CLANNAD ~AFTER STORY~ 第22話「小さな手のひら」 感想 [◆アニメ]
すべてのカギは汐が握っていたか!
そして奇跡は始まった。
それは諦めつつも心の片隅で願っていた、彼らの幸せな姿だった。
「さようなら……パパ」
異世界が音を発して崩れていく。
あのロボもコナゴナに壊れ、異世界が消える…
なんとなくだが、あのロボは朋也で、女の子は渚なのかと思っていた。
まさか汐だったとは…!
…いや、うん、どういうこと?
「私とキミは同じ世界にいたの」
「私はこちらの世界ではこの世界そのものだったから」
「キミはこれからこの世界での意識を閉じる」
「そして向こうの世界で目覚めるの」
OK、OK。
言ってる意味がわからない。
これはちょっと整理が必要だ。
以下、あくまでも私的な解釈で語ることにする。
この異世界は、生まれる前から汐が過ごしていた世界なのかもしれない。
もしくは朋也と渚が出会った瞬間に誕生した世界なのかもしれない。
この異世界は、現実世界で得た”人の想い”が光の玉になる場所。
そしてそれを使って1度だけ奇跡が生み出せる場所。
しかし奇跡の発動には異世界そのものを引き替えにしなければならなかった。
あのとき、母の死は救えなかった。
それは光の玉が足らなかったからだ。
しかし今は奇跡を生み出せるだけの数が集まっている。
ここぞというタイミングでトリガーを引くことになったのだが…
自分の死を直接回避できないルールでもあったのか、
ならば母親の死を救おう。そこから再スタートだ。
…と、勝手な理由付けをしてみました。
この時点ではこんな解釈しかできない。
「俺と出会わなければ…」
渚の死以降、何度もそんなふうに思ってきた朋也。
異世界が壊れる前から、奇跡のトリガーはすでに引かれていたのかもしれない。
しかしそれが形となって現れるかは、朋也次第だった。
朋也には大きな選択が強いられていた。
渚と出会った瞬間。
あの出会いをどこかで後悔をしている今の朋也に、
再び同じ状況を与えたらどんな答えを出すのか。
ここで出会いを拒否すれば、おそらく奇跡は起こらない。
…見送る。
しかし異世界の崩壊とともに朋也は走り出す。
大声で呼び、そして抱き留める。
最愛の女性を目の前にして、立ち止まってなんていられなかったのだろう。
「これから先何が待っていようとも、私と出会えたこと後悔しないでください」
朋也の抱いていた不安は、この言葉で一気に晴れたんじゃないかと思う。
二度と迷わず、こいつと2人で生きていくことを選ぼう。
そう思ったんじゃないかな。
この瞬間、ある時点でのシナリオが大きく変わることになったんだと思う。
ほんと、もうこの2人には敵わないね。
朋也がどんなに渚のことが好きで好きでたまらなかったかを
こちらは存分に分かっているだけに、
この渚との再会シーンだけでとても嬉しかったよ。
シナリオが大きく変わった場所、それはあの最悪の日だった。
心なしか、渚に生を感じる空気が漂う。
「どうかしましたか? 朋也くん」
生きてるーーー!Σ(`□´/)/
おいおい、始まるのか? ここから新たなスタートなのか!?
汐が生まれた後、何度”渚がいれば”と思ったことか。
それが今、奇跡となって形になる。
渚と朋也と汐が、3人家族が1つとなって歩んでいく。
何度2人のそばに渚がいる姿を願ったことか。
これは嬉しすぎる!
いや、別に泣いてなんかいないよ。すごく嬉しい光景なんだよ!(T△T)
見慣れた幼稚園の制服をまとい、家族3人で旅行へ出掛ける。
あのお花畑に到着し…
…って、なにーーーー!!!!
この回で一番度肝を抜かれたのはここ。
あれも汐だったのかー!
まさか一期OPの始まりのシーンが、二期の最終回で明らかになるとは!
やべぇ、鳥肌立った…(*´Д`*)
エンディングの汐といい、一期の頃から仕込まれていたとは。
最後の風子の話はちょっと長かったけれど、もしやこれも一期OPの!?
ってことは、眠る少女を遠くから見つめていたのは風子だったのか!
今ようやく一期OPに仕込まれた絵が理解できるとは…
そして汐が眠るその木は、毎回タイトルで光の玉が置かれていたあの木なんだろうね。
さらにエンディングでは、風子と汐の歩く姿が足されていた。
一期OPのスタートを飾り、二期最終回のエンディングでもシメを飾る汐。
異世界の少女のことも含め、すべて汐がキーを握っていたのかと思うと
やってくれたぜ京アニって思うよ。
タグ:CLANNAD 感想
この作品には、何度、泣かされたことか……。^^;
ハッピーエンドで、良かったですね。
by 「直chan」 (2009-03-14 01:55)
HINAKAです。
カルディア様
取り敢えずは、予想通りのハッピー・エンド?で、目出度し目出度し……なのでしょうネ。
もっとも、ではこれで良いのか?と聞かれれば、個人的な答えは、「NO!」です。その辺の詳細な理由は、拙ブログに書き込んでいますので、トラック・バックさせていただきました。お許しいただければ、幸いです。
個々の回の出来は、申し分がなかっただけに、色々な面で残念だとは思っています。
取り敢えず、基本的にこの最後の展開は、通常の物語としての解釈は、出来ないと思います。恐らく、作り手は確信犯的に、このような終わり方にしたのでは、ないでしょうか?
どこで、それを良しと判断したのかは、疑問ですが……。
という事で、今回は失礼させていただきます。
by HINAKA (2009-03-14 06:54)
更新待ってたよ(゜∀゜)!!
異世界についてはみんな様々な憶測、想像があるみたいですね!
でも大体みんな『こーなんじゃないかなぁ?』っていうのは繋がってるところがありますね。カギは汐だったこと、光の玉の秘密、まぁ答えはみなさんでしっかり考えてくださいってことですかね^^A
にしてもハッピーエンドでハッピッピ(※^ ^※)
よかったよかった♪
まさか渚も生き返るとは思わなかったから最高のエンドじゃないですか!!
私はアニメはこれくらい幸せであったり、ありえないエンドでかまわないと思うんです。だってアニメなんだから。
あのまま汐も死なせて終わるパターン、汐だけ助かって朋也と二人で生きていくパターン、いろいろとあるでしょうがこれくらい卑怯で、ある意味がっかりさせられるくらいのハッピーエンドでいいと思うんです。
悲しませてお涙ちょうだいで視聴者を泣かせて感動させる話より無理やりでもハッピーエンドにした方が喜ぶ人はきっと多いと思うんですよね。
だってアニメなんだもの!!!
アニメの中くらい楽しませてくれないと!!!
というわけでクラナドアフターも無事に視聴できると安心しておりますw
長文失礼しました~♪
by bapio (2009-03-14 09:14)
1期OPが2期最終回とリンクしているのは、ホントすごいですね。
CLANNADは、笑いあり、涙ありの素晴らしい作品でした。
by まこたま (2009-03-14 11:06)
なるほどなるほど、頭の悪い俺にもなんとなく理解できる解釈で助かりますw
製作側の意図と合致してるかどうかはおいておいて、的を得た解釈の1つだと思えます。
「これから先何が待っていようとも、私と出会えたこと後悔しないでください」
ぶわっ(涙腺崩壊w)
実際に私たちの人生にリセットボタンはありません。軌跡のトリガーも存在しませんし幻想世界もパラレルワールドも存在してるかどうかすら分かりません。
ただ、人生においての選択肢は無限に存在してることは確かです。それを生かすも殺すも自分自身であることも。
出来る事ならいつまでも自分らしく、そして家族を、生まれ育った町を大切に生きて行きたいものですね。そんな風に思いました。
by mana (2009-03-14 16:26)
「直chan」さん>
こんばんは~(・∀・)ゞ niceありがとうございます!
2クール終盤は、ほんと泣き尽くしでした。
汐だけだと思っていたら、渚まで…
どんな手法であれ、このハッピーエンドは大変嬉しいです。
by カルディア (2009-03-15 02:11)
HINAKAさん>
こんばんは~(・∀・)ゞ
>個人的な答えは、「NO!」です
HINAKAさんらしいなぁw
ならば自分は「YES!」で記事を書こうかしら。
賛否両論になるだろうなとは思っていましたから。
とりあえずそちらの記事も拝見させていただくことにしますね。
by カルディア (2009-03-15 02:28)
bapioさん>
こんばんは~(・∀・) ゞ niceありがとうございます!
>でも大体みんな『こーなんじゃないかなぁ?』っていうのは
やはりそんな感じで、決定打は無い感じなのか~。
まだ色々な人の感想を見て回っていないので、これから色々な方の憶測を見ながら楽しみたいな~と思っています。
>答えはみなさんでしっかり考えてくださいってことですかね
そのほうが沸き立ちますからねw まさに狙い通り。
でも名作と言われている作品には、最後を濁す形が結構多いと感じます。
>最高のエンドじゃないですか!!
最高っす! もうね、戻ってきてくれてありがとう!って感じw
>アニメの中くらい楽しませてくれないと!!!
おっしゃるとおり。自分もそういう気持ちですね。
ぜひ二期は安心して視聴してくださいw
by カルディア (2009-03-15 02:28)
まこたまさん>
こんばんは~(・∀・) ゞ niceありがとうございます!
一期から仕組まれていたとは、驚かされましたよ。
こういう仕込みは好きです。
しかし後半はだいぶ泣かされたな~w
by カルディア (2009-03-15 02:29)
manaさん>
こんばんは~(・∀・) ゞ niceありがとうございます!
>的を得た解釈の1つだと思えます
いやいや、チープな解釈で大変お恥ずかしい(´Д`;
あくまでも私が自身を納得させる1つの形ということで書き留めておきました。
実際のところはどんな想いで作られたのか、いつかオフィシャルに語ってもらいたいところですね~。
>人生においての選択肢は無限に存在してることは確かです
ここからのくだり、とても綺麗ですね。いい言葉です。
悲しいことに、選択肢はあっても気づけなかったりするんですよね。
また、選択を誤ったことに気付いて落ち込むこともあったり。でもそこからしか到達しないハッピーエンドだってあるかもしれない。
人生の連続した選択肢をくぐり抜けて、今の自分がいるわけですから、自分を否定せずにこれからも生きていけたらなと感じましたよ。
あとね、結婚したくなるわ、これw
by カルディア (2009-03-15 02:29)
piporaさん>
niceありがとうございます(⌒∇⌒)
パールさん>
niceありがとうございます( ̄▽ ̄)
うっちーさん>
niceありがとうございます(・▽・)
赤石 優衣さん>
niceありがとうございます(^▽^)
スペンサーさん>
niceありがとうございます(^▽^)
エルティアさん>
niceありがとうございます(・▽・)
by カルディア (2009-03-15 02:29)