BIOSHOCK(バイオショック) プレイ感想 [◆ゲーム]
21日に発売されたXbox360ソフト「BIOSHOCK」。
辛口の海外ゲーマーたちをも絶賛させた話題作ということもあって、
以前から結構気になっていたタイトル。
それがついにXbox360で日本語版が発売!
「バイオハザード」が好きな自分としては、興味の引く要素が多々ありました。
”海底都市”という閉鎖された空間。
この逃げ道の無さがいいじゃないですか。
「バイオハザード」で洋館という点に惹かれた自分としては、
「BIOSHOCK」での海底都市も十分魅力的です。
”各分野の天才たちを集めた理想都市”という設定がまず良いです。
独自のテクノロジーが発達し、
遺伝子操作で超能力をも使えるようになった人々が暮らす都市。
いつしか過度な遺伝子操作によって理性を失った人間は、
クリーチャーとなって人を襲うようになった…
ようするにそのクリーチャーまみれな閉鎖された海底都市で
1人で冒険することになるわけだ。
そりゃ怖いわw
さらに惹きつけられたこのゲーム独特の設定が、
”リトルシスター”と呼ばれる少女の姿をした生き物と、
”ビッグダディ”と呼ばれる潜水服のようなプロテクターをまとった生き物。
彼らは互いに共存し合っているという点に、不思議な世界観を感じたわけです。
基本的には、自分は可哀想になるような暴力的表現があるものは苦手です。
でも戦う相手は人の姿をしているとはいえ、ゾンビと変わりませんから、
そこは何か大丈夫だなと。
それに怖いモノ見たさってのはあるじゃないですか。
自分をあえて恐怖の場所に送り込む、そんな刺激が欲しいわけです。
閉鎖された都市や館などを探索するのが好きで、
ゲームとなればそこに戦う表現は付きもの。
リアルにこんな場所に送り込まれたら腰が引けて一歩も歩けないでしょうけれど、
そこはゲームだからと、怖さを楽しむわけです。
絶賛がどの程度なものか経験してみようかという思いもありました。
発売日(木曜)に購入。封を開けたのは土曜日。
説明書が薄いうえに半分は開発関係者のクレジットで埋まってるw
コントローラの全13個のボタンも使わせるのに、
それだけ~!? て思うぐらいの軽い操作説明しか載っていない。
アイテムの解説はゲーム中に見ろってことです。
日本のゲームの優しすぎる説明書に慣れている方は怒りそうなぐらい
説明しないところが逆にいいですね。
ニッチなゲームファンが多いXbox360ユーザーなら問題無しでしょう。
ゲームの主人公もこの海底都市には初めてくるわけですし、
武器やアイテムの解説はその都度聞けばいいわけです。
◆序盤のプレイを追いながら感想とか
墜落したジャンボ機を横目に、夜の海を泳ぐ。
なんて言うか、改めて次世代機の水の表現は凄いな~と。
目の前の塔のような場所に来るも、中が暗くてためらいまくり。
入れといいますか!?
恐る恐る塔の中に入り、潜水艇で海底都市へGO!
都市に着くなり、目の前で人が襲われる光景を見せられます。
「新入りか~い? ウキャーーー!」
奇声を発する何かが窓の外で暴れてる…。
怖いですw
外からガンガン潜水艦を攻撃する何者かがいる。
そいつの暴れる様がいったん落ち着くやいなや、
はいどうぞと言わんばかりにゲームスタートw
どうしろと言うのですか! 武器も無いのに出ろと言うのですか!w
そんな感じで怖がりながら進めていくと、ようやくレンチを手に入れます。
ナイフでもなく、レンチですか!!Σ(; ̄□ ̄
でも意外とパワーあるので問題無しって感じ。
はじめからそのステージのマップがすべて見えているのがいいですね。
進むべき道がわかりやすいです。
この海底都市、所々でラジオが鳴っているんです。
これがまた80年代…いや、もっと前のアメリカの放送っぽい雰囲気。
(知らないのでイメージですが
んで、ひとりごとのような話し声が聞こえたと思ったら、
唐突にスプライサー(人間のクリーチャー)が襲ってくる。
この独り言が怖いんだわ…
スプライサーの声かと思ったらラジオの声だったり。
またラジオから流れてくる音楽も、軽快だからこそ逆に怖いという始末。
もうね、ビクつきすぎw
ああ~、なんかいる! こっちに気づいている!
ぎゃー!
…と、最初はもう度胸ですなw
スプライサーを倒すとアイテムが手に入るんだけど、
それが何でどういうものなのか、この時点ではさっぱりでした。
画面上に見えるメーターとの関係とか、どういった効果なのか、
とにかく何だか分からないというのが正直なところ。
(プレイしていくことで、すぐにコツは掴めてきます)
少し進むと、何やら怪しいアイテムが。
この薬を腕に注入すると……
”遺伝子操作で誰もが超能力者”という、この都市ならではのテクノロジー。
魔法のような攻撃ができるようになるわけです。
これで俺も腕から雷撃が打てるようになったぜ!
それなんて中二(略
初めての遺伝子操作に意識朦朧と倒れ込む俺(主人公)。
そこへリトルシスターとビッグダディの姿が横切る…
こ、こえぇ…… なんだよあのデカイのは…
寝ていよう、俺はこのまま寝ていればいいので、主人公よ、起きないでください。
2人が去った映像のあと、すぐさま目を覚ますことに。
ほんとこのゲーム、突き放すなぁw
周りを見渡すものの、どうやら2人の姿はないようだ…
目的はこの都市からの脱出、だと思う。
来たばかりなのに危ない場所なので脱出って感じかな。
うっわ~、影が怖いよ!
ごめんという気持ちのまま、電気ショーック!
銃だ! リボルバーの拳銃を手に入れたぜ!
でも弾がもったいないのでしばらくレンチで行くことに。
いや、実のところレンチがかなり使えるんですわ。
何があったか想像するに耐えない惨状。
とにかくそこかしこで死体を見かける。
序盤ステージと考えれば、アイテム集めになるんだろうなぁ。
毎回、ガバッと起きてくるんじゃないかとビビりながらアイテム収集。
何が怖いって、扉を開けるとき。
「バイオハザード」って扉あけるときにローディングが入るので、
気持ちを整える準備があるけれど、
「BIOSHOCK」はローディングが無いから
(ゲームとして無いに越したことはないですが)、
開いた途端にスプライサーと鉢合わせなんてこともw
天井からリトルシスターを発見。
死体に何かしてる……って、刺してるな(´Д`;
下に行く階段しかないので、近づいてみると…
男のスプライサーがリトルシスターと鉢合わせる場面に出くわす!
奇声を上げる少女。
窓越しなので、こちらは見ているだけのイベントシーン。
男がジャンプして少女をいきなり攻撃。
…と思ったら、低い雄叫びの後にドスンと何かが降りてきた!
ビッグダディ!
目の部分が赤い。怒りに我を忘れてる!
男が拳銃で対抗するものの、まるで効果無し。
振り上げたビッグダディのドリルが男を直撃し、軽く吹っ飛ばされる。
壁を背に立ち上がった男へ、容赦ない攻撃。
回転したドリルで…(略
こ わ い で す
でもここでは見るだけ。
まだダディとの戦いにはなりません。
その恐ろしさ、ビッグダディの強さを印象づけるイベントシーン。
こうした、ゲームとしての順序立てた見せ方が、
自分の中にあった洋ゲーのイメージを変えましたね。
この先、色々なマップの仕掛けにも飽きさせない作りを感じたし、
武器や攻撃方法などが増えて、より楽に戦えるようになるため、
丁度良い具合いで頭を使いながらのプレイとなる。
進行ペースが心地よいです。
当たり前かもしれませんが、映像の美麗さにも目を奪われます。
リアルすぎるところが凄いな~と。
グロテスクなのはダメかと思いましたが、
この世界観に入り込んでしまうと全く問題ない感じ。
おそらくステージ4ぐらいまで進んだかな?
まだ先は長いと思いますが、この時点で言っておきましょう。
スゲー面白い!
いやほんと、止め時がわからないくらいハマってしまいました。
つーか土曜は1日ずっとこれやってたw
大味なところもありますが、
そこは”多少無理しても突破できる”というプレイのしやすさ。
もちろん考え悩むところもありますが、
それほど深く悩む部分はいまのところありません。
また、FPSタイプのゲームはこれまで避けてきましたが、
思いのほかすぐに慣れました。
敵の動きは速いですが、自分も軽快に動けるので問題無しです。
ビッグダディとの戦闘、リトルシスターとのふれ合い、
何か完成された世界観が感じられ、とても素晴らしく感じます。
エンディングまでプレイしてみなければわかりませんが、
ゲームとして良くできてますね、これは。
過激な描写はあるものの、そういう表現が全くダメでなければ
これはぜひともオススメしたいところです。
個人的には買って正解。
【XB360】BIOSHOCK 【いーでじ!!楽天市場ゲーム館】
カルさん、X箱ユーザでもあったんですか。
WiiのライトなゲームからX箱のディープなゲームまで
守備範囲が広いですねぇ。
洋ゲーというと、
難しい操作・不親切なシステム・不条理な謎賭け
っていうイメージがありますが、
なかなかとっつきやすそうですなぁ。
このゲーム、実は体験版をダウンロードしてやりました。
いきなり火の海に投げ出されて戸惑った記憶があります。
ただ私はホラーが苦手なため、途中まで出やめてしまいましたけど。(><;
by Lunamaria (2008-02-28 23:15)
Lunamariaさん>
こんばんは~(・∀・)ゞ
昨年末あたりにエリートを手に入れました。
でもソフトを買うのはこれが初めてw
それまで体験版などで楽しんでました。
そういえばWiiは最近可動してないなぁ~(´Д`)<Fitやってねーw
昔からのゲームファンとしては、ゲームらしいゲームがある360は
個人的には魅力ではあったんですよ。
>難しい操作・不親切なシステム・不条理な謎賭け
>っていうイメージがありますが、
まさに自分もそう思っていました! でもイメージ変わりましたよ、これで。
きっと日本人のディレクターが付いたか、日本のゲームを研究したのでしょうね。
そのぐらいゲームとして丁寧な作りをしています。
>いきなり火の海に投げ出されて
製品版でも同じw
墜落した飛行機という説明があったので、すぐに事態を把握できましたが、
所々で唐突に突き放すところもあります。でも何やら懐かしい気分ですw
>私はホラーが苦手なため
自分も得意ではないですね。
たとえば「サイレントヒル」はやりたいとは思いません。
このあたりの区分けが難しいのですが、「バイオハザード」は好きなので、
「BIOSHOCK」も似たようなイメージでプレイしています。
スピード感のある「バイオハザード」な感じ。操作が小気味良いんですわ。
by カルディア (2008-02-29 02:16)