三角関係に決着! が、しかし・・・
なんだろう、この虚無感。
どちらかを選んだ。戦いの決着もついた。
しかしこのラストは言葉を失う。
仮にTV版がハッピーエンドなら、劇場版はバッドエンドなのかもしれない。
いや、どうなんだろう・・・
以下、
ネタバレ無しで語ってみることにします。
◆完全新作ですよ、これは!
前作ではTV版のフィルムが中盤で多く使われていたものの、
今回はほんのり回想シーンに使われただけで、
98%は完全描き下ろしと思えるほど、新規映像ばかり。
これだけでも見る価値あり!
前作ではシェリルにスパイ容疑がかけられたものの、
「イツワリノウタヒメ」という題名がさほどバチっとはまってこなかった印象。
しかし今作でも「イツワリ」が引きずられていて、通して見ることが前提だと思ったよ。
もうね、TV版とはストーリーは別もの。
TV版ではギャラクシーの陰謀という話だったけれど、
劇場版では新たな流れになっているので、
終盤はしっかり内容を把握していないとやや置いてけぼりになる。
なのでこれから見る人は要注意。
しかしこれほどまでにTV版のストーリーから大改編が行なわれるとは・・・
これは「マクロスF」のもう1つの結末を描いた作品ですね。
◆シェリル、ランカのライブ映像がとにかくステキ!
すでにランカが歌姫として認識されているため、
シェリルとランカ、それぞれの単独ライブが収録。
これすごい。マジで引きこまれる!
シェリルは可愛くエロティック。
ランカはとにかく可愛いぞ!
アルトのゴスロリっぽい衣装もなかなかでしたがw
◆バトルシーンが相変わらず凄すぎる
戦闘はいずれも大興奮。瞬きが減る。
かっこ良さ、インパクト、こだわりあるシーンの連続だったので
何度も観直したい気分にさせる出来映えだ。
◆三角関係に決着が付く
公開前から雑誌などで語られていましたが、
アルトはしっかりと三角関係に結論を出します。
どちらを取るかは、ぜひその目で。
◆ラストは賛否両論だろうね
恋の決着が付き、劇中での謎も明かされ、
戦いの終止符が打たれ、フロンティアはその使命をしっかりと成し遂げる・・・
喜びづくしかもしれないけれど、同時に悲しみにも包まれるラスト。
TV版とは大きく異なる終わり方です。
シェリルとランカ、
一方はアルトを射止めるものの、大きな不幸も付加される。
もう一方はアルトに振られてしまうものの、前者よりは幸せな状態だと思える。
劇場版での三角関係の結末は、
プラス面とマイナス面が等しく訪れるようにしたのかもしれないなぁ。
ハッキリとしたラストにはなったものの、
恋愛面がうやむやだったTV版のほうがまだ全員が幸せな気がしたなと。
映画が終わり、場内が明るくなった後も、しばらくみんなが無言だったのが印象的でした。
認めたくない面があり、悲しみのほうが大きかったからだと思う。
泣いていた人もいたよ。
自分もちょっとショックでした。
印象深いラストに仕立て上げたと思うけれど、この終わり方は賛否両論だろうね。
◆結論
BDを買うかどうかで判定すると、
買うね!
総合するとやっぱり凄いデキ。
シェリルとランカ双方のライブ映像をスローで見たい!
今回はネタバレしてはまずいと思うので、BD版が出たら多いに語ろうかな。
◆BD購入記事(ネタバレありver.)●
劇場版マクロスF サヨナラノツバサ Blu-ray レビュー※こちらは多いにネタバレあり
<関連記事>
●
劇場版 マクロスF 虚空歌姫 ~イツワリノウタヒメ~ 感想 ネタバレなしver.
●
劇場版 マクロスF 虚空歌姫 ~イツワリノウタヒメ~ 感想 ネタバレありver. このパケ、ラストで見せた表情なのかな~と。