SSブログ

CLANNAD ~AFTER STORY~ 第18話「大地の果て」 [◆アニメ]

000.jpg

そろそろ泣かせようと考えているようだが、その手には乗らないぜ!
そんな見えすいた感動話なんか…、くっ…!




002.jpg

初めての親子旅行。
まだどことなくギクシャクしている様子だな~。

朋也としては大して気にせず選んだオモチャを買い与えるものの、
汐(うしお)は気に入った様子。
朋也を気遣ってるのかと、このときは思った。
どことなくアバンタイトルでのロボを思い起こさせる顔したオモチャだね。







003.jpg

「ママのこと教えて」

古河夫妻は教えてくれない。
だから聞いてはいけないことなのだろうと感じつつも、やっぱり知りたい。
この人ならきっと…
恐れながら聞いてはみたものの、朋也が語るはずもなく…







005.jpg

お花畑を無邪気にはしゃぎ回る汐が可愛らしいね!
そしてオモチャを無くす…と。

探し続ける汐をよそに、その場を離れる朋也。
思い出の地なのは仕方ないけれど、娘を放っておいていいのかと。
その後、朋也は祖母に出会い、父の過去を知ることになるけれど、
見ているこっちはずっと汐が気になってたよ!

嫌っていた父親と、実は同じような立場になっていた。
なんてのは何となく想像がついていた要素だったので、
その経験を今の自分にどう活かすかが朋也の課題だな。







さて、ここからだ。


007.jpg

夕暮れになっても、いまだオモチャを探し続けていた汐。

「あれ、1つだけだから…」

「売店にたくさん売ってたろ」

「選んでくれて買ってくれたものだから…初めて…

パパが」


このタイミングでパパと言わせるかー!
だいたい小さな女の子を持ってくる時点でズルイわ!
朋也同様、こっちも何か突き刺さったじゃねーか…





「これからは……そばにいてもいいかな?」

今まで放っておいたという罪の意識があるのだろう。
祖母から父の話を聞いたこともあり、
汐からのパパという呼びかけに、
自分はこの子の父親なんだと、やっと認識するようになったのだろうね。







009.jpg

「もう我慢しなくていい?」

古河夫妻に預けられ、
ずっと彼女なりに色々なことを我慢してきたのだと思う。

大人は、泣いている子供に対して泣くなと言う。
それは泣くことが恥ずかしいとか卑怯だとか、そんな経験を積んできたから、
子供に対してもさらりと口に出してしまうのだと思う。
しかし子供は泣くものだ。

父親に会えた嬉しさ、ちょっぴり気恥ずかしさもあるけれど
本当は嬉しさを表現したかったのに、どこか抑えてしまっていた。
母親のことを知りたい、父親にも甘えてみたい。
子供として当然の気持ちだ。

それを汐はこれまで全部我慢してきた。
今、それが一気に吹き出してしまったのだろう。
父親の胸の中で泣き崩れる汐。
5年の歳月を経て、ようやく互いの気持ちが通じ合えた瞬間なのだろうね。

…ここちょっとヤバかった。
そんな見え見えの泣かせポイントに釣られてたまるかー!と耐えたよ。
危なかったぜ。







011.jpg

「なあ汐、ママの話聞きたいか?」

この子の父親なんだと認識したことにより、気が緩んだのだろう。
汐が聞きたがっている母親の話、渚と出会ったあの日の話を語り始める。







012.jpg

「それから、ママは……」

今まで自分の中では封じていたであろう、渚との思い出。
思い出すだけ惨めで辛くてどうしようもなくなる自分が嫌で、
この5年間、思い出すことを避けていたんだと思う。







021.jpg

「渚…!」

思わず発する、愛しい人の名前。
好きで好きでたまらない人の名前。

娘に話してあげようという軽い気持ちで話し始めたものの、
一気に渚との思い出が駆け抜けてしまい、
抑えていた悲しみが津波のように押し寄せてきたのだろう。
まるで不意を突かれたように大粒の涙が朋也の頬をつたう。



…いや、不意を突かれたのはこっちもだ。
朋也の男泣きに、こちらももらい泣きしてしまったよ。
これは予想外。

泣かせるポイントはすでに過ぎたと思いきや、
まさか二段構えでくるとはな!

父親として覚醒した朋也に、渚との思い出で泣かせるなよ~!
思わず涙腺が緩んでしまったじゃないか。
…ちきしょう、京アニの思惑通りだろう、これは。
絶対に泣くものかと構えていたのにさ。



そんなわけで今回は泣きの回でした。
なんだか俺も渚に会いたくなってきたよ。




タグ:CLANNAD
nice!(10)  コメント(9)  トラックバック(11) 

nice! 10

コメント 9

「直chan」

汐のパパ発言のあたりから、気が付くと、泣いていました。涙が流れてくるほど……。アフターストーリーでは、16話に続いて、2回目です。演出がにくいですね。この先、何回、泣かされるか……気になるところです。
by 「直chan」 (2009-02-15 03:13) 

bapio

この感想読んでても泣けてきたよーーーーー(; ;)!!!
この回だけ先に見たいよーーー(; ;)

ダメだ…この回絶対泣くな
悲しい話は好きじゃないけど、泣くとわかっててハンカチ用意して見る分には全然かまわないぜ!
作業中につけとくアニメじゃないけどw

今回は泣いた人続出みたいですねぇ^^A
悲しい話好きじゃないんだけどなぁ…
これは見なきゃなって思ってしまいますよ

by bapio (2009-02-15 16:44) 

カルディア

「直chan」さん>
こんばんは~(・∀・)ゞ niceありがとうございます!

>気が付くと、泣いていました
あのパパ発言はズキューンと突き刺さりましたね。自分も涙腺スイッチが入ってしまって、泣くものか泣くものか…と我慢しました。まぁ、完全に目は潤ってましたけどw

>この先、何回、泣かされるか
まだ泣かされるのかー!
汐との交流で絶対に1度はやられると思ってはいましたが、今回それが終わったのでもう泣かされることはないだろうと……いや、やってきそうですねw
1期からの地盤が固まってきているだけに、泣かせシーンは多量に投入できそうな予感。
by カルディア (2009-02-15 22:28) 

カルディア

bapioさん>
こんばんは~(・∀・)ゞ niceありがとうございます!

>この感想読んでても泣けてきたよー
すごい誉め言葉ですw
頑張って言葉を考えた甲斐がありますよ。

これね、泣くよw 分かっていても泣くね!
でも一期からちゃんと1話ずつ見てくださいねw
いきなりこの回を見ても、たぶん思いのほか泣けない可能性もあると思う。なのでせめて一期と、二期は…序盤はいまひとつでしたが、せめて10話あたりからは1話ずつ見てもらいたいかな。渚との日々があっての汐ですから。

悲しい話は私もあまり見たくはないですが、これは人の成長を垣間見られる回だったので、とても良かったと思っています。
by カルディア (2009-02-15 22:36) 

カルディア

piporaさん>
niceありがとうございます(^▽^)

エルティアさん>
niceありがとうございます( ̄▽ ̄)

うっちーさん>
niceありがとうございます(⌒∇⌒)

パールさん>
niceありがとうございます(・▽・)

by カルディア (2009-02-15 22:38) 

HINAKA

HINAKAです。

カルディア様

冒頭の、「そろそろ泣かせようと考えているようだが、その手には乗らないぜ!そんな見えすいた感動話なんか…、くっ…!」まさに、その通りです。
物語の展開として、正直なところ渚を殺した時点で、この物語は180度近く方向性が変わったと思います。

この辺は拙ブログ記事にも、掲載していますので、念の為にトラック・バックさせていただきます。
ただ個人的には、これは泣くだろう!?泣くしかないよな!的な敢えて乱暴な言い方をすると、日本人好みの情緒的な、「お涙頂戴の、浪花節的展開」は正直好きにはなれません。
昔から言われている通り「泣かせる」事は簡単だが、「笑わせる」事は難しい!という事で、ここからいかに明るい展開に持って行くかを、期待したいと思います。

それでは、また。





by HINAKA (2009-02-16 00:59) 

mana

泣けましたねぇw
私は1期からあまりクラナドには思いいれが無かったのですが。
泣きゲーのアニメ化ってことで初めから泣きの展開は予想はしてましたし、そんな予定調和な感動なんてもんに流す涙は無えよ!って思ってました。
しかしながらこのASを見始めてからはそんな気持ちはどこかに逝ってしまったようですw
確かにそろそろ泣かせる展開くるだろうと予想はつきましたし、見てるほうも身構えてしまったり。でも泣かされますね。2度見ましたが同じ所で泣かされます。私は婆さんの話でまず泣けました。だから都合3度波がきたわけですねw先が分かってても泣ける。多分何度見ても泣くんだろうなw
それは単に泣ける展開の脚本って事だけじゃなくて、緻密な作画、丁寧な背景、先回あったEDに繋がる持って行き方や、今回の1期OPはここだったのか!と気付かせる細かい構成など、1期からの積み重ねによる京アニの高いクオリティーが土台を支えてるからこそ見たものの心を震わせたのでしょう。私は現時点で素直に素晴らしい作品だと思いました。

by mana (2009-02-16 13:39) 

カルディア

HINAKAさん>
こんばんは~(・∀・)ゞ niceありがとうございます!

確かにお涙頂戴だったのかもしれませんが、私は良かったと思うんですよ。
明るい展開はそれこそたくさん見せてきた作品なので、終盤のここで1つ感動を!という運びは、シナリオ構築の仕方としても分かるな~と感じます。
あとは見せ方の上手さ。単純に泣かせてやろうではなく、真剣に泣かせようとするその計算されたカメラワーク、カットイン、間の使い方、そして多段技を使ってくる作りには、素直に泣かせてもらえたなと思っています。
by カルディア (2009-02-16 23:19) 

カルディア

manaさん>
こんばんは~(・∀・)ゞ niceありがとうございます!

>そろそろ泣かせる展開くるだろうと
”してやられるものか!”と身構えていたのは自分だけではなかったのですねw それでも泣かされる自分って…(T△T) 悔しい反面、気持ちがいいw

>2度見ましたが同じ所で泣かされます
自分もですw
祖母、汐、朋也の3段階に分けたとして、他の人の意見を見て回ると、人それぞれツボが違っていて面白いな~と。なにこの多段攻撃w

自分は、渚を思い出す朋也の涙がとにかくツボ。
この感想を書くためにもう1度観た際にも泣いてしまいましたよ。観ている側としては、一期から長く渚という女の子を見てきているわけで、同じように駆け巡ってしまうんですよ。これにはホントやられたな~。

>京アニの高いクオリティーが土台を支えてるからこそ
ほんと上手いですよね。身構えていたのに…w
カメラワークなどの見せ方もさることながら、間の使い方も上手い。
二期は序盤ちょっと残念な状態でしたが、中盤からが凄いわ…。
by カルディア (2009-02-16 23:31) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 11