◆ティアーズ・トゥ・ティアラ (○)
第1話から普通のファンタジーものとは違うなと感じられた作品。
すぐにありふれた話になるだろうと思っていたものの、
最後の最後まで惹き付けられたままでした。これは面白い。
女性陣を愛でるだけの作品になるかと思いきや、
主役のアロウンに惹き付けられたのが大きい。
2クール目あたりからの過去話により、ようやくOPの内容が理解でき、
その瞬間、スケールの大きさに驚くしかなかった。ファンタジー世界が問題無く受け入れられる方には楽しめる作品。
逆に耐性がない方には同じような評価にはなり得ないかも。
特に原作がエロゲなために女性キャラが多いこともあり、
通常のファンタジーとはまた特色が異なる。
そこを分かった上で観れば、物語に面白さを見出せる作品。
後半は次が気になって仕方ないほどの展開でした。DVD等でまとめて観た場合、
2クール分を一気に消化できそうな作品だと思えます。
ストーリー・・・4
キャラクター性・・・4
画・・・4
演出・・・4
音楽・・・3
総合的な評価・・・4
総合点・・・23◆亡念のザムド (◎)
とにかく絵が綺麗。
考え抜かれたセンスの良い構図、見せ方がまた良い。OP、EDはTV用に用意された曲もあって、特にOPは格好良かったです。
キャラクターに魅力があり、先の展開も気になる。
ただし物語は独創性が強く、全体を把握するのは少々難しい。
決してあやふやではないですが、最後はなんとなく理解したというレベル。
数年後という演出は好きなので、ハルが元気に歩んでいて良かった。
てっきり序盤だけの出演かと思っていましたが、
彼女の心の強さがこの物語の核心かもしれませんね。一般的には付いていけない部分もあるかもしれないけれど、
この手の作品に慣れている方には問題なく見続けられそうです。
全26話のため、中盤付近にやや停滞気味な部分もあるけれど、
この世界観に魅了されている状態ならば意欲は継続するかと。
雷魚がいいキャラだったな~。
元々はPSNで配信されたということで、
ちょいとスタイリッシュ感があるのはソニーの意向なのだろうか。
どこか格好良さで補っている面もあり、
これ観ている俺カッコイイ~を狙った感じもします。
PSN独占で始まったもののTV放映されたのは
DVDの売上げを期待してのことかな。
ストーリー・・・4
キャラクター性・・・4
画・・・5
演出・・・5
音楽・・・4
総合的な評価・・・4
総合点・・・26◆涼宮ハルヒの憂鬱(新作話のみ) (◎)
「笹の葉」が放映された衝撃は大きかった。「溜息」はしっかりと原作を反映しており、
頭に描いていたであろうシーンをしっかり汲み取って形にしてくれている。
そういう部分が一期の頃のスタンスと変わりなくて良かったです。
さすがは京アニだけあって作画レベルも高かった。特にみくるちゃん。
一期ではストレートな萌えキャラということであえて可愛さを抑えていたのか、
二期での力のこもった可愛らしい演出は異常なほどw
ようやくみくるちゃんの可愛さが伝わった感じがします。
さて…
やはり「エンドレスエイト」がやり過ぎです。これでちょっと評価を落としたところがあります。
”早く終わってくれ”という登場人物と同じ気持ちになることが
京アニの狙いであったならばバッチリはまっていますが、
結果的に成功かどうかは別。
制作側の遊びが過ぎた感じがするものの、
一期の成果を見ればやりたいようにやらせてあげるってのもあり…か。
なんて広い心で受け止めてみる。
結果的にガッカリ感もまた楽しかったですし。ストーリー・・・4
キャラクター性・・・4
画・・・5
演出・・・4
音楽・・・4
総合的な評価・・・4
総合点・・・25余談ながら「消失」がまさかの劇場版ですか!最近多いですね、アニメの映画化。
DVD(BD)を買わない人でも、映画館に足を運ぶ可能性が高いのもまたアニメ作品。
という部分を狙っているのかな? まさに自分ですがw
とはいえ、これから続々始まる他作品の劇場版と違い、
「消失」はストーリーを知っているのでその点がどうかな~と。
でも大入りなんでしょうねw
続いて各種ベスト賞。
◆ベストキャラクター賞
戦場ヶ原ひたぎ (化物語)
やっぱ第十二話のラストで持って行かれましたね。
これ言われたらぞっこんでしょ。
こんな彼女だったら手離したくなくなる。
◆ベストOP賞
Super Noisy Nova (宙のまにまに)明るくテンポのいい曲で、かつ女性コーラスにはやっぱり惹き付けられる。
スフィアが気に入っているということもありますがw
「スパノヴァ!」が好き。
◆ベストED賞
君の知らない物語 (化物語)
9月終了アニメの中でこれ以上の曲は選べないってほど、群を抜いた良さ。
個人的にはアニメーションが変わった際、絵とのリンクに
その良さに気付かされました。
◆ベスト声優賞・男性特になし
◆ベスト声優賞・女性
花澤香菜・化物語(千石撫子)
・バスカッシュ!(ココ・JD)
・宙のまにまに(杏ゆきえ:高見女子の新部長)
・青い花(脇役で色々出ていた)
やっぱ撫子ですかね。
それに加えて「センコロール」のユキ役でもあり、
この時期は私的に花澤香菜祭りでした。そのため非常に印象が高くなったというのが理由。
演技の上手さにもまた惹き付けられます。
これからの活躍が楽しみな方ですね。
以上、5回に分けて感想を書いてきた9月終了アニメ。
その数、全18本!
お勧めは「化物語」「宙のまにまに」です。
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宙のまにまに / 大正野球娘。
・2009年9月 終了アニメ 感想 まとめ(3)化物語 / 狼と香辛料II / CANAAN / 咲-Saki-
・2009年9月 終了アニメ 感想 まとめ(4)戦場のヴァルキュリア / 懺・さよなら絶望先生 / 蒼天航路 / バスカッシュ!
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