「わたしたち、消耗品なの?」
美味しい話をチラつかせてどん底へ陥れる。
この作品は契約の怖さを教えてくれているに違いない。
魔女になったさやかを助ける手立てはあるのか?
「てめぇ、一体なんなんだ!?」
さやかのソウルジェムが魔女化した。
すなわち目の前の異形の者がさやかだ。
こうなったらもう戻れない、か・・・
「すべてはこの宇宙の寿命を延ばすためなんだ」
宇宙を引き合いに出してくるとか、どんなセールス手段だよ。
「まどか、キミはエントロピーっていう言葉を知ってるかい?」
よくわからない単語を使って惑わすのも手法。
で、エントロピーって何さ?
「たき火で得られる熱エネルギーは、木を育てる能力と釣り合わないってことさ」
わかんねーよw
かかる年数だけ見れば釣り合わないのは分かるけど。
「熱力学の法則に縛られないエネルギーを探し求めてきた」
「そうして見つけたのが魔法少女の魔力だよ」
↑たぶんわかってない
要は、何かを生み出す力と、それにかかる力の関係性、
その法則に当てはめずに何かを作り出せてしまうのが魔法少女ってことかな?
等価交換ではなく、1から10を生み出せるぐらいの。
「この宇宙の様々な一族を調査し」
キュゥべえは宇宙人ってこと?
「キミたちの魂は、エントロピーを覆すエネルギー源たりうるんだよ」
すなわち感情を持たないキュゥべえ一族にとって、
感情を持ち合わせた人間の、そのエネルギーの凄さに着目したってことか。
「効率がいいのは、第二次成長期の少女の、希望と絶望の相転移だ」
「グリーフシードに変わるその瞬間に膨大なエネルギーを発生させる」
なるほど、希望から絶望へと変わるその瞬間が一番感情の起伏が激しく、
キュゥべえが得たいエネルギーが多く生まれる瞬間。
だから叶わぬ夢を実現させるという大きな喜びを与え、そこから絶望させようとするのか。
その振り幅が大きいほどエネルギーが増すので、
大きく持ち上げておいて落すことになる。
絶望前提で希望を与えるとか鬼畜すぎるw
それを「自分は感情を持ち合わせていないからわからない」で済ますんだろうなぁ。
「キミたち人類だって、いずれはこの星を離れて」
いやいや、そんな先の話をされてもピンと来ないでしょw
宇宙移民なんて何千年先の話さ?
それをいち中学生に話されても困るだろうに。
「あくまでもキミたちの合意を前提に契約しているんだよ」
今のを全部話してから契約を求めてくれw
「みんな騙されてただけじゃない!」
「騙すという行為自体、ぼくたちには理解できない」
話が通じないとはこのことか。
価値観の違う人と話しをすると、こういう平行線をたどる。
互いの立場、文化が違いすぎるので理解不能なんだよね。
「これでも弁解に来たつもりなんだよ」
なってねーw
でもね、今回の話でキュゥべえの感覚はだいたい分かったよ。
種族の違いもあるけれど、視点の規模が違うんだよね。
地球人はまだ宇宙の中の一種族という感覚ではなく、
たとえ宇宙エネルギーが枯渇しようが、そこへの興味は0に等しい。
今の人類が、地球の資源を気にするぐらいの目線で、
宇宙のことを気にかけるほどに視野が広がれば、そういう考えにも至ると思う。
そこがキュゥべえたちとの認識の相違。
でもそれだけまだ地球人が宇宙エネルギーを利用していないってことで、
今、宇宙のために力を貸せって言われるのはお門違いだと思うんだ。
杏子の変身、かっこいい!
よい尻線。
てか履いてないの?
「打ち合わせ通りに!」
さやかを助けるためにまどかと共にやってきた杏子。
杏子のいい人っぷりに、嫌なフラグがチラ付いて仕方ない。
「さやかちゃん、私だよ!」
さやか、ずいぶんと逞しくなっちゃって
「心配するなよさやか、独りぼっちは寂しいもんな」
他人のために力を使うなんて杏子が一番やりたくなかったことじゃん。
よほどさやかに情が移ってしまったのだろうなぁ。
でも杏子、お前がいなくなるということは・・・
「これでもうワルプルギスの夜に立ち向かえる魔法少女は
キミだけしかいなくなった」
そういうことになる。
ほむらだけでは不可能。まどかの力を借りるしかない。
しかしまどかを魔法少女にはしたくない。
どうなるんだ、これ。
今の流れだと、まどかが魔法少女になったら視聴者から落胆の声があがるよなぁ。
また、ほむらを悲しませることになるので、まどかはなろうとしないだろう。
各地から魔法少女が集結してくるとか、そういう熱い展開は望めないのか?
ほむらがワルプルギスの夜に敗れれば、それは人類にとっての危機。
まどかも危ない。
よって魔法少女になるのも1つの手と思うかもしれない。
でもまどかが魔女になればもっと危険な存在になるわけで、
幸せなラストへ繋がる手立てがない気がする。
魔法少女になったまどかが魔女にならない手段があればいいんだけどね。
Tweet