2011年10月 秋アニメ新作 第１話感想 まとめ 全21本(4) 『ギルクラ』に『ラスエグ』、映画の序章かと思えるクオリティだ

秋アニメの第１話評価まとめ、その４！

秋の新作アニメもこれですべてが揃った！
まさか終盤にこんな良作が出てくるとは思わなかった。

というわけで視聴した全21本の感想を数回に分けて書いています。
あくまでも第１話を見ての感想ですよ！

以下、個人的な評価も付けています。
◎…かなり良い（視聴継続・確定）
○…良い（ほぼ視聴継続）
△…まぁまぁ。（ひとまず様子見、または切り）
×…切り

評価は辛口なところもありますので、ファンの方はご注意ください。





◆UN-GO（アンゴ）　（○）

因果の立ち振る舞いを楽しむ探偵モノか

推理モノとしての謎と解明はいたって普通。
そこに不思議なキャラを投入させることで
アニメとしての楽しさを見いだそうとしている感じだね。
探偵の新十郎と一緒にいる因果。普段は子供っぽく、解決時に妖艶な女性へと変化。
特徴はそのぐらいかな。

それにしても因果役の豊崎さんは良い演技するよ。
アクのある子供＆色っぽいお姉さん。
２役という重要な任務を任され、それにきっちり応えた演技。
まだまだ声優界には必要な人材。この才能は今後も活かしてあげるべきだよ。
予想外だったのが桑島さんの起用。
役的にこの回だけだろうけど私的に嬉しかった。

なんとなくだけどノイタミナの本命は『ギルクラ』で、
２本セットの時間枠という仕様からこちらは捨て駒感が少しある。
明らかに『ギルクラ』との力の入れようが、ね。
チェレンジ的な作品だろうけれど、推理モノは好きなので見ていくつもり。
→視聴継続








◆ギルティクラウン　（◎）

劇場版かと思えた作画クオリティ！

美少女、メカ、特殊能力、
男の子が惹かれる要素をギュっと詰め込んだ欲張りな内容。
過去たくさんの同種作品はあれど、演出と映像美で惹き付けてきたなと。

これまでのノイタミナ枠は他がやらないチャレンジ的な意欲作という印象だった。
ここで定番設定を持ってくるということは、かなりノってきている証拠だ。
これは賭けてるね！

それだけあってとにかく綺麗で構図もこだわっている。
一瞬で過ぎ去るシーンにも気を抜いていない丁寧さ。
やりすぎなぐらいのクオリティを求めたことをビンビン感じる。
とにかく第１話の惹き付けは非常に良かった。
このレベルを毎週保っていられるかが心配なほど。

少女から力を与えられる瞬間や、体に手を突っ込むシーンでは、
『セイクリ』や『ダンタリアン』が過ぎったけれど、
このあたりの演出はそもそもが定番なのであえてマネは感じない。
ようはその定番づくめな設定をどう面白く見せてくれるかというところ。

声優も男女陣ともども豪華。
ノイタミナの救世主、茅野愛衣の起用は再びヒットに繋がるか！？
→視聴確定








◆ラストエグザイル -銀翼のファム-　（◎）

上質な映画の序章を見た気分だ！

見せ方GOOD。ワクワク感がたまらない。
まずファムのキャラがイイ！
元気で恐れを抱くことなく猛進する度胸。
とはいえ考えなしではなく、頭の回転が早くて決断力もある。操縦テクニックも突出している。
説明はなくとも仲間から信頼されていることが自然と理解できるキャラだ。
おっとりなジゼルとのコンビもまた良し。

空を飛ぶ浮遊感も良い。
小さな機体を操り、縦横無尽に空を飛び回る姿。
飛び方を知り尽くしているかのようなテクニックが見ていて気持ちいい。

全体的に第１話としての見せ方が非常に良かった。
クジラ狩りと称した戦艦狩り。
序盤でその大胆な捕獲っぷりを見せておき、
終盤でもそれが活かされるというしっかりした作り。

最初にアクティブな面を見せて引きこませ、中盤で平和な日常を見せる。
彼女たちとは身分の違う王女役を登場させ、戦乱の中で互いを無理なく出会わせる。
仲間がいてこその戦術、その大胆な作戦を軽快に見せていく。
数話見てからの判断ではなく、１話目でしっかり見せようとする作りが好印象！

余談ながら私的に好きなシーンは、ファムの作戦に「毎回無茶言いやがって」と言いつつも
意気揚々と飛び出していく仲間たちの１コマ。何だかワクワクしたよ。

この調子でGONZOには頑張ってもらいたい起死回生の作品だ。
→視聴確定






以上累計22本。
これにて第１話感想すべて終了～！
１本増えたけれど今期はかなり期待値の高い作品が集まった印象。

ちなみに現時点での私的上位５作品は

僕は友達が少ない
ラストエグザイル-銀翼のファム-
たまゆら～hitotose～
境界線上のホライゾン
ギルティクラウン

話数がバラバラなので条件が違えどこんな感じ。
『ホライゾン』は２話の意味不明さで下げたかな。でも雰囲気は好きなので定着。
わかりやすい面白さで『はがない』が一歩出た感じ。ただし作画が怪しい。
『ラスエグ』はほんと１話目が良かった。２話次第では順位入れ替えもあるなぁ。



◆数を絞りたい人へ
話題に付いていきたい、面白い作品はどれ？と、見たいけれど視聴を絞りたい人は

僕は友達が少ない
ラストエグザイル-銀翼のファム-
たまゆら～hitotose～
ギルティクラウン
WORKING´!!

このあたりを見ておくといいんじゃないかな。
『ホライゾン』や『Fate/Zero』も面白いけれどコア設定なので広くは勧め辛い。
気に入れば入れておくという感じで。
余力があれば『ちはやふる』、『イカ娘』、『未来日記』あたりも。

というわけでこれにて完了。
ひと月後のランキングがどう変化しているのか、自分でも楽しみだ。





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・2011年10月　秋アニメ新作　第１話感想 まとめ 全21本(4)
UN-GO、ギルティクラウン、ラストエグザイル-銀翼のファム-





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タグ：ギルティクラウン ラストエグザイル-銀翼のファム-

コメント 8

ギルティクラウンは
劇場で
見たいレベルです！ｗｗｗ
そして
ファムがかわゆいｗｗｗ
by kotekoma (2011-10-17 22:00) 

こんばんは～。
いや～ファムは第一回が前夜祭とかまさかの展開になっていたので、ちょっと心配していたんですが、かなりのクオリティで期待度大ですね。

＞ラストエグザイル -銀翼のファム-　（◎）
個人的期待度はトップクラスですよ。
レトロさと未来の技術とが見事に融合した一期の雰囲気をみごとに継承しているなぁという感じですよね。
クラウス達は確か運び屋とかだったと思いますけど、ファム達はそれよりもさらに自由な生き方をする空族。
ここが冒険心をくすぐりますね。
そして、そんな空族がお姫様を救うという展開も主人公が女の子のファムとはいえ、王道ファンタジーもの。
ラピュタを彷彿とさせる作りですよね。
戦艦が空を埋め尽くすシーン、空族のヴァンシップが戦艦を翻弄するシーンなどのスケールも圧巻。
さらに一期からの続投キャラとしてディーオがファム達空族側にいるというのも良いですね。
ほとんど忘れていたようなものだけど、この一話で「ああこういうキャラだったな」と思い出せる独特の雰囲気はすごいな。（笑）
子供のような無邪気な部分と何か見通しているような謎めいた部分、さらにはファム達も舌を巻くほど、優れたヴァンシップの操縦技術は今だ健在ですし。
ただ個人的な好みとしては、もっと男臭いのが良いｗｗｗ

＞ファムの作戦に「毎回無茶言いやがって」と言いつつも意気揚々と飛び出していく仲間たちの１コマ
いいですよね～。空で自由に生きる者達っていう雰囲気がたまらないです。
「一番銛の仕切りに従う」っていう彼らのしきたりにもロマンを感じるよね。

＞おっとりなジゼルとのコンビもまた良し。
ホライゾンの鈴といい、悠木さんは弱気系の女の子も良いな。
弱気でスラスラと言葉が出てこない感じが凄くかわいい。

＞『ホライゾン』は２話の意味不明さで下げたかな。
たぶんまだ話がスタートしておらず、謎をばらまいている段階なのかなと思いますね。
トーリの告白って、多分言葉通りのただの告白にはならないんだろうなというのが伝わってきますしね。
告白してからが物語の真のスタートなんでしょうなぁ。
しかし喜美役の斉藤千和さん、トーリ役の福山潤さんは回を重ねるごとに、突出してうまいとなぁと感じますね～。
あとはみのりんのＯＰが凄い良い！あのイントロの格好良さは異常ｗ
by ガッツ (2011-10-18 22:12) 

｢ノイタミナ｣枠のクオリティの高さに驚いた!

『UN-GO』は『轟々戦隊ボウケンジャー』(もしくは『鋼の錬金術師』)の會川昇さんが脚本を担当しているという事で個人的に期待大でした｡確かに面白い｡

しかし…『ギルティクラウン』は予想外でした｡内容はもちろん､作画は劇場版クオリティですからね｡寝る時間を忘れて見入ってしまいましたよ｡

今期も第1話を見る限りでは良作揃いですね｡楽しみが増えた!
by ALONSO (2011-10-19 00:24) 

kotekomaさん＞
こんばんは～(・∀・) ゞ　niceありがとうございます！

『ギルクラ』の１話のインパクトは凄かったよね～。
これは大画面で見てみたいｗ

by カルディア (2011-10-19 01:35) 

ガッツさん＞
こんばんは～(・∀・) ゞ

俺的には前夜祭も楽しんだけどね！ｗ
まさかガッツさんが期待度トップクラス認定されるとは驚いたｗ
冒険心をくすぐる、まさにそれよそれ、その表現がピッタリくる！
ファムの自由さにしっかり合致したワクワク感。
あー俺ってまだまだワクワクできる歳なんだって思ったものｗ

＞戦艦が空を埋め尽くすシーン、空族のヴァンシップが戦艦を翻弄するシーン
実はそこテキストが長くなったので削ったんだけど、
しっかり言ってくれて嬉しいじゃないかｗ
引いたローアングルからの壮大さ加減、ここは思わずおお～となったよ。
ヴァンシップでの煙幕シーンも、あんな小さな舟で巨大戦艦群に
突っ込んでいくってところが勇ましくもあり、
ファムたちの無茶っぷりをしっかり表現していて楽しめたところ。

＞「一番銛の仕切りに従う」っていう彼らのしきたり
ここ良いよね。一番取ったやつに従うってことは、
みんなが互いに信頼し合っている証拠でもある。
この単純ながらも男気あるルール、惹かれるよなぁ。

＞悠木さんは弱気系の女の子も良いな
良いこと言った！
碧ちゃんは元気っ子モードが特徴だけれど、強面声もかなり良い。
加えて『Aちゃんねる』のトオルのような可愛いさある低音もできるし、
今期の弱気系もたまらない。かなり経験積んできてるね。

＞たぶんまだ話がスタートしておらず
マジカヨオイｗ　３話もわけわからんかったよ～。
とりあえずキャラ絵とノリと全体の雰囲気が気に入っているので見ていられるけれど、
あまりわからない話が続くと辛くなりそうｗ　トーリめ、早く告白してくれ～！

＞あのイントロの格好良さは異常ｗ
自分もそれすごく感じてたわ。このＯＰはしっかり聞き入ってしまうｗ

by カルディア (2011-10-19 01:35) 

ALONSOさん＞
こんばんは～(・∀・) ゞ

ノイタミナ、ノッてきてますね～。
『ギルクラ』はこれ１話だけで
どんだけ時間とお金を費やしたんだよと思えるレベル。
『あの花』ヒットで勢いがありますね。

設定はやり尽くされたものをかき集めた感じのド直球。
それを２話からどう見せてくれるのか楽しみです。
by カルディア (2011-10-19 01:36) 

ラスエグ、ギルクラ共に素晴らしかったですね。

ラスエグのファム役に豊崎愛生を持ってきたことは
正直、ラスエグの世界観に合わないのでは？と
不安な要素だったのですが、さほど違和感を感じませんでしたし、
CGに関しても前作から、正統な進化を遂げていた感じです。
これは期待できそう。

by ロック (2011-10-20 22:39) 

ロックさん＞
こんばんは～(・∀・) ゞ　niceありがとうございます！

その２本は非常に良いですね。２話目も大変良かった。
好みは「ラスエグ」のほうかな。

おっしゃるようにファムにあっきょは正解。
そのフォローに碧ちゃんも大正解！

by カルディア (2011-10-23 03:10)