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BECK(ベック) [◆アニメ]

終了したアニメを振り返る第三弾は「BECK(ベック)」。

簡単に言えば、普通の中学生がバンドに目覚めていく話

まずお断りとして、自分は原作を読んでませんでした。
そして海外の音楽にもウトイです。

いつもならこうしたアニメはスルーしてしまうわけですが、
なぜ見続けてしまったのかを、つづってみようかと思います。


主人公の幸雄(通称コユキ)は頭がいいわけでもなく、
ケンカも弱く、平凡な学生生活を送っていきます。
そんな普通の生活が細かく描かれていて、
学生の頃を思い出しながら見ていました。

そんな中、帰国子女で天才的なギタリスト、竜介との出会い。
コユキはそこからロックに目覚めて、竜介の作ったバンド「BECK」を通して
平凡な学生生活から自分の知らなかった世界に足を踏み入れていく。
コユキ自身も知らなかった音楽的才能も開花するわけです。

恋愛話もありで、幼馴染で先輩の「泉」。
コユキの初恋(?)かはわかりませんが、
親しげに声をかけてくる彼女に一時は心を奪われていた感じ。
けれど竜介との出会いによって、その妹の「真帆」に
今まで出会ったことの無い魅力を持つ彼女に引き込まれていきます。
兄の竜介がなんとなく応援している姿も楽しい。
この兄妹はどちらもサバサバとしていて、人として魅力あるキャラクターでした。

他にも、ギターを教えてもらうことになった独身貴族の斎藤さん(44)。
水泳コーチもしてもらったり、斎藤さんのお店でアルバイトしたり。
学校ではイジメにあったりしますが、
BECKのメンバーによってそのイジメも無くなり、
バンドとの出会いによって、学生生活が大きく変わってくる感じです。


そんな感じで少しずつ音楽というものに目覚め、
ギターの特訓、苦手な水泳を克服、バンド生活と並行しつつ、
日常ドラマが生き生きと描かれていて
「ああ、こういう学生生活もいいなぁ」と想いながら
徐々に「BECK」という作品に引き込まれていったというのが理由です。

絵柄も見やすく、音楽モノというだけあって、曲もいい。
泉と真帆との三角関係(ぽい)ドラマもあり、
力強く繊細に描かれたそうしたコユキの生活&成長
とても心地よかった作品でした。

↑(上から)コユキ、真帆、竜介を描いてみました。


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