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ラブライブ!The School Idol Movie 見てきた! 感想(ネタバレあり) ありがとうμ's! [【アニメ】劇場版レビュー]

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「未来のラブライブのために!」

全国のファンが固唾を呑んで待っていた劇場版がついに公開!
μ'sに会える! 9人の和やかなムードに浸れる!
ライブ映像に歓喜できる瞬間がやってきたー!



◆前振り
観覧は新宿ピカデリー。
公開初日に席が取れるか心配だったものの、
スクリーン数&上映回数を膨大に増やしてくれたことで
希望の席がゲットできたのは嬉しい対応。
ピカデリー、わかってるー。


靖国通り側からは大きなイラストでお出迎え。
中に入れば9人のポップが配置されたステージ。
これはCMでも使われている「Angelic Angel」の衣装だね!
和風チックなドレスに扇子を広げた出で立ちが可愛らしい。




二階に上がれば壁に大きく掲げられたイラストと場面写真。
フードコーナー手前にはサイン入りのポスターも。
どの場所からもμ'sの姿が拝める空間はピカデリーの気合いが感じられる!




初週の来場者プレゼント。
中はキャラクター個々からのイラスト入りメッセージ。
スクフェスのSRえりちのシリアルコード入り。




◆感想 (注:ネタバレあり)
開始前に穂乃果、ことり、花陽の三人によるマナー注意の映像。
かよちんの着信音「誰か助けて~」で掴みはOK。

幼少期の穂乃果が水溜りを飛ぶシーン。
聞こえてきた音楽に気持ちを乗せたことで成功する演出は、
穂乃果がアイドルとして歌うことを約束された人物ということかな。

「ドームライブです!」
大きく出たなーと思ったけれど「アキバドーム」の言葉に「?」。
どこにあるんだろ?

ラブライブで優勝したにも関わらずまだまだμ'sの知名度は低いらしい。
唐突に飛行機での移動シーン、付いた場所はニューヨーク!?
駆け足だったので理解薄いけれど、歌の本場、世界の中心と思えるこの場所で
自分たちのライブを撮影して投稿することでラブライブ自体の認知度を上げたい、
という感じか。

三組に分かれて乗り込んだタクシー。
ここで注目なのは学年で分けるのではなく、
・ほのはなえり
・にこのぞまき
・ことうみりん
というチョイスだったところ。
キャラ同士の掛け合いが楽しめる場面だね。
私的には穂乃果とかよちんのコンビが好物。
にこのぞまきは安定のにんまりできる感w

さらにホテルでの部屋割りは(おそらく4部屋)
・ほのえりにこ
・りんぱな
・のぞまき
・ことうみ
ホテルを間違えさせられたり、トランプで負け続けるなど
海未の立ち位置がだいぶギャグ路線だったなあw

散策中に雨が降り出して唐突に凛が歌い出して、え?wってなった。
一人舞台のミュージカルかと思いきや一年生3人で歌う新曲披露シーン。
他のアニメならナンダコレ状態だけど、ラブライブではそれが強みでもある。
キャラを見ているだけでも癒されるなあ。てかここCGじゃないんか!?

見知らぬ土地で穂乃果ひとりがみんなとはぐれ、謎の女性シンガーと出会う展開へ。
彼女に連れられてホテルに無事帰還できたけれど、
穂乃果以外の者から姿が見えなかったというホラー。
まさかこの作品でSF的な演出はないだろうと信じてやまなかったので
このときは暗がりで見えなかっただけだと。
それに彼女が使っていたマイクを穂乃果が手にしていたのは事実だしなあ。

これまた唐突にCMでお馴染みの「Angelic Angel」を掲げてのライブ。ここでキター!
静かに視聴しつつも心の中は沸きまくりだったよ!
歌良し、曲良し、ダンス良しで、カメラワークもイイ。
光る扇子の軌道を描く演出がとてもカッコ良くグイグイ引き込まれたよ。
各自の魅力がこれでもかってぐらい溢れていて釘付けのライブシーンだ。

余談ながら海外に行って帰ってくる流れにとても『けいおん』を彷彿させられた。
そもそも穂乃果の立ち振舞いが二期の頃から唯に似てるなーと。

帰国後、空港内で女子高生からの出待ちに合い、予想外のサイン攻め。
アキバに行けば「Angelic Angel」の映像が大々的に流れ、μ'sのポスターもそこら中に。
どうやら知名度アップは叶った。
問題はこの喧騒からどうやって帰るか、ってところで
のぞえりにこの3人がグラサンをかけて三年生チームの新曲披露!
いいね、三年生チーム好きだ。

世間的には沸き立ち始めたところで次のライブはいつかと待たれるものの、
μ'sの解散は既に決まっていることで、ここから少し辛辣な展開へ。
正直、二期であれだけばっちり解散を決意させたのにまた悩むのかと。
そこに制作サイドや関係者たちの葛藤も垣間見える。
せっかく育てたコンテンツをここで終わらせたくないという大人の意見が混じりこんだ印象があり、
それを劇中内のキャラに言わせることでやんわり見せているような。
確かにもったいないけれど、引き際が美しいことも大事だよ。

答えが出せないまま揺れる穂乃果の前に、再び謎の女性シンガー登場。
マイク返却のこともあって穂乃果が自宅に招こうとしたものの、家の前で忽然と姿を消してしまう。
女性シンガーの屈託ない雰囲気からどうも血縁者のような近しい存在にも思えるんだよね。
でも穂乃果は知らないようだし、いったい何者なんだ...

前後するかもしれないけれど、二年生チームによる新曲の披露もあり。
ひとまず現メンバーでのライブは行なうことになるものの、
μ'sだけではなく全員を巻き込んでみようという穂乃果の発案。
それがスクールアイドル自体の知名度向上、
ひいては未来のラブライブへと繋がってほしいという願いも込めて。

A-RISEの後押しもあり、各地のスクールアイドルとの交渉へと立ち上がるμ's。
メールだけでは気持ちが通じないからと現地に赴いての交渉もいとわない。
ライブ前日には手作りながらもアキバが華やかな装いへと変わる。
集まってくれた他校のスクールアイドルたちを前に、
穂乃果はこのライブでμ'sは最後だと告げることに。
視聴者側にもそれが最終的な答えなのだと理解する展開だ。
正直、このあたりから目頭に汗が薄らと浮かんでしまっていた。

当日、ライブ会場へとかけ出すメンバーを見送る形で穂乃果がひとり空想の中へ。
そこで再び女性シンガー登場。
「飛べるよ、あの頃のように」
知っているはずのない幼少の頃の水溜りを飛ぶ記憶。
その瞬間、ひとつの答えに導かれる。
もしかして未来の穂乃果なのか!?
未来の自分からマイクを受け継ぎ、再び過去の自分へと託していく。
そんなミラクルな現象も盛り込んできたのかと。
将来の穂乃果はストリートシンガー?
独り寂しい日々を送っているのかと思えて寂しくなるけれど、
歌手の道を突き進んだ結果であり、その先に明るい未来も待っているのかなと。

「穂乃果ちゃん、見て!」
会場には衣装を統一して立ち並ぶスクールアイドルたち。
それも予測をはるかに越えた大人数!
μ'sの企画に賛同し、ラブライブをさらに盛り上げようと集まってくれた者たち。
普段はライバルである他校の生徒たち、それがいま気持ちをひとつに集結した。
そう思えた瞬間、涙腺が大きく緩んでしまった。こういう演出に弱い。

μ'sを中心にして全員で歌う新曲、「SUNNY DAY SONG」。
他校生徒らのCGはμ'sよりもだいぶ見劣りはするものの、
これだけの人数で織りなすライブはダイナミックで壮観だ。
無茶と思えたことを成し遂げて生まれたライブ。
これだけの規模をμ'sを交えて行なえることは今後二度と訪れない。
そう思うと貴重な瞬間だ。

場面は一変、入学式。
アリサと雪穂が校門で待ち合わせるシーンへ。
アイドル研究部で語る雪穂の口調から察するに、
この日は2人の入学式ではなく、新入生を迎える先輩のようにも見える。
部室にはμ'sの姿が一人もない様子から、
それこそ2人が上級生になるまで時間が飛んだのかもしれない。
2人の活動を見せながらも、μ'sが巣立ってしまったことを明示している。
なんだか心がちくりとするよ...

ラストはμ'sのドームライブ。
三年生チームの卒業後なのか時期は示されていないけれど
周囲の応援や後押しもあって実現したライブなのだろうね。
新曲、「僕たちはひとつの光」。
メンバーの名前が歌詞に入っている仕掛けが心憎い演出だ。衣装も可愛い。
素敵なライブだけれど心は複雑。切なさでいっぱい。
周囲に気づかれないよう目元の汗を指で拭いつつ、
μ's最後の晴れ舞台を脳裏に焼き付けたよ。



◆総括
μ's主体のラブライブのアニメ化はこれで終了という意思を明確にした内容でした。
正直なところドンと泣かせるほどのパワーはないため
大きな期待を寄せていた人には物足りない内容かもしれない。
けれどいつものμ'sがそこにあり、TVシリーズから楽しんできた延長線上の物語、
そのラストとしての役目は担った劇場版だと思える。
海外旅行に新曲多数、笑いもあって友情もいっぱい。
美しい締めくくりとしてこれで良いと思う。
きっと『サンシャイン』が始まればここで付いたファンの応援もあるだろうね。
ラブライブのひとつの歴史を作り上げてくれたμ'sたちを
しっかりと送り出してあげることも必要だ。

ありがとう μ's!



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とし@黒猫

来場者プレゼント、うらやましすです。
by とし@黒猫 (2015-06-14 12:18) 

カルディア

とし@黒猫さん>
こんばんは。コメントありがとうございます。
お手紙での感謝の気持ちっていうのも良いものですねーw

by カルディア (2015-06-23 03:36) 

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