「だったらあんたが戦ってよ」
怒りの矛先をまどかにぶつけてきたぜ・・・
「さやかちゃんのため」と言いつつも
魔法少女になっていないまどかの言葉は、外野からの意見でしかないけどさ。
「バカだよわたし、何てこと言ってんのよ」
いや、さっきまどかに向けた言葉が本心だろう。
ヤケになっていたものの、あれこそが本音。
その後、理性が働いたことで自分の中で一応反省という形を取っている状態で、
暴言を悔いているようで実は自身を正当化させているだけなんだよね、これって。
「どの面下げて出てきやがったんだテメェ」
完全に悪役じゃないかw
「あなたが破滅していく姿をまどかに見せたくないだけ」
キュゥべえにまどかの素質の高さを聞かされ、
ほむらからはまどかを心配させたくないために助けてやると言われる。
自分が魔法少女になっても誰にも感謝されず、
まだなっていない友人ばかりが注目される。
これじゃ、自暴自棄にもなるよなぁw
「ねぇ、この世界って守る価値あるの? 私、何のために戦ってたの?」
うわ・・・、こりゃ完全にイッてるわ。
乗り合わせた男たちを攻撃してしまうのか・・・?
魔法少女が一般人に手を出すと、どうなるのだろう。
さらに汚れが増して、そして・・・
「キミは途方もない魔法少女になるよ。おそらくこの世界で最強の」
まどかにも敵視されつつも、キュゥべえの押し売りセールスはまだまだ続く。
でも、世界最強の根拠はどこから来るんだろうか。
「宇宙の法則をねじ曲げることだって可能だろう」
宇宙最強じゃないかw
そんな人間を味方に付けたら宇宙掌握も可能。
これは確かに欲しい人材。
「私があなたと契約したら、さやかちゃんの体を元に戻せる?」
え? いや待て、待つんだまどかー!
そんなことで契約しちゃイカーン!!
「さやかちゃんのためならいいよ」
お、おい・・・
「私、魔法少女に・・・」
ダメだ、待てー!
\ズババババッ/
!!?
「あなたを失えば、それを悲しむ人がいるって
どうしてそれに気付かないの!?」
ほむほむナイスストッパー!
あやうく契約するところを間一髪で阻止。
どうやらまどかが魔法少女になると、亡くなる運命でもあるようだね。
さやかは葬ろうとしたのに、まどかは助けたい。
この違いはなんだろう?
ほむらが何度も似たような歴史を繰り返し体験しているとすれば、
元々の歴史では、まどかは親友だったのかもしれない。
ほむらが魔法少女になったきっかけは、まどかにあるんだろうなぁ。
「替わりはいくらでもあるけれど」
こいつは倒せない相手だとは思っていたよ。
にしても前の体を食うとか、可愛さからどんどんかけ離れていくなぁw
「キミはこの時間軸の人間じゃないね?」
やはりそういう設定だったか。
これでほむらの件は合点がいった。
「お前の正体も企みも私はすべて知っている」
「企み」か。
人間界にとって、キュゥべえがやはり悪だったんだね。
「キュゥべえ。いいえ、インキュベーター」
それが本来の名前か!
おそらく「インキュバス」と同等のタイプなんだろうけれど、
インキュバスをWikiってみると、
「睡眠中の女性を襲い精液を注ぎ込み、悪魔の子を妊娠させる」と書かれている。
女性型だと「サッキュバス」で、こっちのほうが男性視聴者には有名だろうね。
いわゆるお色気で男を誘う悪魔で、エロ作品にも使われたりする。
すなわちキュゥべえは悪魔であり、悪魔の子を産み出すためにやってきた、と?
ならば直接的に魔女や使い魔を生み出せば済むことだろうに、
なぜ魔法少女を作るのか。
「あんたまさか!?」
さやかのソウルジェムが汚れまくってるじゃないか。
殺っちまったのかな、あの男たちを・・・
「私ってほんとバカ・・・」
ソウルジェム崩壊。
一体なにが起きているんだ!?
これは・・・グリーフシード!?
まさか、魔女化!?
「この国では、成長途中の女性を「少女」って呼ぶんだろう?」
「だったら、やがて魔女になるキミたちのことは」
「魔法少女と呼ぶべきだよね」
な る ほ ど。
そうきたか!
魔法を使う女性は、魔女。
魔法を使う少女は、魔法少女。
すなわち魔法少女は魔女になる成長過程だと。
いつから魔女は悪で、魔法少女は善というイメージになったのだろう。
そのミスリードに惑わされたってことか。
くぅ~、やられた!
ここまでを総合すると、キュゥべえの狙いは魔女を生み出すことかな。
それが彼らにとって何を意味するのかわからないけれど、
人間界を支配するのが目的だったりするのだろうか。
彼らには直接魔女を生み出せないので魔法少女を作る。
そして魔法少女を魔女へと成長させる、と。
でも少女たちに魔女を退治させちゃうのっておかしくない?
1つの仮説として、何匹もの魔女を倒せる強い魔法少女を育てる。
その子が魔女になったとき、それは強大な力を持った魔女になる。
そこを狙っているのかもしれないね。
養殖みたいなものかな。
謎が明らかになるものの、新たな疑問も出てくる。
そこに小出しの上手さが伺える作品だよ。
先が読める部分と読めない部分があって、そのバランスが面白い。
ところで「マギカ」って何を指すのだろう?