ついに発表となりました、ジブリの最新作!
今回も原作ありきの作品のようですが、すでにイラストが公開されていて、
少なからず気になってきています。
「ハウル」はまだ観ていませんが、他のジブリ作品はたぶん網羅してます。
もちろん今でも「ナウシカ」で泣けますよ!
ああ、あのころのファンタジー色の強い、冒険活劇作品が復活しないだろうか、
そんな気持ちを抱いていました。
そんなところへ竜のイラストが!
いや~、ドラゴンとかが出てくると、ファンタジック色が一気に高まりますな~。
原作は知りませんが、描かれている人間は男? 女?
なんとなくナウシカっぽい服装。
そして広大な風景。
久しぶりに冒険活劇になるのだろうか?
「ゲド戦記」製作日記というブログでは、
原作は
「ファンタジー文学の金字塔」とのこと。
「魔法使いゲド」という単語が出てくるところからすると、
いわゆる王道RPG的な世界を思い立たされる。
そして「ヨーロッパを2週間くらい旅してくる筈だった」と
書かれているところから、やはり中世の雰囲気を醸し出すつもりなんだろう。
魔法使いになる事を夢見る少年ゲド
自分の内面から生まれる影との葛藤
魔法使いとして絶頂をむかえる
晩年に向かって力を失ってゆくその生き様これだけでも大まかな流れが憶測できるようだ。
そこにジブリの味が加わるとなると、見逃せない作品になりうると思えてくる。
宮崎駿もまだまだバリバリやるんだな~…って、監督は息子!?
宮崎吾朗ってダレよ!?
いや、息子なんだろうけど。
そうなんです。今度の監督は宮崎駿では無いようです。
どうやらこの息子さん、これまで「ジブリ美術館」の館長を務めていたらしく、
アニメの製作に携わるのは初めてだとのこと。
おいおい…、いくら息子だからって、それってマジですか?
確かに、親子というのは似てくるもの。
小さな頃から父親の背中を見ていれば、
おのずと父親の考え方は分かってくる。
自分もそうだから、そういう点では理解できる。
でも、自分が父親と同じ職業に就けるかといったら、
それはまた別なスキルなわけで、正直言って、同じスタイルではムリ。
宮崎駿でしか出せない色、彼しか成しえない表現は
息子の作品に求めるのは無理だろう。
しかも宮崎駿が築き上げてきたからこその土台があるわけで、
たやすくそこに乗られても、どうかとも感じる。
けれども、ジブリが息子に監督を任せようと動いたのも事実。
逆を言えば、宮崎駿という名に押しつぶされそうなぐらいの
プレッシャーが息子にはあるはずだ。
そんな中で、初監督作品がどれだけのものになるか、
いい意味で、私たちを楽しませていただきたいものです。
うん、応援してますよ!
そうそう、「もののけ」のメイキングビデオで、
ジブリの鈴木プロデューサーがこんなことを言っていた。
「宮崎駿監督作品は、”の”が付くと売れるんです」確かに初期作品の「風の谷のナウシカ」、「天空の城ラピュタ」、
最近の「千と千尋の神隠し」、「ハウルの動く城」、
すべてに”の”が入っている。
「ゲド戦記」
…入ってないっす。
まぁ、宮崎駿のジンクスなだけなので、なんとも言えない。
2006年7月に、その真価が問われることになるのは確かだ。
「ゲド戦記」公式サイト
http://www.ghibli.jp/