前巻『涼宮ハルヒの分裂』が2007年4月に発売されてから4年。
まだかまだかと言われ続けた中でアニメ2期が始まり、
出るよ出るよと言われて延期になったかと思えば、
映画が作られその興行収入は8億4000万円(wiki参照)に達する成果を上げる。
作者にどれだけ利益があったかはわからないものの、
もう書かなくても左団扇で暮らせるはず。なので出ないとさえ思っていた。
ハルヒが世界を巻き込むほどのヒットを飛ばしたのは数年前。
すでにオワコンという空気が漂っているものの、原作はまた別格だ。
『分裂』は前後巻の前巻として登場したもので、やはり続刊が望まれるのは当然。
意気消沈だったところへ、ようやく『驚愕』が発売したという。
とにかくそれだけ待ち望んでいたものだった。
後巻にあたる『驚愕』は、さらに(前)(後)の巻に分かれている。
正直何のこだわりで分けたのかがわからない。
1冊にまとめた厚さでも全然問題ないんだけどなぁ。
それこそ文字の級数下げて1.5冊分ぐらいにシェイプアップできるだろうにと。
まぁビジネス的に2冊に分けた方が美味しいのでしょうね。
おそらく爆発的なヒットもあって戦略的に4年待たされたんだと思う。
ハルヒというコンテンツを忘れさせないために、
アニメ2期(2009年)→映画化(2010年)→そして最新刊(2011年)。
定期的に出すことはコンテンツを育てるために大切な戦略でもあるので、
1年ごとに大きなアクションを起こすことを踏まえ、
『驚愕』は今年発売というのが以前から決まっていたんだとさえ思う。
あくまでも私的な推測ですが。
それにしても初回発行部数が上下巻セットで51万3000部って、
どれだけ待ち望んでいた人がいたのかと。やっぱ凄いよハルヒは。
さて、『驚愕』を読むうえで困ったことが1つ。
『分裂』の内容をほとんど覚えてない!
4年ですよ、4年。覚えているわけがない。
そんなわけで10日ほど前から通勤中に『分裂』を読み直す日々がスタート。
ようやく今日の帰りに読み終わりました。
正直、読み直して正解。
あのまま『驚愕』を読んでも状況不明で楽しめなかったと思うほど忘れていました。
そんなわけで、これで心置きなく『驚愕』を読み始められる!
せっかく4年待ったのだから噛みしめて読んでいこうかなと。
購入された方、一緒にゆったりと読み進めましょう。
ってことでコメントでネタバレはしないでね。
感想は数週間後にでも!
初回版には小冊子も付いていたり。