終了アニメの感想、ラスト~!
12月末に最終回を迎えた作品の感想です。その3回目。
以下、個人的にランク付けをしています。
◎…かなり良い
○…良い
△…まぁまぁ
加えて今回も、
「今期終了アニメ(12月終了作品)の評価をしてみないかい?7」の企画に乗って
細かな点数付けも行なっています。
評価は辛口なところもありますので、ファンの方はご注意ください。
◆青い文学 (◎)
とにかく作画、演出が素晴らしかった。
著名な文学作品を元に、現代なりのアレンジを加えている形に好感触。
これは大人が見ても十分楽しめるアニメです。
・「人間失格」…暗いながらも惹き付けられる内容でした。
昭和初期も今と情勢はさほど変わらないんだな~と。
・「桜の森の満開の下」…明るさもあり、変なアレンジがまた面白かったです。
・「こゝろ」…個人的に突出して最高傑作でした。
前編と後編の視点の違いに、お嬢さんの性格の見え方が異なる面白さ。
直接的に見せてはいないものの、エロスを感じさせる演出も見せ場だったなと。
また桑島さんの演技も光っていたな~。
・「走れメロス」…つまらなかったです。
・「蜘蛛の糸」…短い時間でよくまとめられていました。
・「地獄変」…画面をめいっぱいに使った力強い演出がとても良かったです。
全体的に残虐的なシーンもしっかり見せているのが特徴で、
中には目を覆いたくなる演出もありますが、
このぐらいインパクトがあると観ているほうも気持ちが入りやすいなと。
”文学”という後ろ盾があってこそだと思うのですが、
鮮血が飛び散る演出はチャレンジだったと思います。
6作を1作品としてまとめて評価しています。
ストーリー・・・4
キャラクター性・・・4
画・・・5
演出・・・5
音楽・・・4
総合的な評価・・・4
総合点・・・26
◆夏のあらし!~春夏冬中~ (○)
一期より断然楽しめた二期。
主に喫茶店内でしか繰り広げられていないのにこの面白さはなんだろう。
同じように一ヶ所でしか展開しない「生徒会の一存」とは雲泥の差を感じるほど、
魅力的な作品だったと思います。
キャラクターとテンポがいいんでしょうね。
ストーリー・・・4
キャラクター性・・・4
画・・・3
演出・・・4
音楽・・・3
総合的な評価・・・4
総合点・・・22
◆アスラクライン2 (○)
序盤の作画の酷さには苦笑いでしたが、
中盤以降は一期同様のレベルになってひとまず安心。
見た目はさておき、ストーリーは私的に好みで楽しめました。
一期と異なり、”二順目の世界”という展開にグイグイ吸い寄せられましたよ。
”順目”ということは、並列世界じゃないんだよね?
空間と時間を含めて行き来している感じなのかな。
この中二病的な発想の世界設定、嫌いじゃないです。むしろ好き。
キャラクターと雰囲気も良かったのでしょうね。
三巡目まで出してきたのはいささかやり過ぎだけど。
野中藍ボイスの奏が相変わらず可愛かったです。
アニアが成長してしまったのは逆に残念w
とはいえ彼女がかなり重要な位置にいたことも発覚し、結構驚きました。
世界観は100%理解できなかったものの、面白さを感じる程度は理解できたかな。
最終話、操と嵩月、どちらも俺の翼だ!な状態にニヤリ。
選べぬ智春に操が「ヘタレ童貞」となじっていたけれど、
選んでいたら抱かせてもらえたのかと小一時間。
この流れなら奏を選べばいいんじゃないのか?って思ったけれど、
三角関係は引っ張っていくべきなんでしょうね。
結末はアニメならではの展開だったようで、
アニメしか知らない自分にとっては特に不満のないラストでした。
ストーリー・・・4
キャラクター性・・・4
画・・・3
演出・・・3
音楽・・・3
総合的な評価・・・3
総合点・・・20
◆そらのおとしもの (◎)
空飛ぶパンツなど、独自路線のネタで突っ走る姿が素晴らしい。
おバカネタでも、特定の場所で流行ったネタを使う「キディ・ガーランド」よりも好印象。
毎回ED曲をその回に合わせたかのような古き良き歌謡曲を流すなど、
その独特さには作り手の本気で遊んでいる感が伝わってきて良かったです。
最初はイカロスの狙ったキャラに抵抗感があったものの、
回を重ねるごとに良さが滲み出てきて可愛らしさを感じるようになれたのも良い。
加えて、智樹の丁度良いエロさとおバカさ加減も良かったです。
そしてなんといっても幼馴染みの”そあら”が良い!
可愛くて世話好きで、胸が大きくむっちりボディ。
怒ると暴力を振うものの、その照れ隠し具合がまた可愛いらしい。
改めて自分が幼馴染みキャラに惹かれる人間だと痛感しました。
CV美名も良かったです。
画質良好、作画も安定。
所々で可哀想なシーンもあれど、平和的で笑いもあり、お色気もあって、
それらが丁度良いバランスを保っていたと思う。
先の展開が予測できない緩急ある作りには、久々に良質なアニメを観たなと。
最終回は観るほうにも力が入り、すっきりと結末を迎えたと思います。
ストーリー・・・4
キャラクター性・・・4
画・・・5
演出・・・4
音楽・・・4
総合的な評価・・・4
総合点・・・25
<各種ベスト賞>
◆ベストキャラクター賞
そあら (そらのおとしもの)
幼馴染みのむっちりボディ、
こういう娘ならチョップされようがその胸に飛び込んでいきたい!
むしろ太ももに惹かれた。
◆ベストOP賞
特になし
◆ベストED賞
みらくるハッピーディ (聖剣の刀鍛冶)
歌うはリサ役の豊崎愛生さん。
あえてハキハキと歌わない甘ったるい調子が、聞き手のツボを押さえています。
私的に豊崎さんにハマっているのでひいき目もある。
単体で聞けばほんわかした良い曲ですが、
シリアスシーンからこのED曲に切り替わるのはちょっとギャップがあったかな。
それと、リサが何度もコケるシーンが可哀想でならなかった。せめて2回まで。
でも、あいなまボイスなので全部許す! 可愛い!
◆ベスト声優賞・女性
白石涼子
・夏のあらし! ~春夏冬中~(嵐山小夜子)
・にゃんこい!(住吉加奈子)
今回は白石さんですね。特にあらしさんが良かったです。
自分は「絶チル」でその名を明確に刻んだ方ですが、演技良し、歌声も良い。
どんな声を出しても基本の声質が柔らかいので、聞き心地の良い声なんです。
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