「ヴァルキリープロファイル」で自分の中に完全に定着した「トライエース」社。
彼らが放つ新作RPGがついに27日に発売! それが「ラジアータ ストーリーズ」。
まぁ、とにかく気持ちが高まります。

仲間になるキャラクターが150人以上で、そのキャラクタ全員に設定があるというのは脅威的。
トライエース作品でなければ「どうせ薄っぺらいんだろう」と思ってしまうところです。

RPGの王道、「ドラクエ8」はプレイしたけれど、やはり子供じみた部分を感じてしまうストーリー。
人間なんだから汚い部分も、暗く冷たい部分もある。
ターゲット層の低いゲームならそうした部分を隠して、純粋な話ばかりを展開させる。
またはやんわりとした話で解決させてしまうことだろう。
しかし酸いも甘いも体験した、ある程度の年代の人には拍子抜け。
大人向けの、脳みそを大いに刺激してくれるシナリオを欲しているわけです。

その期待に応えてくれるのがトライエース作品かもしれない。

今回の主人公は、純粋そうな少年ジャックと、気の強そうな少女リドリー。
このリドリーは、いわゆる「つんてれ」系っぽいです。にわかにウケそうですね。

※つんてれ系…初めはツンツン。仲良くなるとテレテレ。
普段は強気で敬遠されがちだが、自分にだけ弱い部分を見せてくれたりするキャラクタ。

 人間と妖精の対立が背景となっている今作。
「騎士を目指す少年」と「騎士を義務づけられた少女」という2人を指す言葉が、
互いの位置関係をなんとなく伝えてくれます。
「変わる世界と、変わらぬ想い」という言葉から、人間と妖精の対立が激しくなり、
2人を取り巻く日常が変化していくんだなぁと。

あくまでも想像だけれど、普段は騎士として実力の劣るジャックをリドリーがフォローし、
あるとき何か逆らえない運命に立ちはだかられたリドリーに対して、
優しく手を差し伸べてメンタル面でジャックがフォローするような、そんな暖かい話になりそう。
どんな運命かはわからないけれど、そこに暗く冷たい話もあるのではないかと。

とにかく、これはやる価値がありそうです。
一体どんな仕掛けをしてくれているのか、久々のトライエース作品、楽しみです。

 ↑リドリーなラクガキ。