レオナルド・ダ・ヴィンチ展 行ってきました、が… [◆雑記]
9月15日から六本木ヒルズで会期している
「レオナルド・ダ・ヴィンチ展」へ行ってきました。
入場料は一般1,500円です。
結論から言うと、思っていたほどのものではなかった、
というのが個人的感想。
六本木ヒルズ自体、行くのは初めてでした。
いや~、外側から見ると洒落てますなぁ
まず、入り口が分からなかったです(笑
歩いていると展覧会の看板が見えたので、近くにいた案内の人に聞くと、
エレベータで3階へ行ってチケットを買ってから52階へエレベータで…
とのこと。
…ややこしいな。
チケット売り場へ着いたのはいいんですが、どうも手際が悪い。
1人につき2分とか、ヘタすれば5分とか…ありえないって(^^;
チケットを買ってエレベータ前まで行くと整備員がいて、
搭乗制限してました。
そこまでスゴイものなのか?
さて、エレベータに乗り込むと、あっという間に52階へ到着。
耳が詰まったよ~(>_<)
開場内…かなり落ち着いた雰囲気で、薄暗い場所でした。
人はまばらで、どちらかというと閑散とした感じ。
カップルが多かった気がします。
でもね、ここはデートには使えないと思いました。
まず、ダ・ヴィンチの絵画目当てなら行かない方がいいでしょう。
ちょいとシャレた気分で相手を誘い、「モナリザ」ぐらいは…
いやいや、「最後の晩餐」や「受胎告知」とかの有名どころも知っているぜ!
と、意気込んで行くとダメージ大きいですね、たぶん。
いわゆる「画家としてのダ・ヴィンチ展」ではなく、
「科学者としてのダ・ヴィンチ展」だからです。
絵画は有名ですが、医学や天文学、水力学などがメインなため、
そっち系に興味がなければ相当つまらない思いをすることでしょう。
それはそれで面白そうと思って私も赴いたわけですが、
会場内で紹介されているのはノートの切れ端ばかり。
私は、科学者面でのラフなどをいっぱい見たかったのですが、
展示のメインは文字。
すなわち絵を見たいがために行くと失敗します。
ちょっとしたラフなども見ることができますが、
その多くは水の性質について描かれたものであって、
なんら面白味もありません。
文字も読めないうえに、ダ・ヴィンチ独特の鏡面文字(左右反転文字)で
書かれているため、正直、マニア向けです。
「レスター手稿」と呼ばれるそのノートは、レオナルド・ダ・ヴィンチ晩年の手稿で、
レスター卿という方が所有していたから名付けられたようです(たぶん)。
今の所有者はビル・ゲイツだそうですが(笑
ということは、結構値の張るものなのかな~と、無粋なことを考えてみたり。
開場内は3つのブロックに分かれていました。
1つ目は水力学メインです。
波紋ができる様を実際に見られたり…って、
そんなの生活の中で見られるっつーの!
それをその時代に研究していたのはスゴイのかもしませんが、
そうじゃなくて、それをわざわざ展示するのもどうかということ。
展覧会のターゲットは小学生ですか?
2つ目はノートの展示メイン。
これまた暗く寒い部屋で、いくつもの展示台が等間隔に並べられていました。
その縦型の台には、ガラス張りにノート見開き2ページ分ずつが展示されています。
下からライトが当たっているので、暗い部屋でもなんとか見ることができるのですが、
ゆっくりした間隔でライトが消えます。
なにこれ?
人が近づくとライトが点灯すると思いきや、見ている途中で消えます。
わけわからんす。
ノートが光の熱に弱いのだからと思いましたが、
こんな暗い部屋でライト消えたら何も見えませんって。
3つ目は壁にかけられた年表。
そして8台のPCが置いてありました。
PCでは、さっき見たノートなど色々と閲覧することができます。
むしろこれだけでいいじゃん!
これをネットで見せたら?
そんな気持ちでいっぱいです。
出口には、買えと言わんばかりのダ・ヴィンチグッズ!
人体解剖図のポストカードとかいらないから!
もらっても困るから!(笑
主催側には悪いけど、これ1500円の価値ないよ。
少なくとも自分はそう思いました。
帰りはエレベータのあるところまで、何階分かエスカレータで降りることに。
途中、六本木ヒルズクッキーとか売ってる店があったり。
いや、それも買わないから!
これが六本木ヒルズなのか。
※展示内容が自分が思っていたものと大きく違ったために
批判的意見になってます。ダ・ヴィンチ批判ではありません。
だってダ・ヴィンチ好きだから行ったんだもの。
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