インフルエンザでタミフル服用

21日（土）深夜。

どうも喉がやたらと痛く、
日曜には関節痛、頭痛、倦怠感、咳、喉の痛みに襲われ、
38.6度という高熱状態が続いた。


薬を飲んで床に伏せるも、丸一日まったく熱が下がらない。
さすがにこれはヤバいと感じ、月曜に病院へ行くことにした。

「ハッキリとは出ていないけれど、まずインフルエンザだね。
インフルエンザＡ型。」


医師にそう言われた。


ただの風邪ではないとは思っていたが、インフルエンザとは！
ちゃんとうがい手洗いは欠かさなかったのに……。


「薬をいくつか出しておきます。タミフルというのがあるけれど…」

「タミフル……？」

どこかで聞いた名前。なんだっけ？



「まぁ、ニュースなどで耳にしているとは思うけれど、心配しないで。
インフルエンザには効くから」

「は……はぁ」


「あ、でもね、幻覚や幻聴とかがあったら使うの止めてね」


！！

……思い出した。



「抗インフルエンザウイルス剤のタミフル」



その副作用と思われる症状により、
異常な行動を取って死亡した２名の少年のことを。

そう、タミフルにはその副作用に、
意識障害、妄想、幻覚、異常行動、痙攣などがある、と言われている。

タミフルを服用したことによって、マンションから飛び降りたり、
車道に飛び出して車にはねられたりといったことがあったようだ。

なんでも自殺願望的な部分が助長されるというか、
とにかく妄想や幻覚に襲われるらしい。



おいおい、ちょっとまて。
そんな恐ろしいものを飲めと!?


こちらの表情を見て察したのか

「１日に２錠以上服用しなければ大丈夫。だから１日１錠だけにしなさい。
とりあえず帰ったら１錠飲みなさい」

と、医師。

ひとまずフラフラしながら家に到着。








とにかくたくさんの薬をもらった。
計７種類。


１つずつ確認しながら飲んでいく。


残すはタミフルだけだ。
これを……飲むのか？






そもそも幻覚ってどんなものなのだろう？


夢を見ているようなものだろうか？

夢を見るように、そこに飛び越えられそうな崖があって、
ジャンプしたとたん……

って、それは考えすぎか……

でもなんかイヤだなぁ。


とりあえず凶器となりそうなものは、手の届かないところへ移動させておこう。
ハサミとかシャーペンとか。


そそくさと辺りのものを片付ける。






ふぅっと一呼吸。


インフルエンザは本当にツラい。
とにかく、飲んでしまうか。これで今の症状が治るのならそれでいい。
とにかく助かりたい。それだけだ。






ゴクン


迷う前に飲み込んだ。
そして床に入り、自分を信じて眠りに入った。







数時間後……


目が覚めると熱もだいぶ下がって、喉の痛みも引いていた。
なんといっても倦怠感がなくなったのは大きい。


えーっと、これが幻覚ってことは無いよね？
そんな自問自答を行い、副作用が起こっていないことを確認する。


湿疹の類や痙攣も特にない。
抗インフルエンザウイルス剤というだけあってスゴイ効き目だと痛感。


ただ、大きな力はやはり諸刃の剣でもあり、
今出なくても、どこかで副作用が出るかもしれない。
それが怖いなぁ。



とにかくまだまだインフルエンザの猛威が弱まらない季節。
みなさんも十分に気を付けてください。

もしインフルエンザにかかってしまったら、
すぐに病院へ行ったほうが良いです。



タミフルは１日１錠にとどめておけば、副作用の方は大丈夫とのことです。


ニュースでやっていた異常行動とタミフルとの因果関係はハッキリして
いませんが、自分は特におかしなことは起こりませんでした。


タミフル自体はあくまでも「ウィルスの増殖を抑える」という効果のため、
だいたい５日ほど飲み続けることになるらしいです。


ただ自分の場合、１錠でガッツリ効いた（と思う）ので、
次の日は飲まずに過ごしました。


５日間継続投与がルールなのかどうかはわかりませんが、
その点は特に強く言われなかったので、自分の判断で止めることに。


タミフルを飲んでから３日経っていますが、いまのところは平気。
特にぶり返すことなく普段どおりの生活をしています。


まぁ何にせよ、普段からウィルスに負けないような
体力作りが必要だということを、思い知らされますね……。