2009年9月 終了アニメ 感想 まとめ(1)

10月からの番組改編のために、続々と終了するアニメ。
というわけで、
9月末に最終回を迎えた作品の感想です！

以下、個人的にランク付けをしています。
◎…かなり良い
○…良い
△…まぁまぁ

加えて細かな点数付けも行なっています。
評価は辛口なところもありますので、ファンの方はご注意ください。

◆青い花　(△)

第1話はかなりの好印象でしたが、
２話目からふみのキャラが少しずつ鼻についてきて、
いきなり視聴意欲が減退。
多少持ち直してきたところで、杉本先輩がまたちょっと…

百合への苦手意識は無いけれど、
あまりリアルなのも受け入れづらかったと思えた。
キャラクターの問題かな？
終盤は杉本を中心に動いていたところがあったし、
その杉本が心揺れまくりでハッキリしない。
これ、あーちゃんが居なかったら途中で切っていたよ。

同性愛って複雑に絡み出すと抜け道がなさそうで、
結局はその先に破局しかないんじゃん、って思った。
なので苦悩な展開にしかならず、全体的には暗い調子が漂うばかり。

だからこそあーちゃんは必須だし、
そういうキャラを登場させているところには、作りの上手さを感じた。
彼女によってどこか一歩置いた目線があり、完全にマニア向けにならず、
広く見てもらえる作品に仕上がっていたんだなと。

最終話はひとまず綺麗に終わらせていたので良かったです。

ストーリー・・・3
キャラクター性・・・2
画・・・3
演出・・・3
音楽・・・3
総合的な評価・・・3

総合点・・・17







◆シャングリ・ラ　(△)

細かい部分でよく分からないまま話が進行していた、
というのが正直なところ。

また第1話から作画崩れを感じていたけれど、そのまま最後まで突き通した感じ。
楽しいネタはあったものの、全体的にどうにも消化しきれていない印象。

なんだか寄り道ばかりしていた気がして、２クールやる意味あったのかな～とさえ思う。
國子が体験したすべてが後々物語として活かされてこないんだよね。
原作もこうなのだろうか？
制作サイドが良さを引き出せないままだった気がする。

ストーリー・・・2
キャラクター性・・・3
画・・・2
演出・・・2
音楽・・・3
総合的な評価・・・2

総合点・・・14







◆東京マグニチュード8.0　(○)

人物描写は上手かった。
あくまでも姉弟が自宅を目指すまでを見る話なため、
地震による被害、惨劇を第三者の目線で見るだけで終わった感じかな。

序盤はどんどん被害に巻き込まれていくので見応えはあったけれど、
中盤以降は復興が主になるため、図柄が地味なんだよね。
推定のノンフィクション、されど創作物なので
もっと物理的な怖さを見せてほしかったなと。

一番残念なのは弟が亡くなってしまった点。
インパクトを出すための演出だと思うけれど、最後が悲しいままで終わってしまった。
確かに驚いたけどさ…。
ちょっと脅かし方が違うんじゃないかと。
良く出来た弟だからこそ、視聴者は愛しく思う。
そこに最愛の人を亡くす悲しみを感じてもらうための手法としては上手いと思う。

ただ、現実に不満を持つ姉が、最後には”地震から力強く生き抜いたため”に
成長を遂げるのだろうと思っていたのだけれど、
どうにも”弟を失ったから”に見えてしまうのが残念。

真理さんがとても良い人で、見ていて気持ち良かったのが救いかな。

ストーリー・・・3
キャラクター性・・・3
画・・・4
演出・・・4
音楽・・・3
総合的な評価・・・3

総合点・・・20



続きます。



【関連記事】

・2009年9月 終了アニメ 感想 まとめ(1)　（この記事）
青い花 / シャングリ・ラ / 東京マグニチュード8.0

・2009年9月 終了アニメ 感想 まとめ(2)
うみものがたり ～あなたがいてくれたコト～ / プリンセスラバー！ /
宙のまにまに / 大正野球娘。

・2009年9月 終了アニメ 感想 まとめ(3)
化物語 / 狼と香辛料II / CANAAN / 咲-Saki-

・2009年9月 終了アニメ 感想 まとめ(4)
戦場のヴァルキュリア / 懺・さよなら絶望先生 / 蒼天航路 / バスカッシュ！

・2009年9月 終了アニメ 感想 まとめ(5)
ティアーズ・トゥ・ティアラ / 亡念のザムド / 涼宮ハルヒの憂鬱