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機動戦士ガンダムUC episode 5 黒いユニコーン [Blu-ray] 購入レビュー 「ガンダムは敵!」 [【アニメ】商品レビュー]

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「受け止めなさい、バナージ」

今回は色々な思惑が交錯しているため、
原作未読では1回で内容を把握しづらい作りだなと感じた。
けれど理解してから再視聴すると、これがとても面白い。
複雑だからこそそれぞれの行動に意味があって楽しめる。
あとブライトさんがカッコイイわw

というわけで、5巻の感想を。





◆パッケージ
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◆感想
前回、シャンブロ(MA)との決着が付いた瞬間に空から振ってきた黒いユニコーン。
新たな敵が来たかと思いきや、搭乗者はなんとマリーダさん!?
ってことであっけなく連邦に回収されたユニコーン。

今回、ラー・カイラムに託された計画は、
ビスト財団の巨大輸送機ガルダへ、バナージとユニコーンを移送すること。

しかしその計画を阻止するように、ブライトがルオ商会へ手を回す。
ルオ商会の窓口としてベルトーチカが出てきたのには驚いた!
さらにカイも登場し、彼を通じてガランシェールが動く。
目的はガルダにいるミネバ奪回だ。

どうやらブライトは連邦を裏から動かす財団をあまりよく思っていないようだね。
財団はミネバを取り込もうとするし、連邦も動かす。
両方手中に収めて、まるで世界掌握を考えているかのようだ。
目先の目的として「ラプラスの箱」なのだろうけれど。





「これまでガンダムに乗ってきた者たちも皆そうだった」
ブライト以外にこんなにもガンダムパイロットを導ける人なんていないだろうね。
バナージにとっては1艦長の言葉だろうけれど、
ことガンダムパイロットにおいては彼が一番の理解者だと思うよ。

移送前にガランシェールによる阻止があることをバナージだけに教え、
ミネバ奪回の手助けを促すあたりも役者だ。

表向きは財団への移送。
しかしユニコーンもバナージも、そしてミネバも渡さないという裏の作戦。
凄いよこれw
ブライトさんだからできるんだろうね。
要となる3要素を全部渡しませんって、随分と大きく出たものだなぁ。





「引っ張られるな、こらえろ!」
ガルダへの移送中、ガランシェールが出現。
ここから大空中戦の始まりだ!
さらにバナージも動き、バンシィとのユニコーン同士の空中戦が勃発!
バンシィの武器って、強力そうだけれど軌道が安定しないビームだね。

バンシィのNT-D発動に呼応して、急にユニコーンも発動し始めてしまう。
発動したバンシィと、発動していないユニコーンが対等に戦っているけれど、
黒いほうは思ったよりも強さを感じられないなぁ。
マリーダの精神が不安定だからなのかな。





「私はザビ家の女です」
単身ガルダへ乗り込んだリディがミネバを救おうとするものの、伸ばした彼の手を避けるミネバ。
これ完全にフラれましたね。
女性としての関心だけで動いている男に、ミネバ・ザビの心が揺らぐわけはない。





「受け止めなさい、バナージ」
自ら空へ身を投じるミネバ。
まるでそこにいる執事を呼び寄せるかのように、バナージの名を呼ぶ。
お願いじゃなくて命令口調w
高貴な姫さんのこの言葉がなんとも言えない。

バナージは戦闘中で聞こえるはずもない。でも聞こえちゃう。
そこはほら、ニュータイプの成せる技ですよ。
バンシィ相手に見せなかったNT-Dを、ミネバを助けるために発動させるとかw

ミネバのバナージを見る目は、明らかにリディのときとは違う。
「ここで待っていてくれ」というバジーナの言葉に、
はいと答えるその一瞬だけは、ザビ家を感じさせない1人の少女の顔だったね。





「お前もガンダムか!」
次にマリーダとジンネマンを救出するために再度ガルダへ。
格納庫で再戦する白と黒のユニコーン。
不安定な状態のマリーダは「お前もガンダムか!」とリディへ襲い掛かる。
いえ、デルタプラスです。
当然相手にならずにボッコボコ。
ますますリディはガンダム嫌いになるわこれ。

そこへ元マスターのジンネマンが現れ、マリーダを説得して財団による洗脳が解ける形に。
一件落着、あとは宇宙で待つネェル・アーガマにたどり着けば良し。
しかしここにバンシィを残しておくとリディが・・・、という不安どおりになりそうな雰囲気。
なんかもう、どんどん落ちていくなぁリディはw
バナージへの嫉妬もあって、次はリディが搭乗したバンシィと戦いそうだね。





「宇宙(そら)に帰ってこい、バナージ!」
宇宙からギリギリの高度で待機するネェル・アーガマ。
放ったワイヤーはガランシェールに一歩届かない。
そこでユニコーンが間をつなぐ。
いやこれ腕が千切れちゃうでしょ!
ってところでサイコフレームの優しい光。
『逆シャア』でもあった演出だね。すべて丸く収まる不思議現象。





「ネオ・ジオン!?」
無事に宇宙へ飛び出せたものの、今度は友軍(連邦)による攻撃。
え、なぜに?
財団の手が回っている?
ユニコーンは燃料枯渇で動かない。

そこへネオ・ジオンによる援護射撃とも取れる行動。
フル・フロンタルのシナンジュがバズーカを発射したところで次回へ続く、と。

なんかもう、敵味方が入り乱れて凄いことになってきてる!







◆総括
初回は色々とゴチャゴチャしていてわかりにくかった。
ガランシェールとラー・カイラムが結託したことが上手く把握できていなかった自分のミスかも。
ジェスタ(MS)のドダイを奪ったり、アンクシャ(MS)を攻撃したりと、
敵味方入り乱れてユニコーンが動くから、初見だと序盤の空中戦からいきなり混乱する。
分かった上で改めて視聴すると、個々の思惑が見て取れて面白くなるんだけどね。
2回見てすごく満足した。
もう次が気になって仕方ないよ~。




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大林 森

仕事さぼって映画館でみてきました。( ;´∀`)仰るとおり、一回だと把握できない事おおいですよねえ。(ヽ´ω`)
by 大林 森 (2012-06-09 11:37) 

亀

自分はゲームでは知ってますが、アニメはまだ見れてないです(涙)
UCは嫌いじゃないんですが、バンシィの方が好きかなwただNT-D機能のせいでプラモはかなり可動域が狭いと言う(涙)
しっかし見れば見るほどチートですね。悪い言い方ですが、Zやニューの向こう側にいっちゃた感じでしょうか。
∀が技術的チートなら、UCはオカルト?的チートってとこですかね。
あ、そうそう6月21日から隔週でカンピオーネ!のネットラジオ「カンピオーネ!~日笠・日高はまつろわず~」が配信されるらしいですよ。よろしかったらぜひ。
by 亀 (2012-06-09 19:54) 

ちょいのり

UCいいですよね~^^
テレビ用に作り変えてくれないかなあ~
by ちょいのり (2012-06-10 16:59) 

カルディア

大林 森さん>
こんばんは~(・∀・) ゞ niceありがとうございます!

大画面で見たら迫力あるでしょうね~。
1度ぐらいスクリーンで見てみたいものです。

by カルディア (2012-06-11 02:18) 

カルディア

亀さん>
こんばんは~(・∀・) ゞ

>プラモはかなり可動域が狭いと
プラモへの興味が沸いていて考えていたところです。
発動モードへの可変が楽しめればいいかな

>Zやニューの向こう側に
『逆シャア』でサイコフレームによるオカルト演出がありましたからね。
その後の話なので、まぁアリかなと思っていますw

>配信されるらしいですよ
了解っす~。聞いてみますね。

by カルディア (2012-06-11 02:18) 

カルディア

ちょいのりさん>
こんばんは~(・∀・) ゞ niceありがとうございます!

テレビ放送はあまり期待できないかとw

by カルディア (2012-06-11 02:18) 

エムジェイ

カルディアさん、こんにちは

自分は我慢できずにPS3で3回見て、やっとBD到着しました^^
原作は映像化されたところは読む方針でいるので、今回も未読でしたが本当に楽しめました。
特にミネバが飛び降りるシーンは最高でしたね。
また、その後にバナージにガランシェールに残るように言われて「はい」と素直に答えるミネバにときめきました。
ミネバって普段はSですが、好きな人だとMに代わるんだなぁ、と不謹慎な感想を抱いたりw
引きも良かったですし、次の巻が待ち遠しくてしかたないです。
by エムジェイ (2012-06-12 00:37) 

カルディア

エムジェイさん>
こんばんは~(・∀・) ゞ niceありがとうございます!

>好きな人だとMに代わるんだなぁ、と
今回、ミネバが飛び降りてから2人の会話シーンに至るまでの間が特に良かったですね。
軍の指導者として厳しく育てられてきた面もあるのかなと。
けれど中身は多感な年代の少女。
いつもはかしこまった姿勢でいるけれど、バナージに対しては、本来の女の子を垣間見せるほど心許せる相手なんだなと感じられましたね~

by カルディア (2012-06-12 01:20) 

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