうか。
(一箇所の首位独占が続く状態が、あまりよろしくないのでは、
という気持ちからの意見として)


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