■「PS3」11月11日発売、62,790円。
59,800円で、税込みになると62,790円。
HDD(20GB)内臓ということで、従来のPSとは価格が格段に上がっています。
第一印象は「高っけぇ~!」。
ただ、これまでの情報の中で、高くなりそうなコメントもあったため、
驚きはあまりない。買うかどうかは別として。
60GB内臓も発売されるらしいが、オープンプライスとのこと。
本体カラーはブラック。コントローラも従来のものと外観的には
あまり変わらず。
以前発表されていたシルバーでは、日本の家庭では浮いてしまうからなのか。
コントローラも、初めてお披露目されたときはもっと手に持つ部分が
長かったが、あまり印象は良くなかったので現状の完成された形で
行くのかもしれない。
・値段に見合うゲームができるか?正直、ここがポイント。
ハードがいくらスゴイとはいえ、面白いソフトが出なければ
ユーザーは食いつかない。
ソフトも何本か発表されていて、個人的には食いつくタイトルもあるけれど、
やはりハードの値段がネック。
HDDを付けたということはネットゲームを見込んでのことだと思うので、
ネットゲーユーザーの自分としては楽しみでもある。
PS2では「FFXI」がコンシューマのネットゲームとしては有名で、
そこから初めてMMO(多人数型ネットゲームの意)をプレイした人も多く、
4年経つ現在もサービスが続くほどの盛況ぶり
(海外ユーザーが多くなったので、
日本人がどれだけ増えているかはわからないが)。
HDDを必要としなくても、「モンスターハンター」や「バイオハザード」等の
ネットゲームもできるが、これらはMO(少人数型)なので、
MMO(多人数型)の普及を考えての導入だと思える。
またネットゲームではなくても、大容量ソフトの読み込み待ちを軽減する
ために、HDDにソフトを丸ごとインストールするという方法も考えられる
(PS2では「FFX」などでそうしたことができた)。
PS2の場合、HDDは別売で、値段が18,000円(初期)。
PS2本体の初期価格が39,800円だったので、合わせて57,800円。
税込みで60,690円となるので、PS3の初期価格としては
妥当なところだと感じている。
しかしながらPS3でどれだけ素晴らしいゲームができるのか?
開発側からすれば、美しいグラフィックのゲームを作ろうとすればするほど、
人も時間も膨大となる。
それをリアルに表現するために細かなプログラムを組めば組むほど……。
要するにスゴイゲームはそれだけ開発費が莫大となる。
ここが開発側としてのネックとなるのです。
それだけのお金をかけてゲームが作れるのは大企業だけ。
だからこそゲーム会社の統合が、昨今激しく行なわれたわけです。
ウワサによれば、一度ある程度出来上がったPS3のゲームを見て
SONY(SCEI)から「もっと綺麗に表現できる」とダメ出しを食らって
グラフィック面を作りなおしたタイトルもあるとか。
綺麗と面白いは別。
PS3の機能を存分に使った面白いゲームを作るにはどれだけの工数と
金がかかるかを考えると、「PS3でゲームを作ろうか」などと
軽くは言えないだろう。
大手から綺麗なゲームは出る。
しかしチャレンジ的な面白いゲームが新手メーカーから出ることは難しい。
また大手といってもプロジェクトをたくさんかかえられるとも思えないため、
ソフトがコンスタントに発売されるかどうかも考えものである。
個人的には購入はしばらく静観というところだろうか。
■「FINAL FANTASY XIII」
PS3のソフトで一番注目されたのは「FF」シリーズの最新作。
「FF」はとにかくビジュアルがスゴイ。むしろそこがウリ。
言葉で語るよりも映像を見てもらったほうが早いので、
公式サイトで配信されている動画を見てください。
ボーイッシュというか、カッコイイ女性キャラ。
まだこれが主人公かどうかはわかりませんが、
ストイックな感じのキャラはウケそうです。
男か女かわからない中性的なキャラって、
一般の方にはこれからもっとウケるでしょうね。
相変わらずここの開発はミニが好きのようですが(笑
動画を見る限り、ムービーシーンと戦闘シーンの差が
ほとんどないのが良く分かります。
PS2でもムービーシーンに近い、操作可能シーンが表現できるスクエニですが、
これだけ高画質でキャラクターを動かせるというのは、とんでもないことです。
これがPS3の力でもあり、スクエニのクオリティの高さだと言えます。
ネット対応かどうかはわかりませんが、とりあえずPS3の第一段目ということで
オフラインでいくのかもしれません。
ウワサではネットも対応するのでは? と囁かれていますが、
真偽はわかりません。
・「FF13」は3タイトル今回目を引いたのは、「FF13」は1つではないという点。
「FINAL FANTASY XIII」
「FINAL FANTASY Versus XIII」
「FINAL FANTASY Agito XIII for Mobile phone」
の3作品。
「FINAL FANTASY XIII」は従来のように純正作品。
「Versus XIII」はその裏というか、リンクするような作品になる感じです。
元々「FF XIII」はPS2で開発していたということで、
本来は「Versus XIII」がPS3として開発していたのかもしれません。
どちらにせよ、PS3の機能を限界まで使い切ると公言するだけのものが
出来上がることでしょう。
同時開発なため開発スタッフも異なり、従来のスクエアファンにとっては、
担当者を比べてどっちの作品がいいかという論争にも発展しそうです。
「Agito XIII」は「for Mobile」と付いていることからわかるように、
携帯電話向けです。
「FF XIII」という冠が付いているので、PS3版のタイトルとリンクする
作品となります。
「新しいタイプのオンラインゲーム」と公言しているところから、
これも注目せざるを得ないところでしょう。
この頃には第4世代(またはそれに近しいもの)の携帯電話も
出てくるでしょうから、色々と夢は広がります。
■「モンスターハンター3 (仮称)」確実にオンライン対応とわかるタイトルです。
「1」、「2」とプレイしてきて面白いことは保障付き。
「2」でもかなりリアルにモンスターを見せてくれましたが、
PS3の表現力でどれだけ恐ろしいことになるか、期待が高まる一本です。
飛竜のウロコまで鮮明に描かれるとか、フルフルのぶよぶよ感とか、
怒ったモンスターのヨダレとか……
考えただけでも気持ち悪い感が増幅します(いい意味で)。
オンライン部分では、街の中は8人ではなくもっと多くしてくるような気がします。
討伐に関しては4人というスタイルは根本的仕様なので崩さないでしょう。
ただ、多人数で討伐できる期間限定クエストが配信されるというのはアリです。
それ専用の街が用意されていて、配信時だけ入室できる感じで。
とにかく基本部分は完成されているので、あまり大きな仕様変更は
してほしくないところです。
モンスターが増えるのは歓迎。
さらに武器の種類を増やすとか、
「2」で増えた新武器の派生をもっと多くしてもらえたら良いですね。
次回は「Wii」について語ります。