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氷菓 第10話感想 折木が答えを出すが、取りこぼしのミス発覚!? [氷菓]

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「キミは本郷の謎を解いたようだな」

入須先輩の静かなる強烈プッシュで折木が動く!
ついに導き出される答えがここに! だがしかし・・・
二日酔いで寝込むえるを覗いてみたい。

第10話「万人の死角」




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「本当にお茶だとは思いませんでした」

高校生でこんな洒落た店を知っているとはいいセンス。
ちょっとミステリアスな入須先輩らしさも感じるね。
そういえば名家のお嬢様だっけか?








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「キミは特別よ」

頑なに推理をしようとしない折木に淡々と、
そして直球でその牙城を崩そうとする入須先輩。
こんなこと真正面から言われたら惚れられたかと思っちゃいそうw

さすが女帝。
相手を見極めた話術で口説いてくるのは
えるとはまた違う魅力で折木を落とせる力を感じるなぁ。








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「カメラワークが悪い」

え、そこツッコむの?w
自主制作らしさを出すための京アニ得意の演出かと思っていたのに。
まるで撮影者がそこにいるかのような素人っぽさがね。








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摩耶花のふくれっ面、かわえぇ!








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「彼らは最初から7人だったんです」

沢木口が言っていた7人目の存在、カメラワークの不自然さから、
カメラマンも1人の登場人物だったという折木の推理。
なるほど、それは面白い仕掛けだ。
文化祭で発表するには十分楽しんでもらえるレベルだと思う。
でもザイルは?








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「これで映画は完成する」

折木が答えを導き出したものの、
入須先輩はどこか無理して納得したかのようにも見えた。
わだかまりは残るがそれでも良しとする的な雰囲気みたいな。








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「(なんだ? あまり驚いてないな)」

折木の推理をもとに脚本が書かれて映像完成。
試写会での評価も上々みたいだけれど、古典部3人は浮かない表情。
やはりいまひとつ納得し難い答えだったみたいだね。








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「どこにもザイルは出てこなかったわよ」

あーやっぱり。ザイルは自分も気になっていたよ。
自分なりの推理をしたときにザイルありきで考えたから、
そこを外した折木の推理には違和感を感じた。

折木、痛烈のミス!
「カンヤ際」のときももう1ステップあったし、
一度不完全さを見せるってのはこの作品の味なのかもしれないね。
パーフェクトではない素人探偵らしさが出ていていいと思う。



犯行にザイルを使ったならば、2階から1階に降りるために使ったと思う。
ただし外ではなく屋内。
見取り図を見ると舞台のあるホールは2階まで吹き抜け。
ゆえに2階へ行った者が怪しいことになる。
また、おそらく犯人はマスターキーは使っておらず、
切られた腕の側に鍵があることから密室作りに腕が関わってくるんだと推測。
う~ん、自分にはまだ材料が足らなくて完璧な答えが出せないでいる。
本当にこの映像だけで答えが出せるのかなぁ。




【過去ログ】
第9話「古丘廃村殺人事件」
第8話「試写会に行こう!」
第7話「正体見たり」
第6話「大罪を犯す」
第5話「歴史ある古典部の真実」
第4話「栄光ある古典部の昔日」
第3話「事情ある古典部の末裔」
第2話「名誉ある古典部の活動」
第1話「伝統ある古典部の再生」







タグ:氷菓
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九竜一三

こんにちは。

いよいよ、入須がその真価を発揮し出しました。

「一人は、学外の人物」
奉太郎、そこは突っ込むべきところだって。(^^;
原作では最初の試写会直後にあったこの台詞を、この後半に持ってきたのは、いい判断だったかもしれません。
原作では「なぜ突っ込まないのか?」と気になってましたから。
入須に真向かいでプレッシャーかけられたら、気づかなくて当然ですよね。
しかし、女帝を操るって……やっぱり大物だよなぁ。

自分が辿り着いた結論は、今回の奉太郎の推理と同じでした。
途中で、「見えない犯人」のパターンに気づいて、後はとんとんと結論が出たんですよね(トリック自体に前例もありますし)。
3人の推理の中での情報を足していくと、犯人は鴻ノ巣(頑張れと言われていた、ザイルが用意されていた、登山部である)に絞られる感じなのですが、それはレッドヘリングだろうと。

……で、結局、作者の罠にまんまとはまっていたわけです。
>カメラマンがそこにいる感を出せているところとかが特に。
>他に出入り口がなければドアを疑うべきだよ。
カルディアさんの観察眼が鋭いな、と思ったのはこの辺りの書き込みでした。
これを突き詰めれば、奉太郎と同じ結論になる可能性が高いなと思ってました。
もちろん、これは間違っている推理ですが、入須にとってはこれで十分だったわけで。

>一度不完全さを見せるってのはこの作品の味なのかもしれないね。
この後の展開、個人的にはかなり驚きました。
そして、最初から最後まで一度たりともぶれなかった、えるの心の在り方に、ちょっと感心します。

あっ、と……。
里志が奉太郎と別れ際、自転車をターンさせたときに見せた表情は、覚えておくといいかもです。
アニメ独自の演出ですが、12話以降の、ある意味伏線になっていますよ。

そういえば、前記事の伊藤かな恵さんも、12話以降で出ますね。
役柄は、まあ、なんというか……。
「トリック・オア・トリートッ!」

長々と失礼しました。m(--)m
by 九竜一三 (2012-06-28 18:48) 

ガッツ

こんばんは~。
やはり謎解き回は見応えありますね。

>ちょっとミステリアスな入須先輩らしさも感じるね
クールビューティー系ゆかなボイスがもうセクシーでセクシーでw
こんな先輩にお茶に誘われるとかもう骨抜きにされるレベルですよね。

>「キミは特別よ」
>相手を見極めた話術で口説いてくるのは
>えるとはまた違う魅力で折木を落とせる力を感じるなぁ
無気力主義の奉太郎ですら乗せられて、ちょっとやる気出しちゃうくらいなんだから、そこらの男どもなんて一発だわw
面と向かって「キミは特別よ」なんて言われたらねぇ。
入須先輩は女帝なんて物々しいニックネームですけど、腹黒っていうより過不足なく相手を評価するって感じの人なんだろうなぁ。
ストレートでしかも嘘がないから、言われた人は入須先輩が向ける以上に期待されていると錯覚してしまうんだなこれは。
そして手足になっているとw
この人はナチュラルに人の上に立つタイプの人だ。
それに目的のための手段にこだわりはなさそうだから、こっちが先輩の期待どおりに動けば、なんかエッチなご褒美をおねだりしても「いいだろう。少しだけだぞ?」とか言って多少は許してくれそうな感じがするw
下心の元に脚ぐらい余裕で舐めるねこれは。

>摩耶花のふくれっ面、かわえぇ!
ジト目とかやのんボイスのコンボは今期最強クラスの破壊力!!
これはたまらん!!w
麻耶花はほかの古典部メンバーに比べて、表情や感情の変化がストレートだから、余計にぐっとくるんですよね。
無気力奉太郎、データベースとうそぶいて本気度の薄い里志、「私気になります」で基本前のめりのえる。
キャラクターの立ってるメンバーの中だから、普通の女の子感がすごいぐっとくるんだと推理してみる。

>沢木口が言っていた7人目の存在、カメラワークの不自然さから、
>カメラマンも1人の登場人物だったという折木の推理。
俺は最初からそう思っていたぜ。
山道を歩くシーンをわざわざメンバーの後ろから撮影してたし、他のメンバーと目線が同じ位置に常にカメラがありましたからね。
あとは、奉太郎が言ってた「何度かカメラマンを気にするような視線があった」というのが、はっきり気付いたわけじゃないけど、無意識に感じてたのかなと。
今回は俺も謎を解いてやったぜ!!ドヤァァァァァ!!!

>「どこにもザイルは出てこなかったわよ」
なん・・・だと・・・?
モロにミスリードの引っかかった感wwwww
というか重要な情報回であるはずの前回見逃してる時点で無理くさいw
ザイルってなんのことよ?って思ってたものwww
とりあえず麻耶花のひそひそ話モード超かわいい。
by ガッツ (2012-06-29 02:12) 

カルディア

九竜一三さん>
こんばんは~(・∀・) ゞ

>それはレッドヘリングだろうと
自分はそのまんま捉えていたんですよ。
ただそうすると7人目が使えないので現状どうしたものかと。
犯人はカメラマンのままに、第二の密室を明かしていけばいいのかなぁ。

>自転車をターンさせたときに見せた表情
顔をアップに影まで作って見せた演出には気になっていました。
伏線になっていくわけですね。覚えておきます。

>伊藤かな恵さんも、12話以降で
そろそろ来ますか!
ほんとこの作品はキャスティングでも楽しませてくれるなぁw

by カルディア (2012-06-29 02:14) 

カルディア

ガッツさん>
こんばんは~(・∀・) ゞ

>クールビューティー系ゆかなボイス
入須先輩のゆかなキャスティングはバッチリですね。
他の人だと単にキツいキャラになりそうなところへ
ゆかなボイスの柔らかさがいい味出ている!

>過不足なく相手を評価するって感じの人
そこが女帝と言わしめる部分だと思う。
相手の器量を見抜き、自分に何ができるのかを判断してくれそうな。
こんな人材は自分の高校時代にはいなかったなぁw
名家のお嬢様が通うような学校じゃなかったからかw

>ご褒美をおねだりしても
それに見合う褒美と判断されればしてくれそうな方だね。
ただしこちらを見据えたまま終始無言で通しそうなw
「終わりか?」と平然と言われてしまいそう。

>ジト目とかやのんボイスのコンボ
摩耶花はかやのんの性格的にも合ってる気がする。
慣れた間柄だとバンバン物言いそうだしw
喜怒哀楽をストレートに表現する普通の女の子が、
このメンツの中では光るってのは上手い設定だよなぁ。

>モロにミスリードの引っかかった感
カメラマンが犯人という部分が間違いかどうかはまだわからないので、
あとはザイルの使い方を考えればいいような気もする。
奉太郎が解かずにスルーした第二の密室の部分が残っているので、
ザイルを使って攻略する方法が解ければ完成かなと。
自分もまだ解明できていないので、次回までに解いておきたいなぁ

by カルディア (2012-06-29 02:34) 

九竜一三

どうもこんにちは。

さて、いよいよ今週が解決編ですね。
本当なら、何も語らずに驚いてもらった方が良いのかな、と思うのですが。
「次回までに解いておきたいなぁ」と書かれているので、ちょっとヒントというか、ポイントを挙げておきたいと思います。
と、いいますか、アニメ版しか視聴していない方々は、これ以上推理を進めることが難しいんじゃないかと思うんですよ。
疑問が出た時点でページを戻れる小説版と、(とりあえずは)一方的に流れていくアニメ版では、やはりアニメ版が推理に不利です。
それに今回に関しては、「氷菓」編に比べて資料等々の表示時間がかなり短かったので、覚えていないということもあるんじゃないでしょうか。

もちろんネタバレはしませんが、ポイントを絞ることで、サプライズの効果を下げてしまう可能性がありますので、気になるようでしたら読まずに放置しておいてください。


<ここから>
資料としてポイントとなるものは4つです(出た順)。
1.ホームズの文庫本から出てきたメモ。2つのメモがアップになるカットがあります。
2.羽場が取り出した現場の見取図。これは、映像と見比べることでわかることがあるはず。
3.本郷の脚本。ちょうど、海藤が倒れている場面が開かれて表示されているはず。
4.沢木口から渡された議事録。ここに、アンケートの結果が書かれています。

資料としては以上の4つですが、1・3・4と、2では全く別の性質を持った資料です。
1・3・4の資料から違和感を感じられたら、あるいは……。

あと、羽場との会話の中にも、違和感のある部分があったはず(ザイルの件じゃなくて)。
こちらは1・3・4と同じ性質を持ちます。
ちなみに、ザイルは2の資料と同じ性質を持ちます。

最後に、本件のキーとなるキャラクタは、やっぱり江波倉子なのでした。
映画の結末とは関係ありませんが。

<ここまで>



以上です。
ひょっとしたら、「あれ、なんか違うんじゃね?」と思われるかもしれませんが、そこはそれ。

それでは、また放映後の伺わせていただきます。<(_ _)>
by 九竜一三 (2012-07-02 16:27) 

カルディア

九竜一三さん>
こんばんは~(・∀・) ゞ

とりあえず<ここから>は見ずにレスします。
あれから何度か観返してはいるんですが、やっぱり辻褄の合わない部分があって、
これをしっかりとした殺人事件のミステリとして解いて良いのか
困っているところです。

奉太郎が出した7人目=カメラマン説を完全になくすならば、
やはり2階に行った鴻ノ巣が犯人になるなと。
ザイルを使って2つ目の密室をクリアするのは彼女なら可能。
ただ、ではどうやって鍵を掛けたのかが見えてこないんですよね。

窓は破られていないのに死体の側にガラス(鏡?)の破片が落ちているのも気がかり。
現在出されている素材だけで、腕を切断させて鍵を掛けるまでのトリックが分らないなと。
本当に解けるのかこれ・・・w

by カルディア (2012-07-03 00:08) 

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