<内容&感想>
◆スタートからそはらのパンツサービスだぁぁ!巨大な敵に立ち向かうため、巨大化するそはら。
制服姿なので当然下からは丸見え!
のっけからそはらのパンチラが見られてテンションUP!
このスタートはお話には関係ないけれど、掴みはOKだw
◆前半は総集編? 見慣れた場面に新キャラが!前半は総集編かと思うほどTV版の映像が流れる。
しかしそれは意味のある映像。
イカロスが現れる前から智樹を意識していた女の子、風音日和(かざねひより)。
この子が劇場版のヒロイン。
『夏祭り』や『文化祭』、『雪合戦』など見慣れた映像が入りつつ、
智樹の日常を見つめる日和視点が入ってくる。
彼女は幼い頃に両親を亡くし、健気に学生生活を送る引っ込み思案な女の子。
女子全員からゴミ扱いされている智樹の行動も、元気で楽しく輝いて見えるらしい。
そんな智樹に近づいてみたいけれど物陰から眺めるしかできない。
決して根暗ではなく、恥ずかしがり屋で純真さを持ったキャラ。
もうね、とにかく日和のキャラがとてもいい!
◆ついに日和が入部!『f(フォルテ)』12話の後に「新大陸発見部」に日和が入部してくる。
すなわち2期以降の設定になるわけで、ここからが完全新作。
日和が入部したことにより部員数が増えて格上げになる「新大陸発見部」。
これで智樹は幽霊部員の立場ではなくなり、平和な日々が送れないと察する。
そこで日和を入部させまいと、入部テストという名の変態プレイを仕掛けてくることに。
それを恥ずかしがりながらもクリアしていく日和がなんとも可愛い!
純白パンツを嗅がせようとしたり、白スク水を着せたり・・・
パンツが寿司ネタになったものを食わそうとするな!とwここでアストレアの「シメ鯖」連呼に爆笑。その後の智樹に大爆笑。
中盤は笑いどころが多く、場内も沸き立っていたのが印象的でした。
「わたし、今楽しいです!」
智樹の側にいられて、部活のみんなとの楽しい日々。
夢に描いていた充実した毎日が送れていることを実感する日和。
こういう優しい子こそ幸せを掴むべきだなと、
思わずこちらも笑みがこぼれたシーンでした。
◆智樹、初めての告白最近、智樹と日和がよく一緒にいるのを目にすると、
そはら、ニンフ、アストレアが嫉妬し、智樹に追求。
そこに日和が出てきて付き合っていないことがハッキリするものの、
このことで日和は自身が智樹に抱いていた感情が恋なのだと悟る。
「好きです」
引っ込み思案の彼女が、意を決して智樹に告げた言葉。
それもみんながいる前で。
智樹への純粋な恋心は前半で多いに伝わってきていたので、
本当に素直に出た言葉なんだと思う。
日和を応援したくなるほど感極まる瞬間でした。
告白の返事を聞かせてほしいと、次の日智樹と会うことに。
精一杯めかし込んで、好きな人に会える嬉しさからか
満面の笑顔で待ち合わせ場所に向かう日和。
しかし、悲劇は突然やってくる・・・
衝撃でした。
あまりのやりきれなさに絶句。怒りと悲しみに襲われた瞬間でした。
※ここから言葉を少し濁します。
◆全員の記憶から日和が消える?日和が居なくなったことで、みんなの中からこれまでの日和との記憶が消える。
けれど3人のエンジェロイドたちだけはそのことを覚えている。
「明日にはみんな忘れちゃうから」
あえて状況を説明しないエンジェロイドたち。
前半であのシーンやこのシーンにも日和がいたことになっていたけれど、
実際にはいなかったわけで、日和がいたことが非日常。
だからこれで良いのだと。
しかし次の日、智樹だけは日和の記憶を持っていた。
なぜ消えたのか、なぜみんな忘れてしまったのか?
日和の謎について知るイカロスとニンフに詰め寄る智樹。
しかしニンフはそれを拒む。
「だって智樹は気付いちゃうから!」
「智樹の側にある非日常が日和だけじゃないってこと!」このセリフには驚かされた。
日常的に見ている人や物、そのいくつかは実際には存在しないかもしれない。
まさかすべてが夢まぼろしなのか・・・?
◆エンジェロイドたちの戦いシナプスから仕向けられる新たなるエンジェロイド。
その使命は「桜井智樹の抹殺」。
立ち向かうことになるイカロスたちだが、この相手を破壊すべきなのか・・・
ラストはひとまず終止符が打たれるものの、なんとも言えない悲しさが残る。
と思ったところでエピローグ。
智樹のあの笑顔を見ることで救いを感じられて良かったです。
<総括>
なんとも切ないお話。けれど気持ちの良い終わり方。
見終わった高揚感から、素直に良い物語だったと言えます。ホロリときました。
とにかく日和はサイコーですね。
場内が拍手で満ちたところを見ると、みんなも良かったと思えたのでしょう。
TV版を見ていた方にはお勧めしたい。
私的にはちょっともったいなさもある。
もっと後半に時間を割いて、各自の感情をもう少し過剰に見せるぐらいの演出があれば、
さらにグっとくるお話に昇華したと思えてならない。
日和がいなくなった後の智樹の感情や、敵エンジェロイドの悲しみや辛さを
もっとじっくり演出できていればドーンと涙が溢れたと思う。
これ、あと1歩か2歩でとてつもない作品になった気がするな~。
<初日舞台挨拶>
舞台挨拶では監督2名(劇場版とTV版で異なる?)と、
保志総一朗(桜井智樹役)、美名(見月そはら役)、野水伊織(ニンフ役)
大亀あすか(ダイダロス役)、福原香織(アストレア役)の5人のキャストが勢揃い。
大亀さんホント小さくて可愛らしいですね。美名さんは大きかったなとw
野水伊織さん曰く、
TV版でのニンフはポテチ食べてる印象ばかりなので、
今回は真面目なセリフも多くて良かった、とのこと。
日和が居なくなり、悲しみに暮れる智樹に添い寝しつつ
「してみる? インプリンティング」なんてドキドキだったよ!
福原さんから「シメ鯖」のシーンがあって良かったということを聞いて、
この話が原作にもあることを知ったという(原作未読)。
どうやらラストが原作とは少し異なるようなので、それもあって終盤はネタバレを控えました。
というわけで、TV版を見た方にはお勧めします!