人形買ってる入須先輩、そのギャップに萌えるw
「燃えてる!」摩耶花の飛び退く姿にちょっと笑ったw
これだけの人がいる中で最後の犯行をしっかりやり遂げたか。
ただこれまで対象物が紛失していたのと違い、燃やしたことには違和感。
「失われた」という意味では同じなんだろうけれど。
「やられた。十文字の犯行声明だ」都合良く電話が鳴り、それを取らなかった里志。
焼けた校了原稿を掲げて奉太郎を見る目、これは何か知ってるね。
奉太郎の冷静さも気になるし、まさか本当に自演か?
「単刀直入な言い方しかできないのはお前の弱点だが」えるに教えた人への頼み事の極意。
それは入須が使ってこそであり、えるには武器にならないという指摘。
視聴者全員そう思っていたに違いないw
参考になる人の真似をして、
それが自分には合わないと導き出せただけでも成長なんですよ。
「あなたが十文字ですね、田名辺先輩」分かりづらかったので自分なりに順番を入れ替えてまとめてみる。
<犯行の概要>・「あ」~「こ」のうち「く」だけが抜かされたのは、それ自体がメッセージだから。
・狙われた部活は学祭パンフの左ページに集中している。
・毎回声明文が挟まれていたのは、その中から盗むというヒント。
・「く」が頭文字になっているのは、生徒会長の陸山(くがやま)の名前のみ。
・よって”陸山から何かが失われた”とういうメッセージになる。
<なぜ田名辺が犯人と思えたのか>・昨年の学祭で発行された「夕べには骸に」のあとがきから、
来年はクリスティの超有名作を捻ったものを出すという告知がある。
・十文字事件はその超有名作の「ABC殺人事件」に似ていることから、
この漫画が事件の鍵になっていることがわかる。
・作者の「安心院 鐸玻(アジム タクハ)」はペンネームであり、
関わったのは原作のアンジョウ ハルナ、作画のクガヤマ ムネヨシまでは確認済。
・ペンネームは各自の名前の頭文字を並べ替えたものであり、
ア、ハ、ク、ムを抜くと、残るのはジ、タ。
・パンフの掲載欄を操作できるのは田名辺が委員長を務める総務委員だけ。
・陸山が絵を描けることを知っている二年生以上の先輩、
そのすべてに当てはまるのは田名辺治朗(タナベ ジロウ)となる。
<何が失われたのか>・失われた物は頭文字が「く」となる、「クドリャフカの順番」。
・「陸山から「クドリャフカの順番」は既に失われた」、
すなわち陸山は原作を無くしてしまったという意味になる。
「これを買っていただきたい」口止めと、古典部で起こす犯行のサポート。
その引き替えに氷菓30部とはなかなか大きく出たものだw
学校の通販ページで売るための買い取りなら無理な数ではないし、
これで奉太郎も売上げに貢献したことになるね。
「初めての原作でさ、それを書いたとしたらさ」河内先輩ってショートだったのか!
漫画に疎そうな友人が手がけた処女作に、天才的な力量を感じてしまう。
それを認めたくない河内の気持ちも分かるよ。
長く関わってきた自分よりもなんで?ってね。
「陸山、お前は「クドリャフカの順番」を読んだのか」田名部が伝えたかった相手は陸山。そしてこれが本当のメッセージ。
アンジョウの原作があるにも関わらずペンを取ろうとしない陸山。
自分が到達し得ない能力を持ちながらそれを使わない相手に、
田名部は嫉妬していたのだろう。
まるで里志が奉太郎に抱く気持ちにも似ているね。
「これで心置きなく気にすることができます!」【速報】氷菓完売
ってことで、文集200部が完売!
里志とえるの宣伝と、十文字事件の犯行現場となったラストスパート。
なにより奉太郎が総務部に買い取らせた30部は大きかったね。
これでえるに説明しなかったら可哀想でしょw
買い取らせた件を端折って説明してあげればいいんじゃないかな。
天才を友に持つ凡人の憂鬱。アンジョウにしろ陸山にしろ、そして奉太郎も、
その類いまれない能力は、本人が気付かないところで羨まれている。
しかも本人の中では過小評価もあってか、嫉妬の目にも気付かない。
力を持った人間が近くにいると凡人はその差を感じて辛いのだろうね。
そんなことを感じる結末だったよ。
【過去ログ】●
第16話「最後の標的」●
第15話「十文字事件」●
第14話「ワイルド・ファイア」●
第13話「夕べには骸に」●
第12話「限りなく積まれた例のあれ」●
第11.5話「持つべきものは」●
第11話「愚者のエンドロール」●
第10話「万人の死角」●
第9話「古丘廃村殺人事件」●
第8話「試写会に行こう!」●
第7話「正体見たり」●
第6話「大罪を犯す」●
第5話「歴史ある古典部の真実」●
第4話「栄光ある古典部の昔日」●
第3話「事情ある古典部の末裔」●
第2話「名誉ある古典部の活動」●
第1話「伝統ある古典部の再生」