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「E3 2006」情報 俺的メモ(1) 「PS3について」 [◆ゲーム]


米国で5月10日~5月12日まで開催されていたゲームの祭典「E3 2006」。

毎年、世界最大のインタラクティブ・エンターテインメント総合見本市という
ことで、お祭り騒ぎになるわけです。

今年はSONY(SCEI)の「PS3」、任天堂の「Wii」という次世代機の
詳細公開もあってか、大いに盛り上がりを見せたようです。

体験談ができたらよかったのですが、さすがにロスまで行くことができないため
情報をかき集めつつ、新しいハードとそれを彩るソフトに
一喜一憂するのが凡人の楽しみ方。

実際に発売が近づくとまた違うでしょうが、ここで今の気持ちを含めて
「E3 2006」の情報をまとめつつ、個人的感想をメモっておこうと思います。

ちなみに、E3情報すべてを網羅しているわけではありません。
あくまでも自分が気になった部分のみ抜粋していきます。
今回はその第一弾。



■「PS3」11月11日発売、62,790円。



59,800円で、税込みになると62,790円。
HDD(20GB)内臓ということで、従来のPSとは価格が格段に上がっています。

第一印象は「高っけぇ~!」。
ただ、これまでの情報の中で、高くなりそうなコメントもあったため、
驚きはあまりない。買うかどうかは別として。

60GB内臓も発売されるらしいが、オープンプライスとのこと。
本体カラーはブラック。コントローラも従来のものと外観的には
あまり変わらず。

以前発表されていたシルバーでは、日本の家庭では浮いてしまうからなのか。
コントローラも、初めてお披露目されたときはもっと手に持つ部分が
長かったが、あまり印象は良くなかったので現状の完成された形で
行くのかもしれない。




・値段に見合うゲームができるか?

正直、ここがポイント。
ハードがいくらスゴイとはいえ、面白いソフトが出なければ
ユーザーは食いつかない。

ソフトも何本か発表されていて、個人的には食いつくタイトルもあるけれど、
やはりハードの値段がネック。

HDDを付けたということはネットゲームを見込んでのことだと思うので、
ネットゲーユーザーの自分としては楽しみでもある。

PS2では「FFXI」がコンシューマのネットゲームとしては有名で、
そこから初めてMMO(多人数型ネットゲームの意)をプレイした人も多く、
4年経つ現在もサービスが続くほどの盛況ぶり
(海外ユーザーが多くなったので、
日本人がどれだけ増えているかはわからないが)。

HDDを必要としなくても、「モンスターハンター」や「バイオハザード」等の
ネットゲームもできるが、これらはMO(少人数型)なので、
MMO(多人数型)の普及を考えての導入だと思える。

またネットゲームではなくても、大容量ソフトの読み込み待ちを軽減する
ために、HDDにソフトを丸ごとインストールするという方法も考えられる
(PS2では「FFX」などでそうしたことができた)。

PS2の場合、HDDは別売で、値段が18,000円(初期)。
PS2本体の初期価格が39,800円だったので、合わせて57,800円。
税込みで60,690円となるので、PS3の初期価格としては
妥当なところだと感じている。


しかしながらPS3でどれだけ素晴らしいゲームができるのか?

開発側からすれば、美しいグラフィックのゲームを作ろうとすればするほど、
人も時間も膨大となる。
それをリアルに表現するために細かなプログラムを組めば組むほど……。
要するにスゴイゲームはそれだけ開発費が莫大となる。
ここが開発側としてのネックとなるのです。

それだけのお金をかけてゲームが作れるのは大企業だけ。
だからこそゲーム会社の統合が、昨今激しく行なわれたわけです。
ウワサによれば、一度ある程度出来上がったPS3のゲームを見て
SONY(SCEI)から「もっと綺麗に表現できる」とダメ出しを食らって
グラフィック面を作りなおしたタイトルもあるとか。

綺麗と面白いは別。
PS3の機能を存分に使った面白いゲームを作るにはどれだけの工数と
金がかかるかを考えると、「PS3でゲームを作ろうか」などと
軽くは言えないだろう。

大手から綺麗なゲームは出る。
しかしチャレンジ的な面白いゲームが新手メーカーから出ることは難しい。

また大手といってもプロジェクトをたくさんかかえられるとも思えないため、
ソフトがコンスタントに発売されるかどうかも考えものである。

個人的には購入はしばらく静観というところだろうか。




■「FINAL FANTASY XIII」

PS3のソフトで一番注目されたのは「FF」シリーズの最新作。
「FF」はとにかくビジュアルがスゴイ。むしろそこがウリ。

言葉で語るよりも映像を見てもらったほうが早いので、
公式サイトで配信されている動画を見てください。

ボーイッシュというか、カッコイイ女性キャラ。
まだこれが主人公かどうかはわかりませんが、
ストイックな感じのキャラはウケそうです。

男か女かわからない中性的なキャラって、
一般の方にはこれからもっとウケるでしょうね。
相変わらずここの開発はミニが好きのようですが(笑


動画を見る限り、ムービーシーンと戦闘シーンの差が
ほとんどないのが良く分かります。
PS2でもムービーシーンに近い、操作可能シーンが表現できるスクエニですが、
これだけ高画質でキャラクターを動かせるというのは、とんでもないことです。
これがPS3の力でもあり、スクエニのクオリティの高さだと言えます。

ネット対応かどうかはわかりませんが、とりあえずPS3の第一段目ということで
オフラインでいくのかもしれません。
ウワサではネットも対応するのでは? と囁かれていますが、
真偽はわかりません。


・「FF13」は3タイトル

今回目を引いたのは、「FF13」は1つではないという点。

「FINAL FANTASY XIII」
「FINAL FANTASY Versus XIII」
「FINAL FANTASY Agito XIII for Mobile phone」
の3作品。


「FINAL FANTASY XIII」は従来のように純正作品。


「Versus XIII」はその裏というか、リンクするような作品になる感じです。


元々「FF XIII」はPS2で開発していたということで、
本来は「Versus XIII」がPS3として開発していたのかもしれません。
どちらにせよ、PS3の機能を限界まで使い切ると公言するだけのものが
出来上がることでしょう。

同時開発なため開発スタッフも異なり、従来のスクエアファンにとっては、
担当者を比べてどっちの作品がいいかという論争にも発展しそうです。

「Agito XIII」は「for Mobile」と付いていることからわかるように、
携帯電話向けです。
「FF XIII」という冠が付いているので、PS3版のタイトルとリンクする
作品となります。
「新しいタイプのオンラインゲーム」と公言しているところから、
これも注目せざるを得ないところでしょう。

この頃には第4世代(またはそれに近しいもの)の携帯電話も
出てくるでしょうから、色々と夢は広がります。



■「モンスターハンター3 (仮称)」



確実にオンライン対応とわかるタイトルです。
「1」、「2」とプレイしてきて面白いことは保障付き。

「2」でもかなりリアルにモンスターを見せてくれましたが、
PS3の表現力でどれだけ恐ろしいことになるか、期待が高まる一本です。

飛竜のウロコまで鮮明に描かれるとか、フルフルのぶよぶよ感とか、
怒ったモンスターのヨダレとか……
考えただけでも気持ち悪い感が増幅します(いい意味で)。

オンライン部分では、街の中は8人ではなくもっと多くしてくるような気がします。
討伐に関しては4人というスタイルは根本的仕様なので崩さないでしょう。

ただ、多人数で討伐できる期間限定クエストが配信されるというのはアリです。
それ専用の街が用意されていて、配信時だけ入室できる感じで。

とにかく基本部分は完成されているので、あまり大きな仕様変更は
してほしくないところです。

モンスターが増えるのは歓迎。
さらに武器の種類を増やすとか、
「2」で増えた新武器の派生をもっと多くしてもらえたら良いですね。



次回は「Wii」について語ります。

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コメント 4

ガッツ

こんばんは。
PS3は、ゲーム好きとしては気になるところですね。
値段は\62,790とのことですが、以前雑誌では「この性能では元を取るには\80,000以上はかかってしまう」という事が載っていたので、気になっていたところですね。
予想よりは安く設定されているのですが、やはり高い。
HDD搭載や映像の鮮明度などを考えると、かなり落としているのではないかと思うのですが、子どものおこづかいで買えるレベルではないですね。
オンライン環境を強く意識しているところからすると、やはり狙いは子どもよりも、ゲーム好きな大人なのでしょうね。

発表されたタイトルを見ると、やはりまずは「鉄板のソフト」といったところでしょうか。FF13は「もうでるのか!?」といった印象でしたが。
ですが、3タイトルでの展開という今までとは違った展開が、新機種でのチャレンジといったところでしょうか。
携帯電話での展開は、最近のパケット代の定額制などが導入されたので、かなりバイト数の多いものでも安心してプレイできますから、いい方法だと思います。携帯の普及率を考えても十分ユーザーを確保できるんじゃないでしょうか。
う~んモンハンも次のタイトルがコールされてるのか・・・。
2の時点ですでにかなりのグラフィックに驚かされましたが、PS3での展開でさらにモンスターの生物感や、フィールドがリアルになりそうですね。
部位破壊なんかもすごそう。傷だらけのフルフルとか切断された飛龍の尻尾の断面とか、気持ち悪そう。(笑
参加人数の拡大はありですね。ラオシャンロンや、シェンガオレンなんかの巨大モンスターを相手にするクエストなんかに使えそうですね。
装備にもよりますが、今のラオやシェンは4人だと結構余裕を持って戦えますからね。かく言う私も30試験のシェンは2人で倒せましたし。
とはいえ、ゲームシステムは確立されているので、発売されれば特に混乱もなく楽しめそうですね。
新武器にグローブ(鉄甲)とかあったらいいな~と思ったり。

どんなものになるか楽しみではありますが、私個人としては買うかどうかは今一歩といった感じでしょうか。
どうも「グラフィックの良さが先行してしまわないか」という心配があるんですよね。グラフィックが良かろうが悪かろうが、おもしろいソフトはいつまでもおもしろいわけですし、またそこまでグラフィックにこだわるような人はむしろ少数派ではないかと思うんですが。
ファミコンやスーパーファミコンのマリオは今やっても、とてもおもしろいですし、私がひいきにしているWAシリーズの2(PS)はグラフィックこそ、今のFFとはほど遠いですがストーリーは非常に惹かれるものがありました。
きれいな絵が良い作品とは限らないですから、制作側の方には是非その辺のところを忘れないでほしいですね。「そんなことはわかってる!!」と怒られそうですけどね。(^^;;
またまた長くなりました。すみません。。。orz
by ガッツ (2006-05-15 23:04) 

カルディア

ガッツさん>
こんばんは~(・∀・)ゞ
その性能でこの値段、という意味では確かに安いです。
PS2が発売されたときも、その高性能なCPUを目当てに某国が軍事用のために
たくさん購入していったというウワサも出るほどで、やはりSONYの技術力は
飛びぬけています。よくこの値段で抑えたという意味ではアッパレです。
ただ、ユーザーは「ゲーム機」としてしか見ておらず、ゲーム機にこの値段はちょっと辛いというのが本音というところでしょうか。
また、PS、PS2時代で「待てば値が下がる」という印象を根付けてしまったために、しばらく手を出さない方も多いと感じています。さらにSONY製品の初期型は(以下略

>新武器にグローブ
いわゆるRPGでいうモンク系ですね。
己の肉体のみで、というのが漢心をそそります(笑)
モンハンは、まず確実にモンスターがリアルになるのは想定できます。
ウロコ1つ1つが息づくように動いていたら……うわ~、キモ怖い~w

>グラフィックにこだわるような人はむしろ少数派
スポーツやレースといったリアルのものをゲーム化したものは、よりグラフィックにこだわっていくのはアリだと感じています。ただ、RPGなどの創作系でそれは意味があるのかといえば、無しです。
自分としてはグラフィックよりも斬新さやオモシロさですが、そのグラフィックへのこだわりが、ゲーム以外のところへの進出も考えられるので、なんとも意見を言うには難しいところです。
現時点では、キレイな画像=開発の技術力 という形で、各社が己のすごさを競っているだけに過ぎないと感じています。
ますますお金ありきの業界になってしまい、ゲーム会社は淘汰されていき、新ジャンルというのは生まれ難くなるんじゃないかと懸念しています。
by カルディア (2006-05-16 02:13) 

ガッツ

こんにちは~。

>ゲーム機にこの値段はちょっと辛いというのが本音というところでしょうか。
そうなんですよね~。
魅力的ではあるんですが、やはりゲーム機としては高いかな~と。
PS2も発売当初は\40000ぐらいで「高~い!」と思ってましたけど、\60000はやっぱりきついな~。

>己の肉体のみで、というのが漢心をそそります(笑)
ですよね!!(笑
やっぱり漢は拳でしょでしょ?(笑
この妄想だけでご飯3杯はいけますよ(爆
鉱石系のもので「無敵鉄甲」とか、電気袋を使って「雷切」とか「ジェットマグナム」とか、ゴム質の皮で「イッポグローブ」とか・・・・。
って全部ネタかよ!!(爆

>スポーツやレースといったリアルのものをゲーム化したもの
ああ、そうか!スポーツ系ゲームを忘れてました。(^^;;
劇空間プロ野球とかすごいですもんね。
スポーツ系はたしかに動きのリアルさがあった方が楽しめそうです。
ロナウジーニョ選手の神プレイを自分で再現できるとしたら、おもしろいですからね~。

今日発売のファミ通を読んできましたが、FF13のグラフィックは相当すごいですね!ほんとにイベントムービーレベルで戦闘とかが出来るみたいで。
ただストーリーなどがいっさい謎なので、判断しかねるところではありますが。
しかしグラフィックがすごい事になると、制作費もすごいことになるのでやはり「グラフィックの水準をあげてゲームを作れ」と言われると、なかなか挑戦的なゲームは作りにくそうです。
by ガッツ (2006-05-19 12:07) 

カルディア

ガッツさん>
こんばんは~(・∀・)

>って全部ネタかよ!!(爆
新武器を考えると、色々と想像が広がりますね。
「イッポグローブ」でリバー→ガゼル→デンプシー!

>なかなか挑戦的なゲームは作りにくそうです。
そこがゲーム業界の課題になりそうです。
そのため、高性能高画質ゲームと携帯ゲーム機という二極化になりそうだという意見もあります。自分自身、時間があればPS2、ちょっと遊びたいときはDSと、すでに二極化が始まっています(笑
これまでのゲーマーはこれまでどおりでしょうね。
ただ、ゲーム以外の趣味にも時間が必要なので、もしかしたら大作ゲームという部類は消えてしまうかもなと思ってみたり。
PS3、果たしてどれだけの売り上げを見せるのか、楽しみなところです。
by カルディア (2006-05-22 00:56) 

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