引き続き、終了アニメの感想です。
いつもどおり個人的にランク付けをしています。
◎…かなり良い
○…良い
△…まぁまぁ
また、ストーリー、キャラクター性、画、演出、音楽、総合的な評価
(各5点・最高総合点30点)といった点数付けも行っています。
なお評価は辛口なところもありますので、ファンの方はご注意ください。
◆喰霊 零 (◎)
1話目から驚きの結末があり、
その後も視聴意欲をかき立てる展開に毎週楽しみだった作品。
黄泉と神楽のラブラブな雰囲気は見ていてすごく平和というか、
気持ちいいぐらい可愛らしく、とても良かったです。
第1話を知っているからこそ、
そんな平和な日々も長くは続かないことは分かっていたため、
気持ちのうえでラストへ向けての用意も出来ていた気がします。
よってこの2人が戦うことになる姿も素直に受け止められ、
最後まで納得しながら見られた作品だと思えます。
この話の運び方は上手かったですね。
戦い、宿命、嫉妬、愛といったいくつもの要素が絡み合い、
ここまで1つの作品を創り上げたのは高評価。
神楽役のみのりんヴォイスがまたテンションを上げてくれるし、
「OKポッキー!」というノリの良い名言も生まれたなと。
暗く真面目になりがちな話の中に、明るく楽しい部分がある、
この調和がとっても上手かったと思います。
ラストの締めも良し。
OPのみのりんの歌も良しです。
ストーリー・・・5
キャラクター性・・・4
画・・・4
演出・・・5
音楽・・・4
総合的な評価・・・4
総合点・・・26
◆魍魎の匣 (○)
原作は数年前に読んでいましたが、
忘れていた部分もあったため補完しながらの視聴。
よくここまでアニメ化させることができたと関心しました。
キャラクター原案がCLAMPだったのも正解。
アニメ脚本を書いた人は、相当原作を読み返したんだろうなと思うほど、
うまくまとめられたアニメ化です。
とはいえ、やはり原作を知らない方にはこの世界観は伝わり辛いというか、
序盤で挫折した人も多いのではと感じます。
けれども見続けた方はそのラストに多いに感嘆したことでしょう。
ミステリー小説を好む者として、このアニメ化はアリだと感じました。
演出にも気を配り、原作の雰囲気を活かしつつ、しっかりと作られたアニメ化です。
制作側の愛を感じましたね。
ストーリー・・・5
キャラクター性・・・4
画・・・4
演出・・・4
音楽・・・3
総合的な評価・・・4
総合点・・・24
◆今日の5の2 (△)
1話で見切る予定が、そのまま2話も録ってしまったので見たところ、
2話はなかなか面白かったので見続けた作品。
しかし面白かったのは序盤の数話で、中盤以降はこれといって惹き付ける話は無し。
絵柄は可愛らしいかもしれませんが、お話がとにかく単調でした。
最終話だけはまぁまぁだったかな。
ストーリー・・・1
キャラクター性・・・2
画・・・3
演出・・・2
音楽・・・3
総合的な評価・・・2
総合点・・・13
◆屍姫 赫 (△)
基本的にあまり面白くない。しかも主役級の声優が棒。
ヒロインである屍姫のマキナが全然強くなく、
大怪我ばかりという弱さが戦闘シーンでの気持ちよさを削ぐ。
逆にこれが味なのだろうか?
屍を倒す屍姫。
特殊な存在かと思いきや、屍姫は何人もいるって…。
ほとんど惰性で見ていました。
そんなとき、第8話「安らぎ」で、
ようやく”屍姫”というギミックの面白さが垣間見られました。
”契約僧が死んでしまうと屍姫が屍になってしまう”。
ほんの過ちで今まで倒してきた屍同様になってしまうという、
そんな紙一重で危うい存在なんだと痛感できる話には引き寄せられました。
それがミナイという屍姫に起こることで、切なく苦い事態に発展する。
正直、これだろ!と思いました。
なぜもっと早い段階でこのギミックを活かさなかったのかと。
ただ非常に残念なことに、それが痛感できたのは第8話のみで、
その後は”危うい存在”という持ち味を見せずじまい。これ、ほんと勿体無い。
作者が描きたいものを描くのが漫画でしょうけれど、
せっかく面白い要素を持っているのに、それが描き切れてないんですよ。
もしくは気付いていないのか。
第8話の感じをもっと前面に出していけば良いのになと感じました。
結局のところ”ただ戦っているだけ”になってしまい、
平坦で単調なストーリーに飽きがくる作品でした。
ストーリー・・・2
キャラクター性・・・2
画・・・2
演出・・・2
音楽・・・3
総合的な評価・・・2
総合点・・・13
◆ケメコデラックス! (○)
とにかく女性キャラクターのムッチリっぷりがたまらん!
自分の好きなバランスだな~と感じる体系に、1話目から眼福状態。
特に幼馴染みのイズミちゃんですね。
乳揺れ、パンチラも微量にあって、お色気の%も良い感じ。
ストーリーはまぁまぁかな。
ギャグではぐらかされる面もあるけれど、
基本的に謎を追究するものではないので、これで良いかなと。
続きのある終わり方だったので、人気があれば二期もありそうかな?
また声優陣が熱かった。
ケメコとエムエムで分けている時点で豪華なのだけれど、
斎藤千和さんと戸松遥さんで良い感じ。
戸松さんが抑え気味なので、瞬間的に聞き分けが難しいんですけどねw
ヴァニラ役の遠藤綾さんが色っぽくって良かった~。
そしてメイドキャラで能登ヴォイス。
早川の姉役で数話だけ出てきたけれど、「ご主人様~」にはご馳走様でした。
ストーリー・・・3
キャラクター性・・・3
画・・・3
演出・・・4
音楽・・・3
総合的な評価・・・3
総合点・・・19
以上5本。
これにて全11本感想終了~!
続いて各種ベスト賞。
◆ベストキャラクター賞
青葉つぐみ(かんなぎ)
始まった当初だったならナギでしょうね。
しかし最終的に俺のハートを掴んだのはつぐみちゃんです。
優しくて思いやりのある幼馴染み。
キャラクターとしてはごくごく普通なんでしょうけれど、
どこか愛しさを感じる、卵焼きとお浸しだけしか作れない娘。
あの独特なイントネーションにクラっときました。
◆ベストOP賞
『motto☆派手にね!』 戸松遥
みのりんの『Paradise Lost』とどちらにするか非常に悩みましたが、
インパクトはこちらのほうが上だったかなと。
とにかく動くナギがたまらなく可愛いですし、歌も良し。
◆ベストED賞
『プリップリン体操』 斎藤千和
良し悪しは別として、インパクトは絶大でしたw
千和さんがまさかこんな恥ずかしい歌詞を!
と、驚くとともに吹き出した歌です。
◆ベスト声優賞・男性
特になし
◆ベスト声優賞・女性
戸松遥
かんなぎ(ナギ)
ケメコデラックス!(エムエム)
魍魎の匣(柚木加菜子)
夜桜四重奏(岸桃華)
前クールから様々なアニメに出演し、「かんなぎ」で小ブレイクした感じでしょうか。
先が楽しみな実力を秘めているので、今後の活躍に期待しています。
という感じで、今回のお勧めは「かんなぎ」と「喰霊 -零-」ですね。
可愛いキャラのラブコメなら「かんなぎ」、
やや重い話ながら練られた展開を楽しむなら「喰霊 -零-」。
さて次は、新作アニメの視聴に取りかからねば!
【関連記事】
2008年 12月終了アニメ感想 全11本(1)「かんなぎ」
2008年 12月 終了アニメ感想 全11本(2)
2008年 12月 終了アニメ感想 全11本(3) (このページ)