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ようやく観た!『Zガンダム 星を継ぐ者』 [【アニメ】劇場版レビュー]

この日曜日に新宿にて『Z』を観ました。

実はその前の週にも足を運んだのですが、
時間ギリギリに行ってしまったこともあり、
「立ち見です」と言われて一週間延ばすことにしたのです。
上映されてから1ヶ月ほど経とうというのに、まだまだ混んでいて驚きです。
上映館を限定したこともその要因かもしれませんが、ガンダム人気ってのは
やはりスゴイものだな~と痛感しました。


個人的には初代よりも『Z』の方が好きです。
その理由として、変形するMSが多いというのが1点、
そして恋愛も描かれていたという点でしょうか。
初代の場合、あまり直接的表現は無かったですし。
そこへ来るとカミーユとフォウとの結ばれぬ恋が、
観ていてドキドキしたものです。
多感な時期に観ていたということもその要因にもなったのかもしれません。


さてさて、今週の日曜の映画館も混み混みでした。
先週のこともあって30分前に着いたのですが、長蛇の列。
それでもなんとか座れるらしいので、
あの炎天下の中、ジッと友人と2人で並んでました。

開場し、座るところを確保したことで安堵し、ふと周りを見ると
子供も結構多いことに気づきました。
友人を挟んでその隣には、小学校低学年らしき男の子が2人と
おじいちゃんが来ていました。
明らかにおじいちゃんは、孫に急かされてきた感じですね。
あの歳でガンダムマニアだったら面白いですが(笑
戦争を体験した年代の方が、戦争モノのアニメを観る、
孫はその戦いを楽しみながら観る、
そんな風に考えると、なんだかやるせないなぁ、おじいちゃん。

 

■開演

赤いリックディアス。
久しぶりに見るそのフォルムのカッコ良さに胸が躍り始めました。

ガンダム奪取からアーガマへ。
今回はシャアとアムロが出会うまでというのは、なんとなく分かっていましたが、
それにしても随分とここまでをジックリと見せるんだなぁと感じました。
果たしてこれで、2人が出会うところまでやれるのだろうかと、ちょっと心配。

ところどころで新しく描かれた映像と、昔の映像が混在してきます。
TV版を観た人もそうでない人にもその違いは明白。
自分は脳内補正でやり過ごしたため、すんなり観ることができました。

TV版には無かった(?)、アーガマでの、
カミーユ、エマ、レコア、クワトロの4人の会話。
初めの頃のカミーユはレコアが好きということが
TV版では今ひとつ伝わってきていなかったのですが、
この会話の中で、レコアに甘えるシーンが入ったことによって、
ようやく伝わった感じです。
これは入れて正解だったんじゃないかと思います。

そういえばこのシーンの後、
エマとレコアがノートPCを観ながらの会話がありましたが、
このときノートPCのHDDがカリカリ言っているのが気になりました。
この時代でもカリカリ言いますか、しかし。


と言っている間に、ブライトがアーガマへ。
この点については、初めて見る人にはその経緯が
わからないんじゃないかと思います。
ホント、突然やってきた感じ。

MSでの派手な戦闘シーンが無い状態が続くため、
前の方に座っていた子供がキョロキョロしていました。
そうだよね、子供には分かりにくいよね(笑


シロッコの乗るメッサーラ登場。
ああー! でも、「落ちろ! カトンボ」が無い~~!
残念です。


このあたりからどんどん早送りしていく感じでした。


大気圏突入。
かなりいい感じでMSの戦いを見せてくれます。
新たな映像もあって、引き込まれました。
やはりガンダムは大気圏突入だね!
大気圏の演出なくしてガンダムはありえませんって!
…というぐらい、大気圏好きです(なんじゃそりゃ笑

映画館ということもあって、ステレオで聞こえてくる重低音が
さらに戦闘の迫力を沸き立たせてくれます。

カクリコンの「アメリアー!」には、
よし、それは起用したか! とニヤリ。

カミーユの父親と母親の2人の会話シーンのとき
「マルガリータ」という名前が出てきたときもそうでしたが、
なぜに女性の名前が出てくるとエロティックな絵を使いますか?(笑
まぁ、分かりやすいと言えば分かりやすい表現ですが、
「なぜエロスさ?」と、心の中で笑っていたのはナイショです。


バリュートで個々のMSが大気圏に突入し、敵も味方も何もできない状態で、
カミーユが無防備なMSを1体撃ち落とす…
「こんなのは卑怯だ」と言って撃つのを止めてしまいますが、
確かに観覧している側としてはそのとおり。
でも、もし自分が戦場にいる立場だったら…なんて思ってみたり。
ああ、人間って怖い怖い。


そんなこんなでジャブロー。
なんでレコアが、カイと一緒にいて捕まっているのさ? と、
初めて見る人は思うでしょうね。
やっぱりこれ、TV版は一度観ていないとキツいですね。


そして、やってきましたシャアとアムロの再会シーン!
「下がっていろシャア!」
「何をする気だ、アムロ!  …アムロだと~!?」
…じゃなかったですね。

互いの声が聞こえない状態なのに、なぜか相手を認識して思わず声が漏れる、
そんな、おお!と思えるこのシーンがすごく好きです。
シャアの「アムロだと~!?」が聞きたかった~!


そんな感じのステキシーンで1部終了。
スタッフロールの後、アムロとシャアが直に見詰め合う…
うん、総合的にとても良かったです。

ブライトがアーガマに来たことと、
ジャブローでのレコアの件の説明不足はありますが、
TV版を観た人で、なおかつしばらく観ていなかった人ならば、
映画版を観て損は無いかと思います。

 

そういえば隣のおじいちゃんと孫2人、
スタッフロールの時点でいなくなっていました。
ガンダムマニアではなかったか…ちw


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