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今クール個人的No.1アニメ「まなびストレート」 [◆アニメ]



まっすぐゴー!

いや~、ハマりました。
今クールのアニメで、個人的にNo.1だったと言っても過言ではありません。

パっと見、キャラがぽっちゃりしていて、
ロリっぽくて敬遠されてしまいそうな作品ですが、
見た目に騙されちゃイカン。

たしかにそういう部分もウリとしてあるでしょうが、肝はそこじゃない。
シナリオ、そしてテンポの素晴らしさが賞賛に値するデキだったと感じます。

というわけで、個人的にツボだったところをピックアップしていきます。
ところどころで感想なども。

長文です。かなりの長文になっとります(笑
なので気になった部分だけ読んでもらえれば、それでいいです。(;´д`)ゞ



■第1話 学美星人、あらわる。



西暦2035年の近未来という設定にまず魅かれました。
生徒手帳が電話にもテレビにもなる、ほぼPC並みのクオリティ。
随所に近未来っぽい演出が、キラキラわくわくって感じ。

まず、絵が綺麗だな~という印象。
声優陣では、学美(まなび)役の堀江由衣、芽生(めい)役の平野綾の起用が
個人的にポイント高し。





■第2話 まっすぐでゴー



「まっすぐゴー!」と拳を突き出すポーズがトレードマークなまなび。




「言っとくけど、本当に手伝いに行ったわけじゃないんだからね!」
ツンデレキャラの芽生がいい味出してきた!



この回は生徒会室のリフォーム話。
最初は4人だけで作業ですが、
まなびの言葉で、それまで無関心だった人たちが集まってくる。

こういう展開、好きです。
友だちとまでは言わない間柄でも、善意で皆が一丸となる。
見る人によっては”出来過ぎた、漫画ではよくある展開だな”と思うでしょうが、
そこはストレートに見てもらいたいところだと思う。





■第3話 月曜日じゃ遅すぎる



生徒会が企画した、学園対抗ドッヂボール大会。





「言っとくけどね、私は何でもホイホイ手伝うようなお人よしじゃ…」
芽生ちゃん、キタキタw
もちろん手伝ってしまうわけですよ。




姉妹校の愛光学園に全員で視察。
生徒会長、角沢さん(たかちゃん)にホケ~となるみかん。
「恋ですな」


正直、3話までは
”良さそうな匂いはするが、HDDレコに残しておくほどではないかな”
というレベルでした。
ここまではノーマルな展開といえば、ノーマル。





■第4話 プロモでゴー



けれど、ここで転機がやってきました。
第4話が素晴らしかった!


小学校時代から優等生ぶりを発揮していた芽生。
”まじめでしっかりしているから”という理由で
半ば強制的に学級委員長に指名される。
”もしかして頼りにされてる?”
子供心に皆の期待に応えるように頑張る芽生。

けれどもそれは、単なる”面倒を押し付けられた”だけにすぎなかったのです。
頼りになる=面倒ごとはコイツにやらせてしまえ
そんな図式が出来上がってしまい、トラウマとなってしまっていた。

おそらく、”他人を信じられない”彼女の気構えが
今の”人を寄せ付けない雰囲気”を創り出してしまったのだろうと思う。




ふとした会話からトラウマのトリガーを引いてしまう、まなびたち。
そこから始まる芽生の心の葛藤と、まなびの優しさが語られる、ステキな回でした。

「そして、いつか聞けたらいいな。探していたものは見つかった? って」



「イメージクラスターに再ログイン!」
分かっていた展開ながらも、やはり単純に心に響くシーン。




最後に全員でポーズを取るところなんか、たまらなく震えましたよ。

「え? 作ったの小人さんじゃないの?」
ペシっ!
みかんの「ぁいてっ!」という声が可愛かったw





■第5話 ふたりっきりの、夜



みかんと芽生の2人っきりの生徒会室。
どうも互いに歩み寄れない。

みかんは、その屈託のない笑顔で人を寄せ付ける明るい子。
芽生は人見知りが強く、素直になれない面を持っている。
ある意味対照的な2人。

互いにどうしたら近づけるのかを悩むわけですが、
そこに芽生からの手紙が…。

こんな展開にしてくるとは……芽生が良過ぎですw
これでは”芽生萌え”にならざるを得ないじゃないか!(既になってる)

学園祭のテーマをメイと2人で考えることを提案したみかん。
「頑張ろうね、メイちゃん♪」
「……うん」
恥ずかしながら消え入りそうな声で言う芽生の「うん」がヤヴァいw

協力と意見のぶつけ合いを繰り返しながらも、2人の仲がどんどんと近づく。



最後の夜空を見上げるシーンで、ハッと驚く芽生。
何に驚いたのかは不明ですが、
みかんと仲良くなったことで、色々と物の見え方が変わってきたんだろうなと思う。





■第6話 シナモンシュガーレイズド・ハピネス



芽生が作った学園祭用のWebサイト。
アバターもあるわで、個人で作れるレベルじゃねーぞ。すげー才能。
夏も間近ってことで、スカートをパタパタ…。

この回はむっちーとみかんの出会いの話。





■第7話 なつのおしまい(ばいばい)



夏休みに何も進行していなかったため、生徒会室の空気が重い…
「だーーー! 余裕とか言ったの誰!?」
「自分自分」
きっ!


このテンポ、好きですw


「起きなさい! 寝たら死ぬわよ!」
メイが暴走中。
「なんでニシンは魚辺に非ずなんだ……
みんなニシンをバカにしている(ぼそぼそ」
まなびも何かおかしいし!



「風水的にもアルファー波がムカツク~」
…相当キテます。
このあたりの壊れ気味な雰囲気と、変な動きとかが好きだw



みんなの姿を見て、思わず泣いてしまうみかん。
やたらと気合いの入った泣き顔!



「え~…順番に仮眠を取ることを…えー…提案しま…す」
改めて言うのも何ですが、堀江由衣は上手すぎ!
壊れた感じがgood!




愛光学園の生徒会長(たかちゃん)が陣中見舞い。
メイは警戒気味に「偵察ですか?」と突っ付くけれど、
ウェブのことをほめられ、頬を赤らめる。
「脈ありですな」
みんなもだいぶ芽生が分かってきた感じ。





■第8話 たたかえ聖桜生徒会!

聖桜学園が愛光学園に経営統合されることになり、学園祭は中止ということに。
学園祭中止に、当然ながら反対のまなびたち。

密かに生徒会室で演説するわけですが、
まなびに影響されてか、みかんちゃんまでもが



「うおぉぉぉ! ぶっこわしだぁぁぁ!」
驚きと面白さで吹き出した1シーン。
みかんちゃんって、時折ヒートアップするよねw

「イッキ、イッキ!」
うおー! うおー!
スパーン!

芽生が、良いツッコミ役に育ちました。



こちらでもスパーン!
畳み掛けて見せられたので、思わず吹き出してしまった。
それにしても、まなびの回転具合も相当卓越しているなぁ。




まなびの兄の恋人が自宅訪問。
なんと8歳も年上の……いや、問題はそこではなく、
愛光学園の理事長だったことが発覚。
時、止まる。
「今日からここん家の子にしてください」
「…………は?」
家出同然にみかんの家へ。

学園祭中止に至った元凶でもある愛光学園の理事長が、兄の恋人。
「全然ロマンチックじゃありません」
棒読みセリフから、まなびの怒りを感じ取れるシーン。




いざ、愛光学園の理事長と一騎打ち。
…のはずだけれど、甘ったるい声で兄、武文のことを語り出す始末。
「食べちゃいたいっす」
「こんの~~! 食べるとかおかしいんじゃないの~!」
理事長のキャラもなんだか楽しい。
リアルで見たら嫌だろうけど…(;´д`)ゞ




理事長とたかちゃんとの対峙。
重い空気と思いきや…
「……ツッコんでいいのかしら」
真面目で俗っぽい部分には免疫が無さそうなたかちゃんですが、
ツッコミとか考えられる人なんだ! って思った一幕。




本日3度目のスパーン!
この回は、ギャグ満載であったのもポイントですが、
なによりそのテンポが素晴らしかった!





■第9話 わたしたちのうた

学園祭を開催するためには、学生達による70%の署名が条件。
ということで奮闘する回。
「親会員から子会員に上納金が…」
「それって犯罪なのでは…?」
「…………ちっ」



芽生ちゃんの黒い案にガクブルな2人w


学生のみんなは新しい制服などに目を輝かせ、合併には概ね賛成の模様。
これでは学園祭の署名など集まるはずもなく……



生徒会室でしょんぼり1人で食事をするみかんちゃんが可愛らしい(*´Д`*)
新たな校歌「FLY TO FUTURE」が流れるわけだが……
校歌として斬新すぎるだろ、これw



これがウワサの富士山…もとい、「ひだまりスケッチ」乱入ですか。


これまで大して活躍を見せなかったももちゃんが、電波ジャック!
彼女がこれまで撮り溜めていた生徒会の映像が流れる。
「私たち、ここにいていいのかな!?」
一時は署名運動に諦めを見せていた4人が、再びやる気を見せるという結果に。

なるほど、ここでももが撮影をしていた伏線が活かされたわけか。





■第10話 集う仲間たち



壊れた生徒会室を復旧する間、今では使われていないボロボロになった僚を
一時的に生徒会室にするというお話。

掃除はいつものメンバーだけで……
と思っていたところに、どんどんと生徒が集まり始める。
廃墟となった僚の修復を、みんなが手伝ってくれるわけです。

第2話でも見せてくれた展開ですが、こういうのを織り込んでくるところが
見ていて気持ちいいな~と思う。

言葉で”無償の善意”なんて語ると安っぽい。
むしろ命令されているようで返って嫌なものだと思う。
それをこうして物語で示してくれるところに、
制作側からのメッセージがあると思いました。


「あ、あの……良かったら、一緒に壁塗らない?」
対人が苦手な芽生ちゃんが、心を開いた一幕も!





■第11話 わたしにもみえるよ

生徒が一丸となった前回。それにより70%以上の署名が集まり、
学園祭が開催できることに。
嬉しいよね、やっぱ。
みかんの「帰りたくない」の一言に、みなで学園内をはしゃぎ回る。



「たけふみく~~ん」
ドガッ!
理事長のヒップアタック。

今回の一件でまなびと対立する関係になるどころか、
こういうことが出来るのって
逆に親近感の沸いた仲になったんだな~と感じた。
「帰れ」
また棒読み。怖い怖いw





ライブ。
この瞬間、「ハルヒ」のライブの回を思い浮かべた。
こういう絵柄なのでリアルさが伝わりづらいですが、
気合い入ったアニメーションだと感じましたね。
てか、絶対意識してるよね、この作りは。



まなびが生徒会長として、〆の一曲を歌うことに。
堀江由衣の単独ライブですか?w

聖桜学園校歌、フルコーラス!





■最終話 桜色の未来たち 



卒業式。…って、まなびたちのですか!
3年生になったまなびたちの卒業式。
てか、変ってねぇぇ…(´д`)<成長してないぞw




「あ……あれ? おかしいな、泣くつもり……ないんだけどな」
よくあるセリフだけど、みかんちゃんに泣かれるとグっときてしまうな。




そしてみかんちゃんはアメリカへ……。
エンディングではまなびの兄が教師に。
芽生は大学でたかちゃんと一緒。
まなびはフリーター。
てな感じで、それぞれのその後が語られて終わり……か?


一年五ヵ月後

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!
この展開好き。




帰国したみかんを皆でお出迎え~♪
一晩で消えるスプレーを使って、学校中を……

まさかオープニングの映像が、
そういう仕掛けだったとは!!


まなびたちが奮闘する本編、その3~4年先の映像だったわけか。
これは軽く衝撃でした。





という感じで、個人的には”繰り返して見たくなる作品”という
位置づけの「まなびストレート」。
良かったです!

ストレートな展開が多かったものの、それが逆に新鮮で単純に感動できました。
年なのかな、俺…w

簡単に言えば、「まなびという元気な転校生が生徒会長になって、
学園祭を開催するまでのお話」です。
恋愛面は語られないものの、友情面が大きく語られた作品でした。
見るたびに元気になれる作品でしたね。

癒し系もいいですが、”元気にさせてくれる系”を求めていることに
気付かせてもらったかも。

キラキラわくわくをありがとう!ヾ(*´Д`*)ノ


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コメント 4

hoso

こんばんわ~
3話目から原作とは違う話や展開になってきて最後まで楽しました。
作画も良好、12話に無理なく収めた構成、シナリオも満足です。
ほちゃスキーじゃありませんがほちゃさんの演技も(爆)

>ロリっぽくて敬遠されてしまいそうな作品ですが、
1話目でいきなりスク水でしたしね~w

>これでは”芽生萌え”にならざるを得ないじゃないか!
芽生のツンデレっぷり(ていうか平野綾さんの演技)が良い味出してましたね。
萌えるのも無理無いかと。

>理事長のキャラもなんだか楽しい。
嫌な大人キャラかと思ったら、違いましたね。
まさかヒップアタックをするような人だったとはw

>聖桜学園校歌、フルコーラス!
これを聴いて聖桜学園校歌バンドのCDを速攻注文してしまいましたよ(爆)

全員で拳を突き出すポーズ、私も好きです。
このポーズは印象に残ります。

原作の方はまだ連載続きそうですが、どうまとめるんだろう…(^^;
by hoso (2007-03-31 03:49) 

カルディア

hosoさん>
こんばんは~(・∀・)ノ niceありがとうございます!
自分は原作と違う展開ということを途中で知りました。
聞いた限りではアニメのほうが数段良いみたいですね。
経験のある声優陣がそれを支えた感じ。

>芽生のツンデレっぷり
平野綾というポイントも大きいですが、芽生はいいキャラでしたね~。

>嫌な大人キャラかと思ったら
最初は嫌なキャラになるかな~と思いました。
和気アイアイとした明るい展開を崩さないキャラ設定が良かったです。

>速攻注文してしまいましたよ
hosoさんならそう来るかと思っていましたよw

原作も機会があったら読んで見たいですね~。
by カルディア (2007-04-01 02:49) 

HINAKA

初めまして、HINAKAと申します。

カルディア様

何となくあちこちで、お名前はお見かけするのですが、正式にカルディア様の書き込みに対して、コメントするのはこれが初めてだと思います。
自分と同じように、「まなびストレート」を、文字通りストレートに感動しながら、実はその裏にあるかなり深いものを感じられた方が、他にもいたッ!という喜びで、思わずコメントと、図々しくも、自分が書き込んだ「まなび」記事の、トラック・バックをさせていただきました。

「まなびストレート」は、まさにそのキャッチ・フレーズ「真っ直ぐゴー!」に、見事に代弁されていると思います。
単純で、明快で、テンポのいい構成に乗せられて、ともすれば、ありがちな楽しい学園アニメ・ドラマに見えます。でも、その裏には、噛めば噛むほど味の出る、まさに今学園生活とは何かという問い掛け、その意義を問いながら、決して問い逃げではなく、ある方向への答えを出して見せた、希有な学園ドラマだと思います。

最近珍しい、爽快なドラマを、その含蓄のある奥深さも含めて、よくぞ描ききってくれたと、カルディア様と同じようにこの春終了したアニメで、一番ではないかと感動した次第です。
なお、見事なキャプチャー画像とその突っ込みに、文句無しのnice!です。

初めてのクセに、長々と失礼致しました。
こちらの拙文にも、お目を通していただければ幸いです。
それでは、今回はこれで失礼致しますが、これからは度々寄せてもいただこうと思います。
by HINAKA (2007-04-07 03:16) 

カルディア

HINAKAさん>
こんばんは~(^^ はじめまして! niceありがとうございます!

>実はその裏にあるかなり深いものを感じられた方が
おおー! そこを捉えていた方が他にもいたとは!
と、自分もコメント読みながら喜びましたw

>単純で、明快で、テンポのいい構成に乗せられて
明朗に言えば、まさにその3点ですね。
”ありがちな学園アニメ””噛めば噛むほど味の出る”
おっしゃるとおりです。レスの余地がないw(良い意味で

>よくぞ描ききってくれたと
>一番ではないかと感動した次第です。
数日かけて何度も書き直しした長文なため、
そのように言っていただけて書いた甲斐がありました!

>文句無しのnice!です。
こちらが逆にこのコメントにniceを送りたいほどですがw

TBありがとうございます。
こちらこそこれからもよろしくお願いします(・∀・)ゞ
by カルディア (2007-04-07 22:20) 

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