◆概要と感想
・容量は16、32、64GBの3モデル。
・通信はWi-Fiと、Wi-Fi+3Gがある。外出時のアクセスを考えれば3Gは必要と思われるのでWi-Fi+3G。
仮に容量は最下の16GBとした場合、価格は629ドル。
日本円(90円で計算)で約56,610円。
値段的には納得のいく設定かな。もちろん高い買い物ですけれど。
ちなみにWi-Fi版が3月下旬以降、Wi-Fi+3G版が6~7月くらいになる模様。
日本市場でも同じぐらいの見込みのようだけど、
3G搭載版がソフトバンクから出るとは限らないですね。
・高24.28×幅18.97×奥1.34cm。B5よりやや横長。
・重量は約7kg。 約0.7kgデカイな~という印象。
※訂正
7kg、間違ってました。0.7kg。…全然違うw
そりゃそうだよね、1kg以内だよなぁ。
・画面はかなりキレイ。動作も猛烈にスムース。開発は大変だったと思いますが、
速くて綺麗、そうあるべきだとユーザーは思うだろうから、当然クリアすべき部分ですね。
・マルチタスク不可。え? ちょっと読み取れなかったんだけど、
完全に1つのアプリを終了させなければいけないのであれば、
iPhoneより劣化していることになる。
DL、UL中のみ不可なのであれば仕方ないと思うけれど、
アプリ作業中に別アプリの作業はできないのかな?
・カメラ非搭載。通話不可。
・マイクとスピーカーはある。これで電話する人はいないだろうから通話機能は無くても構わない。
なのでマイクの意味がわからないなぁ。何を録音するのだろう?
カメラ非搭載…いらないか。
・Flashには未対応。iPhone(safari)でも未対応ですが、この大きさだったら欲しかったところ。
でも色々な絡みがあるので難しいのでしょうね。
・YouTube HDが再生できる。食いつくほどではないけれど、地味に効いてくるのかな?
・Bluetoothキーボードはそのまま繋がる。ソフトウェアキーボードが付いているんだからあまり必要ないんじゃ?
据え置き時に外部キーボードを使って、
持ち運び時はソフト側を使うというスタイルならアリか。
・iPhone用アプリはすべて動作。アプリ互換はあってしかるべき。
ただ、iPhoneと同じ大きさでしか表示できないところが難点。
・電子ブックリーダを備え、「iBookstore」からコンテンツ購入。今回、一番の特徴はブックリーダですね。
電子書籍を買って読む。
アメリカでは電子書籍ブームのようで、
2大ブックリーダーの
Amazonの「Kindle(キンドル)」、SONYの「Reader(リーダー)」があります。当然、その市場に食い込んでいくのが最大の戦略なのでしょう。
◆現時点での総括(2010/1/29)
見た目は大きくなったiPhoneまたはiPod touch。
しかしながら、カメラ無し、マルチタスク不可、通話不可、大きくて重いがネック。
いくらスペックは上でも、持ち運びのよいiPhoneのほうが機能的に勝っている。
いや、そもそもiPhoneと比べることが間違いなのかもしれない。やはり電子ブックリーダとしての普及が最大の狙い。
アメリカでは売れると思う。
ただ残念なことに、
まだまだ日本では電子書籍を購入するという文化が根付いていない。
利用しているけれど、お金を出すという方はごく少数。
ようやくデジタル商品(形の無い商品)にお金を出すようになってきた面がありますが、
書籍に関してはまだ躊躇すると思う。
この文化が根付くまでは普及の見込みは薄いでしょうね。
実のところパッケージ文化に偏っているのは日本ぐらいなもの。
海外ではゲームも本もDL販売が主流。
ここを打破しないかぎりは厳しい。
そもそもは出版社の参加、市場作りへの姿勢次第なんです。
古いタイトルや人気作だけしか揃えない保守的のままでは変わりません。
幅広い品揃え、新巻が読めない時点で魅力に欠けますから。
というわけで、国内では微妙な滑り出しになると感じられました。◆参考にしたサイト・アップル、タブレット端末iPadを発表。499ドルから
http://japanese.engadget.com/2010/01/27/ipad/・アップル iPad 実機ギャラリー&インプレッション(動画追加)
http://japanese.engadget.com/2010/01/27/ipad-hands-on/・米Apple、9.7型液晶搭載/720p再生対応の「iPad」
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20100128_345307.html・「iPad」から夢想する“次期iPhone”の姿
http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/1001/28/news032.html