「さすが陽(はる)さんの妹さんだ」文化祭実行委員に選ばれてしまった比企谷。
女子は相模という夏祭りの場で遭遇した赤髪女子だ。
cv美菜ちゃんキター!って思ったけれど、どこか一物ありそうな子だね。
その相模が委員長に立候補。
補佐役を頼まれた雪乃のほうが出来の良さを見せる。
でも長より副長のほうが優れているのって、上手く事が運ぶ人事でもあるんだよね。
相模だって力になる相手だから雪乃を選んだだろうし、
多少は想定済みな展開だとは思うけれど・・・
「委員長に相応しい資格だよねえ」雪乃の姉、陽乃がここへ加わってくるのは想定外だったなあ。
遅刻した相模を怒るかと思いきや、逆に褒める。
何かを悟ったような眼差しにも思えるし、一体何を企んでいるんだか。
相模を持ち上げつつ、最後にはドカンと落とすつもりかな?
「ちゃんと人を頼ったほうがいいよ」ペースを落とそうという相模の提案で、やっぱり遅れる実行委員の作業。
その煽りは真面目な者たち、そして副長の雪乃が食らう形へ。
見かねた葉山が人を増やしたほうが良いと提案するも、
雪乃は「そのほうが効率がいいし」と突っぱねる。
「人を頼ったほうがいい」
「誰かを頼るのも大事なことだよ」
と周囲が声を掛けるが・・・。
こうしたことって社会に出てもあるんだよね。むしろ学生で経験するのかな。
「人に頼れる人」と「人に頼らない人」によって異なるものの、
私的には後者でこの時の雪乃の気持ちがよくわかる。
俺がやったほうが早く終る、って良く思っていたから。
でも色々と経験していくと人に頼ったほうが良いことに気付く。
それは怠けるためではなく、効率面も含め、
周りを信頼するという繋がりにおいても頼ることは大事だったりする。
「じゃあ一人でやることは悪いことなのか?」そう思った矢先に比企谷の心の声。
「どうして今まで一人でも頑張ってきていた人間が否定されなきゃいけないんだ?」なるほど、そういう考えもある。
俺が結論を出した先にもまだ問う点があったのか。
頼る頼らないの問題は堂々巡りかもしれないけれど、
結局のところ自分で抱えるのと、人に頼ることはバランスなんだろうなあ。
指揮を取る立場になるとその采配が意外と難しいことに気付かされる。
てかこの作者は社会経験があるのかな。でないとこの展開は作れないと思う。
「俺が楽できないのはこの際仕方がない。
けど俺以外の誰かが楽をしているのは許せない」これが真実でしょ。的を射た言葉だと思う。
金がないのは仕方ない、モテないのは仕方ない・・・けど、と何にだって当てはめられる。
口に出さずもみんなどこかでそう感じる面があるだろうし。
それを公に言ってのける比企谷は大したものだw
「判子渡しておくから押しちゃっていいよ」遊んで遅刻したうえに雪乃に委員長の責任すら渡す。
この相模が『楽をしている誰か』の一番の黒幕だね。
まだ大きく事態は動いていない様子だけれど、どんな展開へ流れていくのか楽しみだ!
てか今回の作画、ちと目に余るものが・・・
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