2013年12月末 最終回アニメ 評価まとめ 全17本！(3) 『ヴァルヴレイヴ』、『＜物語＞シリーズ』など

終了したアニメの評価その３、ラスト！

12月末に最終回を迎えた秋クールアニメの評価を、
点数とコメントを付けて数回に分けて書いていきます。

以下、個人的にランク付け。
◎…かなり良い
○…良い
△…まぁまぁ
また、細かな点数付けも行なっています。

※評価は辛口なところもあるためファンの方はご注意ください。



◆革命機ヴァルヴレイヴ 2ndシーズン （◎）[分割2クール]

キャラも戦闘も魅力的。物語にもドキワク！

多数のキャラクターが登場するにも関わらず、メインの一人一人を丁寧にピックアップしながら進行する流れが大変良かった。戦闘シーンも3Dメカが格好良く動きまわり、二転三転する物語にもわくわくさせられる。
敵（ドルシア）側もしっかり描かれてモジュール77側との掛け合いも密になっていく楽しさ。様々な謎を積み上げてきた前期から、2ndシーズンは怒涛のごとく崩して謎が明かされていく気持ち良さ。大変楽しく見せてもらえた作品だったなと。
欲を言えば、終盤がかなり急ぎ足だった感なのが勿体無い。また、マギウスの”罪を被せる作戦”は展開が見え見えだったのでもう少し知的で驚く手段を用意して欲しかった。
ラストの後日談も足らない感なので、あと半クールは欲しかったなと。

ストーリー・・・5
キャラクター性・・・5
画・・・4
演出・・・5
音楽・・・4
総合的な評価・・・5
総合点・・・28




◆＜物語＞シリーズ セカンドシーズン （○）[2クール]

語りは楽しく、飽きさせない演出も良い

いずれの話も途中まではわくわくさせられるものの、ラストがいまひとつ。
『傾物語』はあっさり終わるし、『囮物語』は中途半端に終わって憤りさえ覚えた。ほんと、途中まではすごく面白いんだけどなあ。期待していたほどのラストは拝めなかったなと。
そんな中で『恋物語』だけが群を抜いて面白かった。
結果的に『恋物語』で『囮物語』の結末を見られたため、５つの話をまとめて１つの大きな物語だったと考えれば納得もできるかも。ほとんど『恋物語』で評価が底上げされたと言っても良い。

ストーリー・・・4
キャラクター性・・・4
画・・・4
演出・・・5
音楽・・・3
総合的な評価・・・4
総合点・・・24




◆夜桜四重奏 ～ハナノウタ～ （○）

以前よりも見やすくて分かりやすい作り

2008年版ははっきり言って記憶に薄いほどに心に残らなかった。今作は2008年版の作り直しながら、まるっきり印象が異なる感覚。
まず見た目が見やすくてアクションが気持ち良い。展開も分かりやすくキャラ一人一人が魅力的に映り込んだ出来栄えだったなと。

ストーリー・・・4
キャラクター性・・・4
画・・・3
演出・・・3
音楽・・・3
総合的な評価・・・3
総合点・・・20




◆てーきゅう 第3期 （◎）

３期でも衰えないお馬鹿さに脱帽

毎度ながらよくそんなボケが生み出せるものだと思う。作者はアホか天才かと思ったけれど、ここまでくると天才と思わずにいられない。テンポに関しては制作の技術力だろうけれど。
ボケに対してすぱんっとツッコミが入り、すぐに次のボケで畳み掛けるスピード感。とにかく毎回面白くて、キャラクターも魅力的。実質２分半だけど中身は濃厚だ。

ストーリー・・・5
キャラクター性・・・5
画・・・3
演出・・・4
音楽・・・4
総合的な評価・・・4
総合点・・・25




＜アニメ以外＞
※アニメではないため本数にはカウントせず点数も付けません。
◇機動戦士ガンダム第07板倉小隊 第５期

『頂上決戦』という大会への目標があるためか、以前に比べてかなりバトルへの本気度が増した印象。
たしかに小隊全体の技術力は高まり、勝利する姿は見ていて楽しいけれど、バラエティ色が薄まった感。そんな中で愛生ちゃんの癒やしはとても重要な立ち位置に見えた。
ただ、愛生ちゃんと他メンバーとの実力差が大きく開いている印象も受けてしまい、二期、三期の頃は一緒に強くなっていく感じが楽しめたものの、今やお荷物的な扱いが否めずに少し悲しい。
ファンとしては愛生ちゃんの激務ぶりは良くわかっているので練習量に差が出るのは仕方ないと思っている。視聴者もそこを汲み取ってもらえているのかが心配。とはいえ、大会出場者のプレイヤー面々には愛生ちゃん人気が高いことが窺えたのはとても嬉しい。
大会メンバーとして板倉小隊から愛生ちゃんが選ばれなかったのはむしろ良かったかな。大会は小隊たちに本腰で挑んでもらうとして、番組自体はバラエティ色を残していてほしいと思う。という想いを込めて６期にも期待したい。




以上、アニメ４本！　トータル17本！
期をまたぐ作品が多いので今回はこの数。

さて今回、◎評価を付けたのは３本。
アルペジオ、ヴァルヴレイヴ、てーきゅう3期。
17本中３本はちと少なめだけれど、
またいでる作品に◎の可能性が多いと感じるのでこんなところだろうね。
次の冬クールではどうなるか！




【関連記事】
●2013年12月末　最終回アニメ 評価まとめ 全17本！(1) 『境界の彼方』、『勇しぶ』など
●2013年12月末　最終回アニメ 評価まとめ 全17本！(2) 『アルペジオ』が高評価！
●2013年12月末　最終回アニメ 評価まとめ 全17本！(3)  『ヴァルヴレイヴ』、『＜物語＞シリーズ』など



※こちらは終了したアニメ作品の記事です。年末年始における挨拶のみのコメントはご了承ください。

タグ：最終回 終了アニメ感想

コメント 4

VVV、面白かったけど、最後の数話がものすごい駆け足だったので、
まさか、打ち切り？と思ったのですが、そういうわけじゃなかったんですね。
クライマックスはもうちょっと膨らませてもらいたかったですよね；
キャラ、メカ、世界観もよかっただけに、ちょっと惜しい・・・
by くま・てーとく (2014-01-05 19:56) 

くま・てーとくさん＞
こんばんは。niceありがとうございます。

終盤の急ぎ足はほんと勿体無かったですね。
おっしゃるように世界観もキャラもメカも魅力だっただけに、ラスト数話の急がせっぷりがいたたまれないです。
一応は尻切れにならずに最後までは描けていたので良かったのかなと思っておきますｗ

by カルディア (2014-01-07 02:59) 

あけましておめでとうございます。
＞物語シリーズ
本来なら偽で終わってましたからねぇ。
西尾さんも偽をファンディスクみたいなもの。これで終わりと当初は言ってました。
その後、最後の物語として「猫」と「傾」が発表されました。が、「猫」は二つに分かれ「傾」はあらすじが変化し（最初はまよいが落ち武者と出会う話）他の物語が発表されました。
そして「恋」で終わらず第三シーズンが発売され遂に（やっと）最終作の終物語（上）が発売されました。
大人の事情は分かりませんが、売れるコンテンツと言うのは......。

＞夜桜
作り直しと言うかOVAの前後をほぼ原作準拠で映像化した感じですね。前のはほとんどオリジナルでしたし。
多少の不満はあれど、良いアニメ化でした。
by 亀 (2014-01-08 00:17) 

亀さん＞
こんばんは。コメントありがとうございます。
そして明けましておめでとうございます。

＞物語シリーズ
売れるコンテンツは出版サイドが引き伸ばしにかかるのは仕方ないですよね。
「終物語」が売れたらまた新たに出てきそうだなあｗ

＞夜桜
原作準拠のほうが断然面白かったですね。以前のアニメはなんだったのかとｗ

by カルディア (2014-01-09 02:10)