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2016年 夏アニメ 最終回まとめ評価 全24本!その2 『サンシャイン』、『テイルズ』、『クロムクロ』が高評価! [【終了】最終回感想まとめ]

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夏アニメまとめ評価、後編!

2016年9月末に最終回を迎えた夏クールアニメの評価です。
点数とコメントを付けています。

以下、個人的にランク付け。
◎…かなり良い
○…良い
△…まぁまぁ
また、細かな点数付けも行なっています。

※評価は辛口なところもあるためファンの方はご注意ください。
※見ていた作品のみです。


◆タイムトラベル少女
~マリ・ワカと8人の科学者たち~
(○)

キャラ良し物語良しの時間移動作品

現代の女子中学生とタイムスリップした先で関わる科学者たちとのやり取りでまず楽しめ、そこへ物質転送装置を狙う者の登場、時間移動した先で再会する父親(ただし数年前の姿)、現代へ戻れなくなるアクシデントなど、子供向けにしては牽引力のあるネタが詰まっており、しっかりと物語が組み立てられていた作品。
現代人を過去に残したまま締めくくるラストにも驚かされそんなチャレンジ要素もグッド。
絵柄が可愛く作画崩れなし、ヒロインに豊崎愛生や寿美菜子の起用が視聴継続にも繋がった。
ストーリー・・・4
キャラクター性・・・4
画・・・4
演出・・・3
音楽・・・4
総合的な評価・・・4

総合点・・・23




◆境界のRINNE 第2期 [2クール] (○)

新キャラ多数の2期

ネタが安定してきたのか一期よりも仕様意欲が向上。
特に新キャラが増えたことでより楽しめたなと。
ストーリー・・・3
キャラクター性・・・4
画・・・3
演出・・・3
音楽・・・3
総合的な評価・・・3

総合点・・・19




◆食戟のソーマ 弍ノ皿 (◎)

面白さの勢いが止まらない

秋の選抜本戦という二期スタートから興味を引き、その内容も熱く、3名による決勝戦も納得の試合。アリス母もいいキャラだ。スタジエールでの修行もぐいぐい惹きつけられて面白さの衰え知らずな品。
ストーリー・・・5
キャラクター性・・・5
画・・・4
演出・・・5
音楽・・・3
総合的な評価・・・5

総合点・・・27




◆ラブライブ!サンシャイン!! (◎)

ヨハネ、ずら丸、がんばルビィ!

スタート数話はμ’s版をなぞる展開でアイドルアニメの定形でも模索しているのかなと思えたほど。
最初はキャラが1人も分からなかったのに中盤以降はがっつりと認識できたのは作りの上手さだね。挿入歌は大人しい曲が多かったものの、全体的に良いサウンド。ところどころでμ’sを使ってくるのは知名度の高い前作を持つ強味を活かしていて、ズルいながらに上手いと思わせられる。私的には一年生組が最もインパクトがあって興味の糧に。
明らかに二期が想定されたラストだったけれどそうなることも想定済みなので自分としては終わり方に異議はないかな。あとは中の人たちの魅力が発揮できればμ’sに続く巨大コンテンツになるだろうけれど、そこがまだ薄いので二期までに売り込みが必要かと。
ストーリー・・・4
キャラクター性・・・5
画・・・3
演出・・・3
音楽・・・5
総合的な評価・・・5

総合点・・・25




◆クオリディア・コード (△)

仕掛けは良いが作画が酷すぎ

面白味のある物語まで否定されるぐらい見た目が酷い。
とはいえアンノウンの真相に行き着くまでが長いため序盤は退屈、作画の悪さもあって数話で見限る人も多かったと思える。面白さに気づくまでは作画で引っ張る必要があった作品。最後まで見ればストーリーは楽しめたが、その良さも見た目でおシャカに。
ストーリー・・・4
キャラクター性・・・3
画・・・1
演出・・・1
音楽・・・3
総合的な評価・・・2

総合点・・・14




◆マクロスΔ [2クール] (○)

お粗末な三角関係

歌姫が5人ユニットなうえに空中騎士団もいて詰め込み過ぎ。男女両方の客層に支持されたい欲が出てしまったのか焦点が定まらず、登場人物の関わり合いを描くだけで精一杯なのか肝心の恋愛描写が希薄。そうかと思えば唐突にデレ描写を挟んできたりと、とにかくお粗末すぎる三角関係描写。
そもそもハヤテが恋愛対象として認めづらく単なる子供にしか思えないレベルで、ミラージュの魅力もまるで感じられない。その二人に釣り合わないほどフレイアだけが魅力的に映っていたのはスポットがワルキューレに集中したからだろう。そのあたりのバランスの悪さが恋愛対象として認めづらい空気を作ってしまった。
立場の異なる人材の恋愛バランスを時間を掛けて均衡させていくことで視聴者は惹かれ合う者の心情を理解できるわけで、それを怠ったのはマクロス作品として大きなマイナス。視聴者がTVシリーズの『マクロス』に求める大部分が三角関係であることを制作サイドは忘れてはいけない。
全編通してストーリーにも中だるみがあり興味が薄れるほど。ラスボスを倒したのが主人公ではないし、勢いだけのラストにもガッカリ感。ロイドがネットワークで銀河をひとつにしたがっていたので、いっそのことウィンダミア人の先祖はヴァジュラだったぐらいぶっ飛んだ設定でも良かったなと。
※ラジオも拝聴
ストーリー・・・2
キャラクター性・・・3
画・・・5
演出・・・3
音楽・・・5
総合的な評価・・・4

総合点・・・22




◆テイルズ オブ ゼスティリア ザ クロス (◎)

展開良し、劇場レベルの作画クオリティ

三期分ぐらい必要だろうと思えるほど進行は緩やかだが、かなり丁寧に描いているので没入感もあって好印象。作画は劇場版クラスで非常に見応えがあった。
途中、別タイトルの話が二話分挿入されたが、そちらも興味を引く内容だったため、これはこれで良しな感覚に。本編は一応のラストを飾ったが、冒険はまだ途中。このクオリティなら続編はいくらでも待つ。
ストーリー・・・5
キャラクター性・・・4
画・・・5
演出・・・4
音楽・・・3
総合的な評価・・・5

総合点・・・26




◆あまんちゅ! (○)

『ARIA』には遠く及ばず

『ARIA』レベルのカタルシスを期待してしまったが中盤までは退屈。まったり空気な作品は暖気に時間がかかるというか後半になって作品の空気感に慣れ、ようやく退屈さが無くなるレベルに。ダイビング部分よりも、電車で紫陽花を見た回のようにちょっと変化のある日常話のほうが惹かれたなと。
記憶に残るのは9話、てこの中学時代の回想シーン。灯里ボイスに沸き立ってしまったのは『ARIA』ファンにはたまらない演出だしもっと聞きたかった。
ストーリー・・・2
キャラクター性・・・3
画・・・5
演出・・・4
音楽・・・3
総合的な評価・・・3

総合点・・・20




◆ダンガンロンパ3 -The End of 希望ヶ峰学園-
未来編・希望編
(○)

殺し合いの果てに希望のある未来

二話目からゲーム的な趣向が始まり面白さ急上昇。襲撃者の種明かしに意外性があり、『絶望編』も見ていたので洗脳術にも納得できた。
なぜ霧切さんを死なせる必要があったのかと不満もあったが、最終話となる『希望編』で良い意味で覆されたので良し。同時期に二作品を放送した理由にも納得だ。
ストーリー・・・3
キャラクター性・・・3
画・・・3
演出・・・3
音楽・・・3
総合的な評価・・・3

総合点・・・18




◆モブサイコ100 (○)

バトル要素が強まってからが本番

人に対して超能力を使わないため中盤マンネリ化してきたが、弟の覚醒から再び視聴意欲向上。バトル要素が強くなり、目を奪われる動画や構図も素晴らしかった。
爪の幹部らを前に霊幻がどう出るか疑問だったが、モブのエネルギーを借りる流れは想定外だったのでラストも良い形で楽しめた作品。
ストーリー・・・3
キャラクター性・・・3
画・・・3
演出・・・4
音楽・・・3
総合的な評価・・・3

総合点・・・19




◆アクティヴレイド
-機動強襲室第八係- 2nd
(△)

水着回が一番楽しめた

私的にはバトルスーツ系はそれほど興味はないため元々の視聴意欲は低めだったが、それでも最後まで見続けられる楽しさは見いだせた作品。
一番楽しめたのは水着回。サービス要素以上にギャグ要素の高さが魅力的。あさみの極度に嫌がる姿が楽しかった。
新キャラの女子二人は思いのほか活躍しなかったのは残念。
ストーリー・・・3
キャラクター性・・・2
画・・・3
演出・・・3
音楽・・・3
総合的な評価・・・3

総合点・・・17




◆クロムクロ [2クール] (◎)

魅力的なキャラで牽引、ラストも良い!

剣之介と由希奈が主役として非常に良いキャラなのが一番の魅力。加えてクラスメイトや研究所のキャラも立っており、それぞれの掛け合いが楽しめるあたり、優れたキャラ設計だと思わせられる作品だ。
ムエッタの登場によって2クール目も初回からぐいぐい引っ張り、雪姫との関係性やエフィドルグの謎が明らかになっていく流れは興味深く、剣之介と由希奈の距離が縮まる様もとても良かった。
いかに由希奈が剣之介を想っているかは最終回の駆け落ち上等の姿勢から見て取れるし、仕方なく地球に残る形になる自然な見せ方も上手い。ドラマ撮影の映像を見て由希奈が涙する様子で別れの辛さがしっかり伝わった。この演出には思わずこちらも目頭が熱くなるほど。
そこで終わることなく、5年後が描かれるあたりがたまらない。剣之介を追うために旅立つ由希奈が素敵すぎる。数年後に追いかけるENDは直球のハッピーエンドが描かれるよりも余韻が残ってたまらなく好きだ。その間片時も忘れなかったんだろうと思わせるし、先に待つ未来が想像できる。剣之介が生きている証も描写があって余念のない演出だ。成長した小春やソフィーなど目に見える周囲の変化にも興味が尽きない最終回だった。
余韻の残るラスト、されど清々しく涙できる。2クール退屈せずに見続けられたのは個々のキャラにしっかりスポットを当てた抜かりない演出の賜物だと思える。
ストーリー・・・5
キャラクター性・・・5
画・・・4
演出・・・5
音楽・・・4
総合的な評価・・・5

総合点・・・28




◆ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン (○)

独特な世界観と頭脳戦が魅力

タイトルの緩さや、士官学校では模擬戦なこともあって血の流れない作品かと思いきや、シナーク族との戦いからは死人も出るし指は詰めるしでわりと強烈な演出も。まあ2話あたりで兵士を殺めていたけれども。
主要メンツの中で衛生兵のハローマが空気。途中参加のナナクのほうが印象が強い。乱暴に言えばイクタとヤトリ以外はモブかなってぐらい登場人物は多い。そんな中で印象強いシャミーユですらしばらく登場せずcv水瀬いのりがナレーションと明記されるレベル。本人もラジオでネタにしたほど。
不眠の輝将が出てきてからより楽しめたものの、ラストは俺たちの戦いは的エンド。続編は期待薄いかな。
※ラジオも拝聴
ストーリー・・・3
キャラクター性・・・3
画・・・3
演出・・・3
音楽・・・3
総合的な評価・・・3

総合点・・・18





以上、13本! トータル24本!

今回、◎評価を付けたのは9本。
『聖戦の予兆』、『Re:ゼロ』、『NEW GAME!』、『この美』、『ベルセルク』、『ソーマ 弍』、『サンシャイン』、『テイルズ』、『クロムクロ』。
24本中9本はかなり良い数字だ。
冬と春が少々力不足だった分、夏で盛り返したなと。

●やり直し系が流行った夏クール
『リゼロ』、『ReLIFE』、『Rewrite』、『orange』と、ひと言で言えば「人生やり直し系アニメが流行ったクール」だ。その波に飲まれてしまったのか別の意味で『レガリア』のやり直しもあってアニメファンや業界にとっても驚きを与えた夏クール。
これだけ集中するのも珍しいけれど、やり直し系はそのネタだけでも面白い作品が描けてしまうし興味も惹かれるため、こぞって作られてしまうのも分かる気がする。ただ、それに味をしめて今後氾濫してしまわないか心配でもある。
まあ面白ければ二番煎じだろうが三番煎じだろうが構わないけれどね。ただしそこに新しい要素が見い出せなければ意味がないので良き作品が生まれることを期待したい。
というわけで、秋クールも楽しめる作品に出会えることを願って!



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ダンガンロンパ3 -The End of 希望ヶ峰学園- 絶望編 /
はんだくん / この美術部には問題がある! / ReLIFE / ベルセルク

2016年 夏アニメ 最終回まとめ評価 全24本!その2
タイムトラベル少女~マリ・ワカと8人の科学者たち~ / 境界のRINNE 第2期 /
食戟のソーマ 弍ノ皿 / ラブライブ!サンシャイン!! / クオリディア・コード /
マクロスΔ / テイルズ オブ ゼスティリア ザ クロス / あまんちゅ! /
ダンガンロンパ3 -The End of 希望ヶ峰学園- 未来編 /
モブサイコ100 / アクティヴレイド -機動強襲室第八係- 2nd / クロムクロ /
ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン


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コメント 2

ガッツ

こんばんは。
新作が始まってきてたまってたのも消化したとこですw

>タイムトラベル少女~マリ・ワカと8人の科学者たち~ (○)
自分はニコニコチャンネルでやってるの知って最初はNHKかとw
それくらいしっかりしてたという感じですね。
題材になった科学者も名前知ってても具体的に何をした人か微妙にあいまいなこともあるので、恥ずかしながら「へ~」と思いながら見てましたw
ラストの過去に取り残された御影が、実はエジソンのビジネス展開に影からかかわっていたというのもよかった。
タイトルのわりにワカちゃんがあんまりタイムスリップしなかったのはちょっと残念だったけどw

>あまんちゅ! (○)
かなりスローテンポでドカンとくる話がなかなか来なかったなぁというのはありました。
ARIAも一期は結構話詰め込んでたんですよね。アニメ一話に漫画三話ぶんぐらい入ってる時もありましたし。
世界観が理解され、アニメ自体も評価されて後半のじっくりな描き方ができるようになったと思うので、あまんちゅは最初からこのスローテンポだと、ちょっと間延びするところがあったかな?とは。
絵もきれいで丁寧だったのはすごかったと思いますが。
あと、「恥ずかしいセリフ禁止」って言う人がいないと、こんな恥ずかしいのかとw

>アクティヴレイド -機動強襲室第八係- 2nd (△)
一期から引き続きすごく楽しめた作品。
一期がダイハチとウィルウェアが活躍する話を中心に展開してたのに対して、二期は刑事ドラマの面を一期より強く押し出した感じがしましたね。
ミュトスが協力者に加わる回も、逆にミュトスからバードへ宣戦布告するような形になっててよかった。
ラストは落ちてくる衛星を止めるために、宇宙へメンバーを打ち上げるという展開。
リアルっぽさを感じられる範囲での最大スケールのストーリーだったなと。
一期OPに乗せて、それぞれの必殺技でオスカー2を打ち上げる展開はシビれました!
しかしあさみちゃんに部隊長はまだ早かったんじゃないかなぁ?w
一期よりぽんこつ具合が悪化してるような気がするんですけどw
フィンガーズは出番はそれほどなかったけどいいキャラでした。
声優さん男女で一人ずつってのもなかな笑ったw
by ガッツ (2016-10-19 18:33) 

カルディア

ガッツさん>
こんばんは。コメントありがとうございます!

>マリ・ワカ
ラストに置いてけぼりにされる展開は自分には斬新でしたw ある意味邪魔な存在ではあるので上手い落とし所だったなとも。同じコンパスが2つ存在することによるタイムパラドックスもまあ納得なんですが、それ以前に真理も父親も歴史に関わりすぎだろwって思いつつ、それを脇において楽しめるのは子供向けアニメの良さだったなと

>あまんちゅ
序盤はだいぶ間延びしましたね。ARIAに慣れている人でも退屈感は否めない作りだったような気がします。それとおっしゃる通りツッコミ役がいないのがねw むしろこれから面白くなりそうだったのでここで終わるのは勿体無い気はしたかな

>アクティヴレイド
ガッツさんほどのハマりはしていなかったので主にギャグ面を楽しんでいたところもあるけれどギャグ要素は一期以上に僅少なので私的な評価が上がりづらかったなと。あさみのポンコツっぷりは楽しかったw
by カルディア (2016-10-22 02:51) 

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