「はい、あんたにも」
ぶつかっても怒らないうえに、京介にご飯をよそぐとか、
この桐乃は中に別な人が入ってるんじゃね?
「エロゲ買ってきてほしいんだけど」
いくら兄貴でも高校生にそれを遂行させるのは
荷が重すぎるんじゃないか!?
凄いことをさらりと言ってのける、それが桐乃。
てか自分で買ってきなさいw
「『おにーちゃんのぱんつなんかぜったい盗んでないんだからね!!』」
くんかくんか!
なんつータイトルですかw
これが深夜販売で、それに並べとか嫌な荒行を強いるな~、桐乃は。
ところでなんでタイトルがこんなにひらがななの?
今のエロゲの主流なの?w
「ね、これで最後だから」
普段はそんな素振りを微塵も見せないくせに、こんなときだけ!
俺が京介だったらお断りだ!
「おねが~い」
うっ・・・!
仕方ねーな、これは。仕方ない。
深夜の秋葉原。
通りには人ひとりいない・・・
だがここだけは別だ!
なんだろ、このじわじわと笑いがこみ上げてくる気持ちはw
深夜の中、自分の向かう先にある行列って心躍されるんだよね!
「なんでエロゲ買いに来てんだよー!?」
こんなところで友達にバッタリと会うとか、どんな罰ゲームよ?
しかし男には無言で理解し合える瞬間ってあるんだ。
昔、レンタルビデオの成人コーナーでそういうことあったわw
「『ホモゲ部』予約の方~」
片や美少女エロゲ、その隣りでホモゲーとかw
アキバの許容範囲は広くて深い!
「どこの世界に兄貴にエロゲを買いに行かせる中学生の妹が・・・!」
自分の境遇が見えなくなる一瞬ってあるねw
「なんとなく今夜中に聞いておきたくてね」
一度目は聞き流していたセリフだけど、
実は黒猫の勘の鋭さを表わしていたセリフだったと、最後まで見て把握した。
「まぁいいわ、そのうち呼び方が変わるから」
これも意味深なセリフだよね~。
「兄さん」ではなく、「京介」に変わるとでも言うのか?
それってすなわち・・・
今回は「GOOD END」だけれど、もしかしたら黒猫エンドみたいなものも
あるんじゃないかと想像してみたり。
「一緒にやんない? 久しぶりに、さ」
なんだか今日の桐乃はやけに京介に寛容というか、
彼女なりに甘えてくるよね。
一体何を隠しているんだ・・・?
「恥ずかしいけど・・・見せてあげる」
エロゲ以上に恥ずかしいものって一体何だ?
最終回ですごいことが明かされるとか楽しみでならない!
「見たくねー!」
京介にとってはまた悩みの種が増えるだけだものなw
アルバムを見るか見ないか。
これがもしやこの物語の分岐なのか!?
「私がいなくなるからって、あんた何か関係あるの?」
突然の渡米告知。
それも今日の朝に出発。
陸上選手として指導を受けるために行くことになった桐乃。
今夜限りで数年は会えなくなるよ・・・
「止める理由なんてひとつもねーよな」
その言葉を聞き入る桐乃の目は、そうは言ってないよね。
「言われなくても行きますけど!」
「行けよ!」
ここへきて2人とも本音が言えないとか悲しすぎるぜ・・・
「お兄ちゃんが止めてくれたら、私どこにも行かないよ?」
まさか買ってきたエロゲに助けられるとは。
これで京介が素直に止めてくれれば・・・
「行けよ。せいせいすらぁ」
うわ、突き離した・・・
きっと京介としては悩んでいる妹の背中を押してくれたんだと思う。
家族として行って欲しくない気持ちもあり、
でも少しはせいせいする気持ちもあるだろうね。
けれどこれまで見てきた京介は、いつだって桐乃の味方。
妹の決心を固めさせるために、わざと言ったんだと思えてならない。
桐乃にボコボコにされて気を失ったまま朝を迎える。
そこに桐乃の姿はない、か。
ちょっと悲しい最終回だ。
桐乃いたー(゚∀゚)!
「アメリカに行くのやめます! ごめんなさい!」
本当は初めから行くつもりなかったんじゃないかな?
それでも最後に京介に止めてもらって、
あんたがそこまで言うならやめてあげてもいいわよ、と京介のせいにすることで
プライドを維持しつつ渡米を断るつもりだったんだろう。
けれど京介はそうしなかった。
腹が立ったけれど、兄貴なぐって気持ちが晴れたんだと思うんだよね。
人のせいにして甘えるなという京介のしっかりした態度、
行きたくない気持ちをハッキリと固められた桐乃。
結果的に見れば、どちらにとっても良いラストだったように思えるよ。
さて、TV版の「俺妹」は12話で終了だけれど、
実際には15話まであり、別エンドが用意されているとのこと。
「化物語」のようにサイトで配信される予定らしい。
アルバムのシーンで出た「見る」「見ない」の選択肢。
そしてアルバムを見せようとしていたものの、
実際には中をまだ見ていないという点。
「見ない」を選択してアルバムを見てしまうという流れが
別エンドへと繋がるルートなんだろうなと。
果たしてそこにどんな写真がそこにあるのだろうか・・・
「俺妹」の楽しみはまだまだ続く!