「最高の手作りチョコを作ればいいのよ!」
里志のために作った今できる最高傑作のバレンタインチョコ。
しかし摩耶花の心を踏みにじるかのように消失。
犯人は分かっている。だがなぜ……!?
第21話「手作りチョコレート事件」
「覚えてなさい!」中学生時代の摩耶花か!
バレンタインに里志にチョコを渡そうとするものの受け取ってもらえず。
型に入れただけで手作りと言えないから? え?
屁理屈言って受け取りたくないだけだよね。
これだけの仕打ちを受けながら、
来年も挑戦すると啖呵切る摩耶花もすげーわ。
「ちーちゃんってさ、好きな人いないの?」声は聞こえなかったけれど、この後摩耶花に心中を告白したんだろうなぁ。
まぁ奉太郎だよね。
俺かもしれないけど。
「本当に親しい方にはお歳暮やお中元をお送りしないことに」つまり奉太郎とは親しい仲だからチョコは渡さないと。
どちらかと言えばえるがどう渡すのかが見たかったんだけど!
「摩耶花さんのチョコが盗まれたんです!」誰もいない部室に放置したままのチョコが消失。
摩耶花がそれを知った時の顔が怖くて見てられないという理由で犯人捜しを手伝う奉太郎。
おそらくえるの悲しむ顔を見たくないってほうが強いんじゃないかな。
それよりも里志の表情が妙に引っかかるんだよなぁ。
受け取りたくないから隠したんじゃないか?
「でも、ちょっとキツいかな」聞き込みをしてみたものの結局見つからず。
摩耶花に本当の事を打ち明けることになって空気どよーん。
摩耶花の対応に奉太郎が何かに気付いたみたいだね。
しばし里志の表情を映す演出も気になる。
いよいよもって里志が怪しいんだけど。
「私が私を許せないんです!」
鍵さえ掛けていればと自分を責める。
材料集めからチョコ作りを色々と手伝ったえるには
友だちの恋路を邪魔されてこの上なく憤慨するのは当然だよなぁ。
「ここは俺に任せてくれ」えるの涙を見せられては奉太郎も本気を出さずにいられない。
犯人は同じ階の天文部の者だと推理するが、動機不明でどうもしっくりこない気が。
これはあくまでもえるを一旦安心させて席を外させるための嘘だろうね。
「伊原のチョコを盗んだのは里志だ」里志の巾着を受け取り、再びそれを里志に返す。
やはり里志だったのか。
巾着に入れるためには真っ二つに折るしかない。
受け取るにしたってそれは酷くないか?
急がなければえるが戻ってきてしまう状況とはいえ、
なぜそこまでして隠す必要があったのか。
「僕は間違い無く摩耶花と一緒にいたい。でも拘りたくないんだ」??
何事にも拘っていた過去を捨て、今は「拘らないことに拘るようになった」。
それはとても気楽だ。
けれど摩耶花を受け入れることは摩耶花に拘ることになり、今の気楽さを無くしてしまう。
はぁ?
つまり簡潔に言うと、
友だちという今の距離感が楽だから好意は受け入れたくないってことでしょ。
それってさ、エッチはしたいけど恋人関係は面倒だからセフレでヨロ!と
言っているのと似たようなもんじゃん。
この一件で里志の株がガクンと下がったなぁ。
ぐだぐだ言ってないで気に入っているならまず付き合ってみればいいじゃん。
それから判断したって人生において決してマイナスにはならないのだから。
データベースって面倒臭い。
「そんな福ちゃんをまだ好きな自分が一番ムカツクー!」摩耶花は里志が犯人だと見抜いていた。
だからあっさり引き下がったんだね。
それを見て奉太郎も確信したんだと思う。
正直、なんでそこまでされても里志が好きなの?って思うんだけど。
うわぁー、次回で最終回じゃないか!
2クールあっという間だったなぁ。
【過去ログ】●
第20話「あきましておめでとう」●
第19話「心あたりのある者は」●
第18話「連峰は晴れているか」●
第17話「クドリャフカの順番」●
第16話「最後の標的」●
第15話「十文字事件」●
第14話「ワイルド・ファイア」●
第13話「夕べには骸に」●
第12話「限りなく積まれた例のあれ」●
第11.5話「持つべきものは」●
第11話「愚者のエンドロール」●
第10話「万人の死角」●
第9話「古丘廃村殺人事件」●
第8話「試写会に行こう!」●
第7話「正体見たり」●
第6話「大罪を犯す」●
第5話「歴史ある古典部の真実」●
第4話「栄光ある古典部の昔日」●
第3話「事情ある古典部の末裔」●
第2話「名誉ある古典部の活動」●
第1話「伝統ある古典部の再生」