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時をかける少女 感想(ネタバレ無し) [【アニメ】劇場版レビュー]




面白い!!!

第一声はこのひと言しかありません。


まず、監督が「ワンピース オマツリ男爵と秘密の島」を手がけた方だけあって、
アニメとしてその動きにとても期待していました。

もうね、細かすぎw
キャラクターに躍動感があるうえに描写が細かい。ナニコレw

そしてキャラデザが「エヴァ」の貞本義行とくれば、
これは興味が注がれるってもの。


というわけで、極力ネタバレ無しに感想を書きます!




舞台は現代、主人公が女子高生。
序盤はその日常が描かれるのですが、学生時代を思い出させてくれる
気持ちのいい場面が映し出されます。

友だちとのやりとり、ちょっとした恋愛模様、
教室とか先生とか諸々観ていて懐かしさに包まれます。
それらの描写がいいんですね。

これまた風景とか綺麗なんです。
それでいてよく動くキャラ、
スピード感あり笑いありで、とにかく最後まで飽きさせない展開でした。




主人公の紺野真琴はとってもサッパリした性格というか、
恋愛をまだ気にしていないお年頃。
なのでとても元気良く、そして屈託無く男友達と遊ぶような子。

「他人の恋には前向きで 自分の恋には後ろ向き」
そんな時期がみなさんにはありませんでしたか?
この言葉どおり、甘さと苦さが入り混じった学生時代の物語です。

ふとしたことからタイムリープ(時間移動)の能力を得るわけですが、
能力を確信してからの真琴の様子がまた楽しい!
かなりライト感覚で使ってしまうところが、ある意味、大物です。




中盤はタイムリープする真琴の様子を見ているだけで楽しめましたが、
このときふと、”結局はどうやってラストを迎えるんだろうか?”と、
何気に心配になりました。
おそらくオーソドックスにまとめてくるんだろうな~と。

が、その考えは浅はかだったことに気付きます。

後半は予測もできない展開が待ち受けていました。

これがまたステキな話だったりする!

ええ!? マジっすか~~!!! って心の中で叫ぶばかりです。
映画館でなければ、「はぁ!?」と声を出していたに違いない。
ラストに向けて、もう目が離せない状態の連続。
口が開いたままでした。




ちなみに「時をかける少女」の原作は知りません。
幼少のころに実写映画が上映されていたということだけは覚えています。
しかしそれすら見ていません。
よって、自分にとってはタイトルだけ知っていたという状態。

昔から耳にしていた作品なだけに、
どうしてもタイトルから古さを感じてしまっていましたが、
それは偏見だったと思い知らされました。

このアニメ版は、おそらくこれまでのものとは大きく違うと思います。
かなりストーリーに手を加えているだろうことが、
元を観ていない自分にもわかるくらい、とても現代風にアレンジされていました。

映画を観る前に、オフィシャルサイトの予告だけは見ていましたが、
そのほかのコンテンツはあえて見ませんでした。
映画を見終わった後にサイト内をみて分かったのですが、
やはり大きくアレンジが加わっていたようです。




キャラクターの性格やシナリオも今の人たちにすんなり受け入れられます。
だからこそ、普段アニメを観ない方も楽しめること請け合いです。
むしろそうした方にも勧められるアニメだと胸を張って言えます。




アニメとしての完成度の高さ、創作物としての出来の素晴らしさ。
総合的に、これを観ないと損をすると感じるぐらい。

自分がもし小中学生ぐらいの時期に観ていたら、
ずっと胸に刻まれるぐらいのインパクトある作品だろうなと思いました。
いやはや観て良かった。




ほんと、最後はヤバい。危うく涙するところでした。
一部の女性客に泣いている方もいました。
主人公が女の子だけに、共感する部分が大きいかったのだと思います。
もちろん男性も十分楽しめます。

これ、DVD買ってもいいかも。いや、欲しいね。
誰かに観にいこうと言われたら、もう一度観に行ってもいい。


やってくれる。

マジやられました!


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