「度胸と勇気! それに美貌よ」
戦艦を奪うのに弾を使わず頭を使う。
情報のジゼル、度胸のファム、2人は本当に良いコンビだ。
美貌はミリア?
そのミリアがトゥラン再建へと奮起する。
戦いはなくても熱い展開の第5話だ!
第5話「Touch and move」
「我々はすでにあの空族たちと契約を済ませた」
<前回のあらすじ>
正体不明の戦艦「死神シルヴィウス」へ戦いを挑むも、
ファムの力量では落とせず、逆に捕まってしまう。
この戦艦もアデス連邦に対し何かしらの敵愾心を持っている模様。
ファムたちにとって敵とは言えないが、味方とも言い難い。
身柄解放の条件として、連邦の戦艦15隻を捕獲してくる契約を交わすと。
「本物のミリア姫だ」「生だよナマ!」
シルヴィウスの搭乗員たちはトゥラン王国に対して味方意識は持っているようだね。
壊滅した国の第二王女なんて威厳は無いに等しいけれど、
拘束せずに人として扱っているところに、シルヴィウスもまた良い人の集まりなんだなと。
「ジゼの頭の中には
ここ100年の世界中の船すべてが入ってんの」
星の方位、傾斜角と建造物の位置などから現在位置を割り出し、
付近にある基地と主要艦まで言い当てる。
なにこれ、ジゼルすげー!
こういうキャラって痺れるよなぁ。ますます好きになった!
頭脳のジゼルと操縦技術のファム。そこに王女という象徴もいる。
すでに変革を起こせるだけのコマがここに揃っているんだよ。
やばい、これほんとワクワクする!
「ミリアがいればトゥランは無くならないってこと」
今は何もできないただの1人の女の子。
しかし王女という肩書きは世の人々の中に残っていることは
シルヴィウスの搭乗員らを見ればわかる。
王国の再建を望むのであれば、王女自ら動き出せばいい。
再建への気持ちが今のミリアの生きる希望であり、原動力でもあると思う。
それが分かっているからこその気遣いある言葉なのだろう。
「鯨捕りは事前情報と準備が完璧なら9割成功したも同然なの」
てっきり戦いを仕掛けると思いきや、言葉巧みに無傷で敵艦を手に入れるとか!
こういう戦略も面白い。
ジゼルがいてこそ為しえた部分もある。
シルヴィウスのコスマニア君も、よく連邦の服まで持っていたものだw
それを量産しちゃうファムたちもすごいけど。
「この格好ならどんな男でも心動かされるって聞いてたのに」
それどこ情報? どこ情報よー?
この手のおっちゃんは子供は相手にしなさそう。ナイスバディだったらね~w
もしかしたら側近のテディだったら落とせたかもw
「ここに新生トゥラン王国の建国を宣言します!」
え、ここに!?
どこでも国になるとはいえ、艦内に建国しちゃうとか!
いや、そのぐらいの意気込みがなくては夢で終わっちゃうか。
この揺るぎない再建への情熱こそがミリアだ。
「私はここにトゥランの併合を歴史と祖先に誓い宣言する」
その一方で、アデス連邦がトゥラン王国と併合することを宣言。
併合というか、吸収だよね。
武力で制圧した国。そもそも連邦はトゥランを快く思っていないし。
てかこの姫さんがかな恵ボイスってずるいわw
伊藤かな恵 VS 茅野愛衣&豊崎愛生&悠木碧
俺が民ならどっちに付けばいいんだ!?
そんな葛藤を脳内で繰り広げていたり。
「迷子の小鳥にしてはなかなかやるようだしな」
タチアナの懐の大きさに痺れるね。
ミリアの行動を認めたからには、
シルヴィウスは連邦と敵対関係になることを決意したも同然。
よってシルヴィウスも味方となったに等しい。
「このテーブルが記念すべき最初の領土!」
空族、新生トゥラン王国、そしてシルヴィウスは、
いずれ目に見えて連合という形を取り、
アデス連邦に攻撃を仕掛ける流れになるのだろう。
その中心にいるのはミリア。
ほんの小さな1歩だけれど、世界を動かす大革命への1歩なんだ。
やばいよこれ、
すでに感動の展開が浮かんでくるよ!
想像だけど、ミリアがトゥラン復興を為しえて国中が湧き立つ中、
グラン・レースに参戦するファムが満面の笑顔。
そんな中、この写真がラストに出てきたら感激して泣いてしまうわ!
【過去ログ】 ※リンクなしは未記事
●第4話「Dubious move」
●第3話「Light square」
●第2話「Fool's mate」
●第1話「Open file」(※まとめ記事)
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