第1話は上手く作られていたものの、そこで判断するのは早計。
初回だけ力を入れていたということもありえる。
けれど4話まで観てきて、
この作品は面白い!と力強く言えるなと。
最初は”能力”という非現実的な力があるために
バトル主体になるのかな~という見方をしていました。
けれど見せ場は4人のやり取りだと気付いたんですよ。仲の良い女子高生&中学生4人の日常生活。
能力者がいる特殊な環境であるものの、これは日常を見て楽しむものなんだと。
まるで「けいおん!」を見ているような感覚。「けいおん!」も軽音活動をガッツリ見せていたわけではなく、4人の日常生活。
こちらは特殊な世界観での日常生活。
なのであくまでも能力は味付けであって、そこに少年漫画で見られるような
能力バトルが主体になってくる展開ではないんだなと。4話観てきてそういう見方が正しいんだろうなと思えてきたわけです。
原作を知らないので今後の展開はわからないですけどね。
じゃあ見方を変えるまではつまらなかったのかというと、そうではなく、
4人の女の子たちがそれぞれ良い味を出しているので魅力度は高い。
特に白井黒子の持つ変なテンションにはグイグイ惹き付けられるwそこに新井里美さんのおばちゃん声をあてたところがまた素晴らしい。
これ誰がキャスティングしたんだろ。ほんとナイスw
そして私的にお気に入りな飾利のそのゆるさ。
こういうマスコット的な立ち位置は必須だよね。
それでいて情報処理能力に長けているというギャップも良い。
さらに一般人の左天さん。
能力者じゃないところからの視点ってのも重要。普通じゃない中にいる普通人であるがゆえに4人の中でも浮いていない。
また明るく元気でさっぱりしたところが良いね。
という感じで、
第3話までは主役の美琴以外へ興味が高まっていた。そこへ第4話に美琴メインな回を持ってくる。
くそ~、上手すぎるw
「禁書目録」での美琴は、
単に攻撃的な子という印象で惹かれるものがなかった。なので「超電磁砲」でも最初から興味ナシな状態だった自分。
ところが何気に優しい面、女の子らしい面を見せられて、
彼女の新たな側面が新鮮に映り込んできたわけだ。
あれ、なんか美琴も悪くないんじゃね? …みたいなwここに作りの上手さを感じずにはいられない。
「禁書」での主役、当麻を持ってきたのはサービスとしても良く、
加えて美琴の良さを引き出すにも一役買っていたなと。
とにかく放映中であるのに関わらず何度か見直していたりする自分に、
あ~俺気に入ってるなwと思えてしまうわけです。
放映画質良し、作画も惹かれるほど良し、声良しなので、
私的には今クールで視聴意欲TOPな作品。
これはお勧めせずにはいられない。