やっぱり惹かれるのは画面の美麗さ。
自分はXBox360版を購入。
今はこのぐらいのリアルさはもう普通ですが、
それでも魅力的で吸い込まれるんですよね。
独自の文化で反映した海底都市ラプチャー。
しかし異質なものたちが徘徊する荒れ果てた近代都市。
まともな者など1人もいない。
前作はこの場所に仕方なく到着してしまった一般人が主人公で、
地上への逃げ道を探すというのが目的でした。
今作はその10年後、この都市で目覚めた者として探索することになります。
前作のプレイで自分が気に入ったのは、ゲーム自体の取っつきやすさ。
操作に対する反応が速いし、フォローも多くある。
FPSって思っていたよりプレイしやすいじゃん!って思った瞬間です。
それこそ次に進むべき方向を指し示しているため、
綺麗な画面に見入りながら進めるわけです。
まぁ、ひとたび入り乱れた戦闘になるとそんなことを言ってられませんがw
FPSでしかもCERO Zですから、暴力的な表現は多分にあります。
異質な者を倒しながら進む。というか殺しながら進むわけです。
この都市の中だけは乱暴になれる。日々の鬱憤を晴らすにも丁度良い。
敵対する相手はスプライサーと呼ばれ、
彼らは元人間ですが、DNAを書き換えたことで
いつしか精神に異常をきたしてしまった者たち。
美容のためにDNAを書き換えよう!ってぐらい進んだ技術のあった場所。
結局のところそれが原因でめちゃめちゃになったわけですが。
乱暴に言えば「バイオハザード」のゾンビみたいなものでしょうか。
人間らしく会話などをしていますが、こちらを見れば有無を言わさず襲ってくる。
要するに異常な者が巣くう世界なわけです。
だからなのか、自分だけは人の心を持って行動したいなんて
思ってしまう気持ちも少しばかり芽生えるんです。
自分が甘い人間なのか、平和ぼけしているのか。
まぁ、やってることは暴力なんですけどね。
彼らに加えてビッグダディというもう1つの存在もいて、
そこがこのシリーズの謎たる部分であり、最大の魅力。
リトルシスターという不思議な少女たちとビッグダディは共存しており、
スプライサーと日々交戦している中へ、自分が入っていくわけです。
この三つ巴なところも面白い。
前作ではリトルシスターの謎がひとまず解け、
終盤ではそのシナリオに戦慄を覚えながらの終結となりました。
今作はそれから10年後の世界。
今度はビッグダディの1体としてスタートします。
自分は何者で、何を成す者なのか…
まだスタートしたばかりなのでこの先どうなるかはわかりませんが、
再び良いものを見せてくれると期待しています。
初プレイは気付いたら2時間経ってました。
その時間はどっぷり海底都市に浸かっていた感覚ですよ。
前作が結構長かったことを考えれば、しばらくこの一本で楽しめそうです。