見どころ多数! 演出に圧巻!
ついに公開された『ハガレン』の新劇場版。
「アクションにつぐアクション」は原作者の言葉通り。
初めから最後まで画面狭しと動き回るアクションシーンが多く、
そこまで描くか!ってぐらい魅せてくれます。
ラストはスクリーンに釘付けでした。
面白い! ファンなら見ておきたい作品ですね。
※以下、感想。ネタバレなしなのでご安心ください。
◆前おき
単行本が全27巻で完結しており、
この映画は11巻第45話の間での出来事として描かれます。
(アニメ『FULLMETAL ALCHEMIST』の第20話から繋がる)。
劇場版オリジナルの舞台で壮大な話が描かれるという。
初日の客層は主観で女性が7割強。
さすが女子人気の高い作品!
学生が多く、女性同士で来ていた方も多かったです。
◆11.5巻配布中
劇中の前フリとしての漫画が19ページ。
あとは設定資料やインタビューなど
全64ページからなる単行本がもらえます。(先着50万部)
◆感想 (ネタバレなし)
舞台はテーブルシティと呼ばれる絶壁の上にそびえる都市。
エドとアルは脱獄囚メルビンを追ってシティへ向かうのが事の始まり。
冒頭の列車シーンから攻防入り乱れる戦いが繰り広げられ、初めからアクション三昧。
動きもカッコ良く、作画クオリティも高い。
オオカミを模したキメラ、「黒コウモリ」と呼ばれるレジスタンス、脱獄囚メルビン、
どうやら全員が敵対しているようで、
三つ巴の中にエドたちが入り込んで行くという、序盤から慌ただしい展開。
シティに着いたあとも三者三様、ジュリアという女性の奪い合いで
スリルあるアクションの連続!
もうね、スタートから時を忘れるほど吸い込まれる。
ジュリアとその仲間たちが追う「鮮血の星」とは何なのか。
テーブルシティに隠された真実とは。
オオカミを模したキメラたちの目的は。
脱獄囚メルビンが狙うものとは。
その見慣れぬ錬金術は何なのか・・・
そうした謎満ちた中でエドたちはシティの上へ下へと動き回り、
すべてを明らかにしていくという。
難点は少し混乱させられるという点かな。
中盤、ミロス国とテーブルシティの関係や、クレタ族やらアメストリスなど、
その相互関係が複雑で少し整頓しながら見なければならない。
以前の劇場版『シャンバラを征く者』は、
全体的に暗いというかテンション低めなところがあったけれど、
今回はエドもアルも元気よく飛び回り、全体的にも明るい調子。
終盤はシリアスなシーンもあるけれど、
これぞ『ハガレン』のテンションと思える全体の出来映えに納得。
後半はあちこちで大変なことになって見ている方も大忙し。
けれど見せ方が上手くて飽きさせないところが凄い。
特にラストの派手さは圧倒されるほど。
見終わった後は爽快でした。
兄弟の絆もしっかりテーマになっており、『ハガレン』らしい映画でしたね。
◆これから見る方へ
自分は情報を仕入れずに見たため、中盤までは複雑さを感じました。
登場キャラと国の関係を、映画を見ながら整理したことで楽しめましたが、
中には途中で振り落とされる方もいそうだなと。
そこでオススメするのが公式サイトの説明映像。
後からその存在を知ったのですが、これは見ておいたほうが良いですね。
http://www.hagaren-movie.net/#/special
見るべきは「勢力編」。
歴史編と文化編は、逆に混乱するので見ない方が良いです。
ミロスやクレタ、アメストリスとの関係を頭に入れておくと、
映画を見ながらの整頓もしやすくなると思いますよ。
◆総評
『シャンバラ』の暗さを払拭した今作。(『シャンバラ』も好きですけどね)
仕掛け、謎解き、作品ならではのキーワードもしっかり出てくる、
全体が『ハガレン』らしいテンション。
なんといってもエドとアルが明るく動き回る姿は見ていて楽しい!
結論としてBDが出たら買うかで判断すると、
買いたいですね。
そうきたかw
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