2012年9月末 最終回アニメの評価まとめ 全21本！(2) 友情劇の『TARI TARI』、作画安定の『信奈』！ 『AGE』とはなんだったのか

終了したアニメの評価その２！

9末までに最終回を迎えた夏アニメの感想を数回に分けて書いていきます。

以下、個人的にランク付け。
◎…かなり良い
○…良い
△…まぁまぁ
×…勧めない
また、細かな点数付けも行なっています。

※評価は辛口なところもあるためファンの方はご注意ください。




◆アクセル・ワールド （○） [2クール]

２クール目から面白さ急上昇

スタートは黒雪姫＆チユリとの三角関係を楽しみながらの加速世界バトル。
ややマンネリ化を感じたところへ８話のニコ登場で視聴意欲アップ。
能美との対戦では何度も敗北するが、その成長過程が飽きさせない作りでGOOD。
新技を手に入れても倒せない敵との戦いにはぐいぐい引っ張られたよ。
チユリの裏切りへの理由にも納得でき、
最後は黒雪姫との繋がりをしっかり見せてくれた良い締めくくりだ。

ストーリー・・・4
キャラクター性・・・4
画・・・4
演出・・・4
音楽・・・4
総合的な評価・・・4
総合点・・・24








◆輪廻のラグランジェ season2 （△）

惰性に感じた２期

日常劇は楽しめたが、問題は戦争部分。
一度は友好を結んだレ・ガリテとデ・メトリオ。
二期はインパクトを与えるためかその再戦から始まり、早々に終戦。
と思えば終盤、半狂乱のディセルマインによって再度勃発という。
正直ここでなぜ急に戦いを仕掛けて来たのかが分かりづらい。
二万年前の惨劇へのケリを描くための二期だと思われるが、
一期で終えていたほうが綺麗だったようにも思えた。
EDの「ジャージ部魂！」は好き。

ストーリー・・・2
キャラクター性・・・3
画・・・3
演出・・・3
音楽・・・3
総合的な評価・・・3
総合点・・・17








◆機動戦士ガンダムAGE （×） [4クール]

歴代最低のガンダム

親子三代の世代交代で紡ぐガンダム。
しかし１人１人の物語が記憶に残らないほど印象が薄まってしまい、
世代交代が悪い方向へ動いた作品。

フリット編では人が簡単に死にすぎて自己犠牲がとても安易に映った。
不必要と思える展開が多々見受けられて物語に薄さを感じてならない。
UEの目的やその姿が見えないのも不満だった。
アセム編はゼハートとの友好を見せたかっただけの単なる繋ぎ。
言うなれば『Ｚ』でのシャアに模倣させた立ち位置。
日野脚本ではダメだと判断したのかたまに脚本名に別の名前も見られ、
なんとか収束させた感じ。
キオ編は収拾に悪戦苦闘な印象だったけれど前二代よりは見られたと思う。
全体的に主役以外のキャラの印象が薄く、UE側では記憶に残るのはゼハートぐらい。
敵キャラも立ってこそのガンダムだと思うんだけどね。

主人公機の雰囲気を初代、Ｚ、ＺＺとリンクさせた形は良いが、
特色であるAGEシステムとのリンクがAGE-2では上手く作用していない。
全編通してUEの雑魚MSが虫みたいで格好悪いのは大きなマイナス点。

日曜夕方枠のゴールデンタイムの中で初めて不発と思えるほどのデキ映え。
日野さんが背負うにはガンダムはまだ早い。むしろ今後は自社作品だけに注力してほしい。
これほどお勧めしたくないガンダム作品も珍しいよ。

ストーリー・・・1
キャラクター性・・・1
画・・・2
演出・・・1
音楽・・・3
総合的な評価・・・1
総合点・・・9








◆TARI TARI （◎）

歌とキャラにそそられる友情劇

メインの女子３人が女子高生という年代をしっかり感じるキャラ立て。
特に来夏のキャラは１話目からグッと惹きつけるものがあり、
グラマーな紗羽、ツンな和奏という配置もGOOD。
また嫌味を感じない男子部員を入れての５人構成も良かった。
１話ごとに問題が発生してそれを乗り越えていく作りは丁寧。
歌を通して自然に、そして強く繋がっていく流れは無理なく見ていられる。
好みもあるけどP.A.WORKS作品の中で一番面白かったと思う。
余談ながら能登さんと早見さんのタッグを見てみたいと思っていたので、
まさかの親子キャスティングには私的に沸いた部分だったよ。

ストーリー・・・4
キャラクター性・・・5
画・・・3
演出・・・4
音楽・・・5
総合的な評価・・・4
総合点・・・25








◆織田信奈の野望 （○）

絵が美麗で女の子たちがが可愛い！

初めは女子キャラに頼った作品だろうと高をくくっていたが、
歴史描写も分かりやすく展開も面白かった。
特筆すべきは美麗な作画。
最後まで崩れず、他作品に勝る可愛さを保っていたのは賞賛。
思いのほかロリキャラが多く登場するものの全員可愛いという。
特に小倉唯ボイスの半兵衛ちゃんには悶絶するほど。
脇役に負けず主役の信奈も可愛いかった点もGOOD。

ストーリー・・・4
キャラクター性・・・4
画・・・5
演出・・・4
音楽・・・3
総合的な評価・・・4
総合点・・・24




以上５本。トータル11本。まだまだ続きます！
→　評価まとめ (3)　『黒子のバスケ』は燃えた！『中妹』はナニコレ状態




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タグ：最終回 終了アニメ感想

コメント 8

『AW』は途中話の展開にもたつきを感じたものの楽しめる作品でした｡能美との最後の戦いは熱かった｡黒雪姫先輩のハルユキに対する愛情?は見ている側も少々狂気じみた感はありましたけどね｡総合面では良作間違いなしです｡

『ラグりん』は2期に入ってから駄作に転落した感があったかなと｡ラストは本当に理解しづらくて終始｢???｣状態でした｡

『ガンダムAGE』は…僕自身の感想はブログに書いたけど｢ガンダム｣というブランドを使わなければここまで批判は無かったと思う｡違うタイトルのロボットアニメなら作品の捉え方も変わっていたかもしれないです｡

ちなみにAGEｰ2にはノーマル､ ダブルバレット以外に｢アルティメス｣というウェアがあります｡なかなか面白い設定ですが…まぁ､これは別の機会に｡

『ガンダムAGE』で個人的に最も評価できるのは名曲揃いの主題歌｡ベストアルバムは買う予定です｡

『TARI TARI』は本当に良かった!放映開始前の予告を見てずっと期待していたけど最後まで構成がしっかりしていた｡最終回は感動して涙腺崩壊しそうになりました｡

『織田信奈～』はスイマセン､まともに見ていなかったのでノーコメントで｡でも作画は本当に良かったと思いますよ｡
by ALONSO (2012-09-29 01:21) 

おはようございます。

＞ガンダムAGE
分かります…よーく分かります
けれどシーンの部分部分『だけ』を切り取って見ると悪くないと感じるところも結構あったとは思うんですよ。
例えば最終回の少年フリットと山田のシーンなんかも、そこに至る積み重ねを（フリットの苦悩を描くとか）ちゃんとやってればいい場面になってたと思うんです。
それが出来てなかったから上滑りになっちゃってましたけど。
やっぱ日野さんゲーム屋だからなのかもしれないですけど、作りがゲーム的というか、イベントが全部単発で前後の繋がりに欠けている印象を受けるんですよね。
あとは尺の使い方にも疑問ですし。
特に終盤、大事な局面でジラードとかいうポット出キャラがただ出てきて死んでいくだけに２話使って、ゼハートとの最終決戦が１分って
劇中のセリフ「なにをやっているんだ」を日野さんにぶつけてやりたいですよ。

…長々と申し訳ございません
しかし曲とか設定とか光る部分もたくさんあっただけにこの有様が本当にはがゆいですよ。
願わくはスパロボ等別媒体での活躍を期待したいです。

ではでは
by 風龍 (2012-09-29 07:21) 

ガンダムはキャラデザで全く見なかった。一切見なかったガンダムアニメは初めてかも。

アクセルワールドは主人公がアレなのに可愛い＆美人の女の子たちがいっぱい出てきて羨ましいばかりの良くある展開になっていたが･･･。普通に見られたアニメだ。SAOがなかったら結構良い評価のアニメのはずだったのですが・・・。特にチヨリ（豊崎愛生さん）さんは可愛かった。

輪廻のラグランジェは録画してはいますが、ほとんど見ていません。関西では2時間半の番組として放映されていて、録画すると一番組になっちゃうので一気に見ないといけなくて腹立つ番組構成。テレビ局にメールで何度も抗議しています。

TARI TARIはストーリーに甘さがあるモノの、作画や歌は良かったですね。EDの潮風のハーモニーのカップリング曲のTriple Smileyが好きですね。あと番組中に流れた歌が収録されたCD発売が楽しみです。

織田信奈の野望は武将を女子にするという三国志から始まった流行のキャラデザですが、割と面白かったのですが続編期待したいですね。
竹中半兵衛ちゃんが可愛くて良かったですね。かな恵ちゃんのちょいツンデレ信奈ちゃんもかなり良かったですｗ

by はっちん (2012-09-30 10:39) 

ALONSOさん＞
こんばんは～(・∀・)

＞AW
能美はかなりいや～な相手でしたがそれゆえに倒した時の気持ちよさ。
そういう気持ちを奮い立たせるための幾重もの振りは良かったですね。

＞ラグりん
迷走してた感じはありましたね。
元気の良い夏織ボイスが聞けただけでも良しとしていますｗ

＞ガンダムAGE
ガンダムブランドに新たな旋風を巻き起こしたかったのでしょうね。
そこへ子供作品で成功している日野さんの抜擢というのは
あながち分からないでもない。ただその器ではなかったのと。
歴史がありファンも多いガンダムを他の作品と同列に見ていたための
大失態だと思えますね。

＞TARI TARI
シナリオもキャラも良く練られていた作品ですね。
女性キャラだけなら楽に作れるでしょうけれど、
そこへ男性メンツも入れて上手く構成しところは評価したい。

by カルディア (2012-09-30 15:21) 

風龍さん＞
こんばんは～(・∀・)

＞シーンの部分部分『だけ』を切り取って見ると
確かにそうですが、大部分の作品はそのシーンを見せるために間を繋ぎます。
その繋ぎも上手く見せられるかどうかなのですが、AGEは酷く助長で退屈だったなと。

＞作りがゲーム的というか
その視点は正しいですね。
ゲーム作りに長けているからといってアニメ脚本ができるわけではない。
上手く作用すれば良かったのですがガンダムでは発揮されなかったなと。

＞曲とか設定とか光る部分もたくさん
周囲のスタッフに助けられた面も多々ありますね。

by カルディア (2012-09-30 15:21) 

はっちんさん＞
こんばんは～(・∀・) ゞ　niceありがとうございます！

＞豊崎愛生さん）さんは可愛かった。
分かってらっしゃる！ｗ
初めてチユリがバーストリンクした回で、タクに説明を受けながら
「なに！？」ってちょっとドスの利いた声で返すシーンが好きｗ

＞TARI TARI
＞CD発売が楽しみです
これは売れそうですね。かなり興味の惹かれる一枚です。

＞竹中半兵衛ちゃんが可愛くて良かったですね。
＞かな恵ちゃんのちょいツンデレ信奈ちゃんもかなり良かった
素敵なコメントありがたい！
かな恵ちゃんの信奈ってどうかなと思えて見始めたらかなりハマっていて満足。
半兵衛ちゃんはずるいほどの可愛さでしたｗ
女性化作品は失敗例が多いので期待していなかったのですが、
思いのほかシナリオも楽しめた作品でしたよ。

by カルディア (2012-09-30 15:22) 

カルディアさん、こんにちは

AGEは、ねぇ・・・
自分も見ないことには批判できないので最後までちゃんと見ましたが、本当にひどかったですねｗ
小説やゲームならともかく、アニメにおいて3世代というプロットに無理が一番あるのでしょうね。
1クール少しでそれぞれの世代が終わってしまうので、相当濃度の高い脚本にしないとだめですものね。
まあ、それに至るまでの部分でどうしょうもないところもいっぱいですがｗ
これ以上ひどい作品は当分目にかかれないでしょうし、見たくないですね。

AWとSAOはとても楽しめました。
AWは続編期待しちゃいますよね。
SAOはこれ以上、壁破壊なシナリオは遠慮したいですｗ
by エムジェイ (2012-10-12 23:37) 

エムジェイさん＞
こんばんは～(・∀・) ゞ　niceありがとうございます！

＞AGE
＞相当濃度の高い脚本にしないとだめですものね
なのに隙間を感じるほどの薄さだったのが失敗点だったなと思えますね。
特にフリット編ではそれを感じたなぁ。
世代交代をもっと上手く表現できていれば少しは変わったと思うんですよね。

＞AW
いきなり２クールで賭けてきて大丈夫かと思えたけれど
後半が楽しめたので成功だったなと感じた作品でした。

by カルディア (2012-10-14 00:37)