革命機ヴァルヴレイヴ 第16話「マリエ解放」感想 マリエが泣けるほどにカッコイイ！

「たった二年だけの私の記憶」

マリエの記憶欠落の謎とともにRUNE（ルーン）の謎が見えてくる。
恐ろしい、そして悲しい・・・
マリエーーー！！！




「人と話す前に自分自身と話すだけで精一杯だった」
過去二年分の記憶しかないマリエ。
家族や友達、好きな物が何かすらも思い出せない。
物静かな面の裏では、悲しい現実と向き合っていたとは。





「私が使ったから」
仲間とドルシア軍の戦闘が行われる中、
エルエルフと瓦礫の中で二人きりになるマリエ。
一号機に乗り込んで身を隠すも、撃たれた傷の治りに困惑する――。

不死のマギウスであることは明白だけれど、マリエはヴァルヴレイヴとの契約は行っていない。
記憶欠落に謎を解く鍵がありそうだが・・・。





「マリエはテストパイロット」
1796日（約５年）前、マリエはヴァルヴレイヴ開発のテスト被験者だった。
隔離された孤独さの中でピノと友達に――。
まかさ開発の渦中にいた人物だったとは。重要人物じゃないか。





「私が食べた。記憶という情報」
ヴァルヴレイヴの原動力となる情報原子『RUNE（ルーン）』。
RUNEとは人の記憶。つまり記憶を糧にしてヴァルヴレイヴは動く。
マギウス化したハルトが他人を襲うのは、噛み付いて記憶を吸っていたのか。
それならほぼ無制限にRUNEが確保できる。理にかなっている行動だ。
・・・まあ、ハルトがサキを犯した衝動については不明だけど。

テストパイロットだったマリエは外部から補充ができないため
自分の記憶を引き換えにするしかない。
だから二年以前の記憶が欠落している。
・・・恐ろしい。なんて諸刃の機体なんだ！





「これを動かすと、また忘れる？」
マリエのもとに三号機と五号機の窮地が伝えられる。
すぐに駆けつけられるのはマリエの乗り込んだ一号機だけ。
仲間はハルトが搭乗していると思って一号機に救いを求めてくる。

今は自分しかいない。
だが動かせば、ただでさえ微量な記憶を失うことになる。
記憶のなさにこだわるマリエが、これ以上の損失を決意するわけが・・・





「一緒に作ろ、未来の思い出」

ショーコとの記憶が回顧する。
「過去は作れないけど、未来ならこれからいっぱい作れる」
そのことがマリエの背中を押した。





すげえ、充分に使いこなせている！　さすがテストパイロット。
ハルト以上に乗り込んでいた時間は長いだろうし、これなら勝てる！
カッコ良すぎるだろ、マリエ！





「！？」
攻撃を繰り出した瞬間、記憶が消えるのを実感するマリエ。
楽しかった二年間の思い出が一つずつ消えていく。
消費スピード、思ったよりも早いぞ！？
おいおい、一撃の重みが大きすぎるよ・・・





「壊れてもまだ作れる！」
やめてー！　もういいよマリエ！
古い記憶からどんどん迫りくる記憶破壊。
アキラとの思い出なんて、ついこの間の記憶じゃないか。
それ以上戦ったらみんなのことを忘れてしまうだろ！





「キミ・・・誰？」
あああーーー！　言わんこっちゃない！
熱暴走で停止した一号機に呼びかけてくるハルト。
その姿を見てもマリエは誰かを判断できない。やっちまった・・・。マジかよ

そんな中、熱量が666まで上昇。
莫大なRUNEを消耗するハラキリ・ブレードを放つ。
敵は殲滅できた、だが・・・





「マリエ、サヨナラ」
RUNEの消費がついに記憶の蓄積量を超えた。
ハルトのことさえ思い出せないところまで使い切った記憶は、
それ以上にマリエの何を奪ったのだろうか？
ハラキリ前までは自我を保っていたのに、自分すら見えなくなったのかもしれない。
脳死みたいなものだろうか・・・。


なんだよこれ・・・悲しすぎるだろ！
記憶を食う機体という設定に驚かされる中、
あまりにも痛ましい最期を見せられて悲しさでいっぱいになったよ。

どうせ二年分の記憶しかないなら、多少は失っても痛くないとでも思ったのだろうか？
たとえ新たに作れる記憶だったとしても、未来を作るためには過去の記憶も必要なんだよ。
それはショーコとの記憶が背中を押したことからも分かるだろうに。

ショーコやみんなとなら、この先も思い出が作れたかもしれない。
記憶の受け皿さえ残っていれば・・・。
記憶させることもできない状態となってしまっては元も子もない。
あまりにも辛い最期だ。
しばらくマリエのことが忘れられそうにない。




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タグ：革命機ヴァルヴレイヴ